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2010.08.21

メル友こそ本当の友人である

「住所、氏名、電話番号を明記の上」などという文言が、リズムのように頭に染み付いているのではないだろうか?
そのくらいよく使われる言い回しである。最近は、「携帯の電話番号は不可」という注意書きも憶えてこられたかもしれない。
なぜ、こんな文句がそれほど頻繁に使われるのかと言うと、住所が分かれば、いざとなったら踏み込んで強制的に金を取れるからだし、固定電話の電話番号というのは、住所を特定するのに便利なものだからだ。

しかし、ホームレスには住所や(固定電話の)電話番号は無い。
そして、ホームレスは大学に入れないし、ローンも組めない。家や車も買えない。いくら金を持っていてもである。
大学に入ったり、ローンを組んだり、家や車を買う必要など全く無いが、それは置いておこう。
つまり、ホームレスは、人間と認められていないのである。
早い話が、今の世の中は、いざとなれば無理矢理に金を取れる相手が、「ちゃんとした人間」というわけである。
では、世の中に、ちゃんとした人間と認めてもらう必要などはない。

友人、恋人、あるいは、家族なら、メールアドレスで十分である。メールの使い方が分からない場合は別だが、電話番号や住所を知らずにおけないなら、本当の友人、恋人、家族ではない。
つまり、国家にとっても国民は子供ではない。金を取る相手である。
そして、考えてみれば、メル友こそ、本当の友達なのである。(正しくは、「メル友のような友人こそ、本当の友達」と言うべきかもしれない)

私も、欲しくもなかったが、事情があって車を買った。メンテナンスに気を使うのが煩わしいので新車にし、また、面倒なので契約書を交わしたついでに全額現金で支払った。
しかし、もし、私が、契約したが金を払えないなら、無理に私から取る必要なんてないのではないか?私に金がなくても、日本のどこかにはある。どこか他所から取ってくれれば良いのである。
これは、今の世の中では変な考え方になるのだろう。しかし、それは世の中が変なのだ。

仕方なくホームレスをしている人もいるだろうが、好きでやっている人もいる。また、仕方なくやっているように見え、自分でもそう思っているかもしれないが、本当はやはり好き好んでやっていることが多いのである。
別に、ホームレスなんて、全然特殊な人達ではない。しかし、無理矢理金を取るのに不都合という理由だけで人間扱いされないのである。
ホームレスだって、たまにはホテルにでも泊まりたいかもしれない。だが手持ちの現金が全くないとする。なら、市役所かどこかに「支払い代行申し込み所」みたいなところを用意してもらい、代わりに払ってくれるよう申し込めば、それで済むようにしてくれれば良い。まさか、日本のどこにも金がないはずがない。ホテルが営業しているという事実が、どこかに金があることを証明しているのだ。

私だって、友人や家族や親戚や、ましてや可憐な女の子なら別に下心もなく・・・いや、それが誰でも、「可愛いから亀を買ったけど、サイフにお金がない」って言うなら、私のサイフに入ってたら自然に私が支払う。
個人に支払い責任を求めるのは、もう千年も時代遅れだし、また、個人として責任を持たざるを得ないものを持ちたがるのも十分に時代遅れだ。
我々は、いい加減に時代に追いつきたいものである。


【未来改造のススメ 脱「お金」時代の幸福論】
書店でパラパラと立ち読みしたが、内容は既に分かっていることで、読む必要がないので買わなかった。
「住所代わりにメアドで十分」「みんなが働く必要はない。10人に1人が働いて、後はネコになればいい。ネコが働かなくても誰も文句は言わない」などと書かれている。
著者は、オタキングと呼ばれるオタクの権威であり、近年はダイエットで有名な岡田斗司夫氏と、 元オン・ザ・エッヂ取締役の小飼弾氏。私は、昔から岡田氏の洗脳論には感服し、本をよく読んだ。小飼氏は、優秀なオープンソース開発者で、アルファブロガー(影響力あるブロガー)としても知られている。

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