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2010.05.10

聖書や古事記のどこが良いか?

聖書や古事記の存在は、ほとんど誰もが知っているだろうが、実際に読んだことがある人は、かなり少ないと思う。
多くの人達が、これらを読もうと考えることに何か奇妙な抵抗を感じたり、また、これらを読んでいる人に違和感を感じたりすらするのである。

ところが、聖書や古事記が素晴らしいと聞き、期待をして読み始めると面食らうことがある。
古事記の漫画まで描いた石ノ森章太郎さんすら、「古事記は漫画だ」と言ったくらい、古事記も、そして、聖書も、一見、奇妙奇天烈なお話なのである。
これがギリシャ神話のように、最初から「ただのお話」と認識して読む場合は良いのだが、聖書や古事記には、重々しく、高尚なイメージがあるので、おかしな感じがするのである。
実際、旧約聖書、古事記、ギリシャ神話はよく似ているし、不思議なほど符合する部分も少なくない。

聖書や古事記は、本当に良いものなのだろうか?少なくとも、読む価値があるのだろうか?
答は、恐ろしく良いである。あまりに良いのである。
ただ、なぜ良いかの理由は、ちょっと保留したい。もし、神様に逢う機会でもあれば聞いてみて欲しい。
1つ言うなら、書かれている内容が良いというのとは少し違うかもしれない。内容そのものは、上記に書いた通り、奇妙でおかしなものかもしれない。また、長い歴史の間に、誤訳、改ざんも実際に多く行われているだろう。
その一見奇妙な内容の裏に秘められた真理に価値があるのかというと、それもそうなのだが、あまりそこを強調する気もない。
そして、聖書や古事記には数多くの現代語訳があるが、本当に良いものを慎重に選ばないといけないかというと、どうでも良い。せいぜいが、読みやすいものを選んでいただければ良い。
ところで、聖書や古事記以外でも良いかというと、他のものでも良い場合もあるのだけれど、聖書や古事記が最も間違いが無い。
その理由はさっきも述べた通り、伏せておきたいが、それを聞いたら、それこそ奇妙に思うような理由だ。しかし、読めば分かると思う。
ただ、ギリシャ神話も悪くないし、バガヴァッド・ギーターも良いと思う。これらが読みやすいなら、。それでも良いと思う。

こんな説明で良いのかと思うのだが、読んでみていただけたらと思う。
家に、本は聖書しかなかったという人が、それを繰り返し読み、偉大になったという話は少なくない。それは、もしかしたら、聖書の内容の素晴らしさより、上に述べた理由からかもしれない。
(ミルトン・エリクソンは、家にあった聖書と辞書のうち、辞書の方を選んで世界一の精神科医になったのだが、別の意味で、それも非常に良いことと思う)


【新約聖書 福音書】
大正時代の終りに始まり、第二次世界大戦中に完成したという、最も分かりやすい新約聖書の福音書の口語訳。

【現代語訳 古事記】
非常に読みやすい古事記の口語訳の名著。

【古事記物語】
1882年生まれの童話作家、鈴木三重吉による、子供でも読めるが、大人が読むにも不足のない、端正で高貴な文章で書かれた古事記。

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Comments

古事記は2~3年前から神様に興味が出てきて
お子様向けのとっても分かりやすいものが1冊家にあります。
元々私の生まれた場所が天照大御神が産まれたとされる
御池のある地域で、産土神が伊弉諾尊なんですが

実は私は宮崎市内の道路の真ん中で産まれたとかで、予定通り病院で産まれていたら産土神が
宮崎神宮の神様になっていたようです。そんなことで創世神とご縁があるみたいで
気づいたら神様好きになっていました。

学生時代、歴史や国語での説明がなんだかとてもかった苦しく
そんなに難しい本なのかと思っていましたけど。
とんでもないですね。人間の生々しさというかシュールさというかそれらが満載で
それに、あまりにもストレートすぎる大人の表現とか(苦笑)

多分、国の事業の為に改ざんされた所もあるかもしれませんが
日本人ならば本当に必読すべき書だと思います。
Kayさんほどには理解していないですが。
確か真理があるように私も感じます。

ところで本当に話が色々突っ込みどころ満載で、伊弉諾尊の体から本当に産まれたのなら
スサノウに母がいないはずなのに母のいる国に行きたいと言ったりするところは
本当に誰かにどういうことなのか聞きたくてしかたがないです。

Posted by: ゆり | 2010.05.10 at 08:25 PM

★ゆりさん
本当に、ギリシャ神話もなんですが、古事記にも、あまり人格者(神格者?)という感じの神様はいませんね。そこが良いのかもしれませんけどね。

お生まれになった時のお話、凄いですね。実に興味深いです。
イザナギの大神様が産土神とは素晴らしいですね。
そして、神様好きというのは、実に素晴らしいことです。人生、約束されたも同じです。

私の産土神は、稚日女尊(わかひるめのみこと)です。古事記には出てこない神様なのですが、多くの神社でお祭りされています。天照大神の妹神とも、分身とも言われています。
ヤング・サン・ゴッデス(若い日の女神)ということになります。

スサノオは、イザナミを母と思っているようですね。
まあ、いろんな解釈があるのだとは思いますが、あまり性急に詮索しないようにしようと思います。

Posted by: Kay | 2010.05.10 at 09:43 PM

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