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2010.08.03

J.マーフィーの読み方

ジョセフ・マーフィーの潜在意識の法則の本を読んでも何ら成果を得られないのは、学校教育で身に付いてしまった本の読み方のせいである。
学生が教科書や参考書を読んだり、練習問題を解く時、「試験で良い点を取るぞ」「入試に合格するためにがんばるぞ」ということだけが目標になっていて、それが当たり前であることを疑わない。科学そのもの、歴史そのもの、文学そのものを味わったり、楽しむということをしないばかりか、教育のせいで、それらを嫌いになってしまうケースが非常に多いのだが、それはむしろ正常な反応に違いない。アインシュタインも、学校教育は子供の知的好奇心を窒息させると言い、彼自身、学校の勉強は大嫌いだったが、現代の日本の学校教育は、まだそこからちっとも進歩していない。
スポーツの練習では、試合に勝つことや大会で優勝することばかりを考える。空手やボクシングをケンカに勝つためにやるようなものである。真に優れた実戦的武道は私闘厳禁である意味を考えたい。

そんな学校教育で身に付いた習慣を持ったまま、マーフィーの「あなたも金持ちになれる」を読むと、お金を儲けることばかりを考え、欲望に支配され、ギラギラした目で読む。潜在意識はそんな時には全く働かない。
マーフィーの本を読む時は、欲望を持たずに、ただ淡々と読むと良い。すると、深い真理を学ぶことが出来る。そうすれば、望まなくとも幸運に恵まれる。

政木和三さんは、パラメモリ(後にアルファシータ、バイオソニックという新しい装置になった)という、人間のあらゆる能力を向上させる装置を発明したが、私はそれを使っても効果を感じられなかったので、政木さんにそう言うと、政木さんは「それは、あなたがこの装置で何かしてやろうという気持ちがまだあるからです。欲望を捨てないと効果はありません」と教えてくれた。
お金について言うと、政木さんは「私はお金なんてちっとも欲しくないのです。だから、毎年1億円も納税することになってしまうのです」と言う。
政木さんのこんな言葉に、純粋に「然り」と思えるようになれば、お金は、必要ならいくらでも降って来るようになるに違いない。
くれぐれも、お金と引き換えに心を病み、そのために身体を損なうようなことになってはならない。学校から始まる世間で成功するとはそのような愚かなことである。学校というものは、ただ、不条理な世間で生きるための練習場と見なせば良いかもしれない。

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