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2010.07.22

時間跳躍の方法

学校は夏休みになったようだ。
私は、今でも、夏休み前日の気持ちになると、心の中に至福の感覚を甦らせることができる。
特に夏休みに何かやろうとかいうのではなかった。学校に行かなくて良いことが幸福だったのである。

私は中学1年生の時、筒井康隆さんの「時をかける少女」を読んで強く心を惹かれたが、その時、人は時間跳躍の能力があるのだと直観した。
そして、世間で常識とされる偏見を打ち破ることができれば、そのための大きなヒントが得られると確信し、非常に興奮したものだ。
しかし、中学1年ともなると、かなり世間に洗脳されているものであり、世間の幻想を捨て去るきっかけさえなかなか掴めないことに気付いた。

アインシュタインは、一般の人に相対性理論の説明をする時、「美女と過ごす1時間は短いが、熱いストーブの上に座る10分は長い」と言ったらしい。アインシュタインの言うストーブがどんなものか分からないのだが、感じは分かると思う。
夢中でなにかをしている時の1時間はすぐに過ぎるが、嫌なことをしている10分は苦痛で長いということだろう。
道元は、過去も未来も現在で体験されると言った。それは、一般には、思い出とか、未来の想像とか言うものだが、想起や想像にも、モノクロのものもあればカラーのものもあることに気付く。夢にも、色付きと白黒があるようなものだ。
心の中のカラーの映像には何か意味があるように思える。
今現在というもの、原則的にカラーだが、時に白黒になることがある。心が非常に沈んでいたり、強いショックを受けた時などがそうなる。
自己というものは、「今」「ここ」にあるものだから、現在には生命があり、カラーで感じるのだ。過去や未来にも、自己が存在するなら、やはり生命があり、カラーであり、それは現在と変わらない。逆に、今現在であっても、心が沈んで自己が隠れていれば白黒になり、生命力がない、あるいは、生命力が弱い状態なのだ。
これが時間跳躍の原理なのである。応用すれば、自在に時間跳躍できるし、未来を創造できる。いや、過去すら!

「長門さんは完全な形で時間跳躍できるの?」
「私には必要ではない。情報が行き来できればそれでいい」
~涼宮ハルヒの憂鬱 「笹の葉ラプソディ」より~

批判も多いが、トム・クルーズやジョン・トラボルタなどが熱心な信者であることで知られる新興宗教のサイエントロジーを創ったL.ロン.ハバートは超天才であったことは確かだと思う。ハバートは、想起というのは非常に効率が悪く、もっと完全に過去に戻れる「リターニング」という方法を見つけた。彼は、未来については語らなかったが、過去に戻れるなら未来にも行ける。
だが、過去も未来も心の中に存在する幻想である。実際には現在すら。だが、現在、過去、未来のいずれであれ、生命を与えることもできるし、死の世界にすることもできる。
生命のない豊かさは不幸だが、生命のある質素さは幸福だ。生命が第一なのである。それを忘れた時に虚無に支配されるのである。

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Comments

kayさん
こんばんわ。でるおです。
時間跳躍の話は大変面白いですね。
先日、私も初めて「時をかける少女~アニメ版~」
を観ました。すぐ長門さんを思い出しましたが、
元祖はこちらだったんですね(笑)。

「のんびり力」
ますます伸ばしたいですねぇ~。
先日、勝間女史の本を初めて読みました。
純粋にすごいな~と思いましたが、
彼女が逆に気の毒に思えました。
MBAなど肩書きや凄いスキルを持った彼女が、
高級ブランド品を全身に着けて満足している
オバさま達と被って見えて。。。
ま、価値観の違いなので、別にいいのですが。

私は世間で言う「無能な男」のようなので、
ボーっと行かせてもらいます。

Posted by: でるお | 2010.07.23 at 02:04 AM

★でるおさん
勝間さんというのは、実は全く存じませんでした。今もほとんど存じませんが・・・。
のんびり力を磨くのも難しそうです。MBAより価値があると思いますよ。

Posted by: Kay | 2010.07.23 at 09:44 PM

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