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2010.05.22

神を体験してみる

ある著名な哲学者は、子供の頃にはよく鬼を見たと言う。そして、ある頃から、天使を見るようになったと言う。
正確には、人や植物を通して現れる天使を見るのだということだ。
ただ、実際的には、目の前にいる人間がなぜか天使だと確信し、魂が震えるような感動を得たりする。その人の場合、例えば、ある時、小学5年生の女の子を見てそう思った体験があったようだ。

天使と呼ぶか、神と呼ぶかはどちらでも良いと思う。
人々の中に神がまぎれていることはあるだろう。
自分も見たいと思うなら、自分がなれば良い。
なにごとも体験だ。自分で神(あるいは天使)であることを体験すれば良いのだ。
時間や空間を超えた者として振舞うことがそれになる。

人の中に神がまぎれていたら、それはやたらと譲る者として見えるはずだ。
宇宙を手にする神には、地球上のどれだけの広さも無に等しい。
しかし、人間は、限られた場所(それこそ電車の中の数十センチのスペース)を奪い合う。
そんなちっぽけなものは、神は、限られた空間しか持たない人間に譲るのである。

人間は、美味しい肉を食べたり、いい女やいい男を取り合う。
そんなものも、神は、限られた時間しか持たない人間に譲るのである。
ゼウスが、美味しい牛肉を人間に譲り、骨を神の食べ物としたように。

世間でいう、早い者勝ちや、お得といったものに、神は何の興味も持たない。
そんなものは、わずかな時間や空間に縛られた人間に譲るのである。
人間は、喰らう腹しか持たない、卑しく哀れな存在であるから。
時間や空間、そして、心を超えた神は譲るのである。
無限の代償は有限全てである。
神は小さなものを求めない。大きなもののことを知るからだ。

もちろん、人間が完全に神になれるわけではないかもしれない。
大聖人とか神人と呼ばれる人でも、どこかに人間的な欠点はある。
しかし、神として振舞えば、内にある神の輝きは現れてくる。
そんな者が人の中にまぎれた神や天使である。
こう言うと、ついそれを求めてしまうのであまり言いたくないのだが、世間的な力にも現れてくる。
政木和三さんは、ちっぽけな数千億円を放棄して人間に譲ったが、やはり毎年1億くらいは納税する羽目になっていた。つまり、求めずとも高収入だった。
彼に言われたことがある。近くに奥さんが居られたので(正直、尻に敷かれているように感じたが)、珍しく苦笑しながら、「もてたくないのですが、彼女が百人くらいできてしまうのです」と。神らしく、いい女を人間共に譲りたいのだが、彼が自分で認めていた人間的欠点が引き寄せてしまうのだろうか。

いつまでも、卑しく浅ましい、喰らう腹しか持たぬ人間を続けるのをやめたいと思わないだろうか。
H.G.ウェルズの「宇宙戦争」で、賢い神が創った小さなもの(ウイルス)は宇宙人から人間を護ったが、現実には、今は、神は同じもので、美食に耽る人間に警告を与えている。もう、あまり時間は残されていないようだ。
ベルナデッタ・スビルーのような場合は特別な例で、彼女は生前は、世間的な幸福はほとんど持たず、病苦の中、無償で人々に奉仕した。彼女は神に、「この世では幸せにしてやれないが、あの世で幸せにしてあげる」と言われたという話もある。彼女の、死後百数十年が経っても腐敗しない、若く美しい姿は、彼女が永遠を得たことの象徴として示されたものかもしれない。
だが、我々凡人の特権ではないが、不要なものを求めない限り、必要なものは得られるというのが、イエスも保証したこの世の仕組みであるようだ。


【新世紀版 天使の愛】
世界的美術家である横尾忠則さんの、天使を題材にした、彼の得意なコラージュ作品が満載された、中村じゅあんさんの霊的メッセージ集。
定価2400円は安過ぎたように思う。本日の記事の最初に取り上げた哲学者、鎌田東二さんのお話「天使と水のイノセンス」は、本書の冒頭に収録されている。

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