世間の幻想を打ち破る
世間で評判になっていることに引き付けられているなら、あなたの中にある無限の力とは切り離されているだろう。
不安や欲望のために、国家や学校や会社、あるいは、家庭の価値観を受け入れた場合も同じである。
それは、言ってみれば、鷲が自分の翼で飛ぶことをやめ、地上で下らない玩具やエサを与えられて満足しようとしているようなものだ。
あなたの翼は、あなたの期待をはるかに超えた力があり、より楽しいことや美味しい餌が得られるのである。
この翼とは、もちろんたとえであり、あなたの中にある無限の力の象徴である。
世間を受け入れれば、自分の中の真の力を捨てる。人は2つを同時には選べない。真の力とまやかしの力は共存できないのだ。
吉本隆明さんの「共同幻想論」によると、人は、個人の幻想、家族内での幻想、そして、より広い集団で共有する共同幻想の3つの幻想を持っているらしいが、私もほぼ同感だ。
そして、フロイトや、フロイト派精神分析学者の岸田秀さんの説によれば、人は幻想から逃れる術はないらしい。しかし、それは、人の中に無限の力があることを分かっていないからだろう。
フロイトは精神科医でありながら、実際には精神病や、精神が原因と考えられるような肉体の病気をほとんど全く治せなかったが、潜在意識の力に頼ることを教えた精神科医のミルトン・エリクソンは魔法のようにそれらを治した。エミール・クーエにいたっては、医者でもないのに、医者が見離した難病を自己暗示による潜在意識の力で数多く治した。それも無償で。そして、潜在意識の法則で知られるジョセフ・マーフィーは、精神、肉体を超え、人生のあらゆる問題を潜在意識の力で解決させた。
ジョセフ・マーフィーは、民族や家族の偏見を打ち破ることを、そして、マーフィーが尊敬した世界最高の思想家ラルフ・ウォルドー・エマーソンは、世間ではなく、自己を信頼することを説いた。
では、我々のやるべきことは、国家、マスコミ、世間、会社や学校などの団体、地域や家族から押し付けられる価値観を黙って受け入れず、時によってrは激しく拒絶し、自分の中にある真の知恵、真の力に頼るべきであることは、なんら不自然なことでもなく、全く正しいことなのではないだろうか?
言い換えれば、自我ではなく、身体や心の奥深くに存在する何かである真の自己を信頼すべきである。
どうすれば良いかを詳しく説いた、賢者達の書籍を下に紹介する。私がいつもお薦めしていものである。
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