1日1食を2年続けて
2008年8月から始めた1日1食も2年を過ぎた。
始めた最初の頃は、1日1回の食事である夕食も、御飯半合(小さい茶碗に6分程度)と小さなマグカップ1杯程度の大きさの豆腐、漬物、豆が少々といった超少食で、体重は毎週2Kgずつ減り、2ヶ月で20Kg以上痩せたものだ。
一番体重が落ちた頃は、35Kg痩せて59Kgほどになった。現在は、1日1食で、肉、魚を食べず、間食もしないことは変わりないが、夕食は十分に食べるようになり、体重は66Kgで安定してきた(身長は約180Cm)。「十分に夕食を食べる」と言っても、決して満腹するまで食べるのではなく、食後でも、食欲が残るようであることを念のため断わっておく。
健康診断をすれば、以前は病人並の診断結果であったが、現在はオールA判定の超健康体だ。
健康診断の際に、医者が面談指導をしてくれるのだが、私の食生活を話すと、医者は「それは間違いだ」と言いたそうなのだが、結果が良好なので何も言えないその様子がおかしい。医者は、何とか欠点を見出そうと、「しんどくないですか?」「お腹空かないですか?」と尋ねてくる。私の答えは、「非常に空腹だが、大変に元気だ」である。
医者も世間も、空腹というものを悪いものででもあるように思い込んでいるが、空腹を十分に感じることほど良いことはない。空腹なら、それをすぐに解消しなければならないという奇妙な因習が人々を不幸にしているのだ。
最近、悪玉コレステロールが実は身体に悪いものではなく、特に男性では、むしろ、多い方が長命であることや、善玉コレステロールが必ずしも良い作用をしないという研究結果が発表されて話題になっているが、私は元々医学というものはさっぱり信じていないので、何とも思わない。医学の定説が覆るなんて珍しいことではない。しかし、医学の定説は、覆らない間は、後に「とんでもなくひどく、間違っている」とされることが、権威をもって人々に強制されるのである。
医療の強制は恐ろしいものである。
数年前、私はメニエール病の発作で倒れ、私は行きたくなかったが、医療を崇拝する家族の強い要請で病院に行き、点滴治療を受けた。1回行けば十分と思ったが、診断結果を受け取るためにも次の予約を取らされ、再度行くと、「点滴しますか?」と看護師に聞かれたので、即、断わった。しかし、医者が「点滴しよう」と言い、断わり難く、再度点滴を受けた。私は、点滴が気持ち悪くて仕方がないのだ。この私でさえ断われないところに、医療の強制の恐ろしさを感じた。家族は大騒ぎしたが、私は、ここで断固、病院と縁を切った。そして、自然に治ることはないと言われるメニエール病はゆっくりと沈静し、その後、1日1食の生活を続ける頃には、何ら兆候はなくなった。即ち、完治である。
医者に「運動していますか?」と聞かれるのも何か嫌だ。医者や世間の言う「運動」とは、広い場所でやるようなイメージのものばかりだ。
私は、畳1枚あれば出来ることしかしない。
昨年8月から腕立て伏せをやっているが、10回から始め、今月は140回になった。毎月、10回ずつ回数を増やしている。詳しく書くと、
・朝
スワイソウ600回(300回×2)
腹筋運動50回(50回×1)
・夜
スワイソウ400回(400回×1)
腕立て伏せ140回(140回×1)
腹筋運動50回(50回×1)
スクワット50回(50回×1)
となる。
以前は、ウォーキングをやっていたが、休日しかできないことや、歩くのに良い場所はやはりウォーキングをする人が多く、人の多い場所が嫌いなので、やめてしまった。しかし、現在のような運動の方が私には向いている。
私は、腕立て伏せは、誰が発明したのか知らないが、神秘的とも言える最高の運動だと思っている。多くの優れた格闘家にも腕立て伏せの愛好家が多いが、スポーツ医学的には、特に、回数の多い腕立て伏せは合理的と見なされていない。だが、毎日やれば、素晴らしさは分かると思う。
【武道の力】 ある超人的な合気道家が、90歳の時に、腕立て伏せを軽々と150回やったという話が紹介されています。 著者(武道家)は、50歳を過ぎ、70回しか出来なかったが、その合気道家の「70歳までは鍛えれば筋肉がつく」という言葉に刺激されて、2年かけて200回出来るようになったと言います。 |
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Comments
始めまして。
私も一日一食になりましてから、ずいぶんになります。
別に食べなくてもいいのですが、お付き合いもあります
ので・・・
貴方様のおっしゃる事、フムフムとすべて納得いたしております。
同じ日本に存在できて嬉しい限りです。
Posted by: 九州の百姓女 | 2010.09.06 11:02 AM
私も出来るだけ小食をするように心がけています。特に肉は食わないようにしています。でも、朝食を食べないと頭がボーとして朝仕事にならなかったりしませんか?
Posted by: 読者 | 2010.09.06 10:15 PM
★九州の百姓女さん
はじめまして。
お付き合いは、本当に親しい人達となら、私はそこそこ食べますが、単に世間的なものは、私には泣き所です。
何かのきっかけで少食を実践できる人は幸いですね。
★読者さん
>朝食を食べないと頭がボーとして朝仕事にならなかったりしませんか?
いえ、全く。むしろ、頭が冴えると確信しています。
Posted by: Kay | 2010.09.06 10:48 PM
メニエール病が沈静し出したのは少食にしたことが原因では無かったのですね。必ず治るという信念の力ですか?
Posted by: フレイ | 2010.09.07 11:17 PM
★フレイさん
医療に依存しないことで自然な治癒が進み、少食で完全に治りました。
Posted by: Kay | 2010.09.08 06:26 AM
Kayさん、お返事ありがとうございます。
医療に依存しなくても、病を治す為に体に良いことは色々とされていたのですか?
Posted by: フレイ | 2010.09.08 07:10 AM
Kayさんのような生活に憧れております。
不躾ですが、よかったら、教えてください。
そのような生活をされていると、精神的にも安定され、悩みや問題、苦しみなどからも、解放されておられるのでしょうか?
それから、睡眠時間はどのくらい取っておられますか?
Posted by: セルリン | 2010.09.08 09:08 PM
★フレイさん
それは、ものごとをあまりに近視眼的に見た発想と思いますよ。
★セルリンさん
>精神的にも安定され、悩みや問題、苦しみなどからも、解放されておられるのでしょうか?
そんなものがない人間がいると思いますか?
睡眠時間は、4~5時間です。
Posted by: Kay | 2010.09.08 10:54 PM
>超少食で、体重は毎週2Kgずつ減り、2ヶ月で20Kg以上痩せた
これは、すごいですね。小食について深く思索した結果ですね。
Posted by: パンダ | 2010.09.10 10:26 PM
★パンダさん
体重って、簡単に落ちるものです。
思索は全くしませんでした。何にも考えていませんでした。
Posted by: Kay | 2010.09.10 10:59 PM