« 「思い」と「思うこと」 | Main | 真の内向性 »

2010.04.14

世間に騙されずに生きる

多分、昔のひろさちやさんの本で読んだのだと思う。よく憶えていないのだがこんなお話があった。
無業という名のお坊さんは、毎朝、自分に、「おい、主人公!」と呼びかけ、自分で「はい!」と返事をした。
そして、「しっかり目を覚ましておれ」と言って、「はい」と返事をする。
さらに、「人に騙されるでないぞ」と言い、「はい」と返事をした。

この、「人に騙されるな」が、非常に重要であることが分かってきた。
この「人」とは、世間ということであり、大衆の信念や教義のことである。大衆の信念や教義とは全てが偏見や嘘である。
イェイツやエリオットが言ったように、「大衆に真理はない」「連中は本当は真理なんて求めていない」のである。
純粋な気持ちに反するものをたやすく受け入れてはならない。そのためには、欲望を捨て、自分の本当の気持ちに気付かないといけない。
「民主党支持率低下」「鳩山総理の支持率低下」などと毎日報道されると、なんだか、民主党や鳩山総理を支持してはいけないような気になってくるが、大衆の思想統制など、実に他愛無いことであることが分かる。

ジョセフ・マーフィーは、自分の本当の力を失う原因は、大衆の信念や教義に飲み込まれることであると言う。
なぜなら、人は、自分の中にある真実の力か、世間の信念や教義という偽の力のいずれかしか選べないからだ。
マスコミや大企業や学校の宣伝や教えに踊らされる人は、自分の真の力を捨てた人だ。
尚、ずっと以前から、マーフィーの教え自体が我々の真の力を奪う世間側に利用されている。マーフィーの本当の教えを学ぶなら、マーフィー自身の著書を読めば良い。
イエスは、「私は世に勝った」と言った。世間の信念や教義という偽の力ではなく、内なるキリストである真の力を選んだのだ。

模造刀は切れないし、林檎の絵に栄養はない。
同じく、世間の信念や教義という偽の力は、全く見せかけのまがい物である。
人の最大の不幸は無力感であるが、世間に迎合して生きる人は、いかにうまくいっているように見える人でも無力感に打ちのめされているのである。
この無力感や不安感にうんざりし、もうまっぴらだと思ったら、真の力を選ぶことだ。
その最初の一歩が、世間・・・その代表である、マスコミ、大企業、政府、学校に踊らされないと決心することである。
最初に述べた、「しっかり目を覚まし」「世間に騙されない」ことである。

ジョセフ・マーフィーの本
ひろさちやさんの本

↓応援していただける方はいずれか(できれば両方)クリックで投票をお願い致します。
人気blogランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ

|

« 「思い」と「思うこと」 | Main | 真の内向性 »

Comments

久しぶりにコメントします。

約半年前から1日1食としてきましたが、4月からは固形物を食べなくなりました(水、野菜ジュース、ココアなどのみ)。体がどう反応するか見ながらやっていきたいと思います。今のところ、快適です。

ここ最近の記事、特に興味深く読んでいます。マーフィーは「眠りながら巨富を得る」しか読んでいませんが、より自分を信頼できるようになりました。

ありきたりですが、自分らしく生きていこうと思います。

Posted by: 納豆会計 | 2010.04.14 10:43 PM

★納豆会計さん
最高レベルの食事ですねえ。
私は、最近は、1日1食ながら、食を楽しんでいます。ナッツ、根菜類はよく食べます。魚、卵も時に食べます。
なんだか、逞しい身体になってきました。
「眠りながら巨富を得る」は、私の大好きな本です。
最近は、決心する力が強くなってきたように思います。

Posted by: Kay | 2010.04.15 06:43 AM

マーフィーの本に限らず、このブログを見ていなければ出会わなかったであろう本がたくさんあります。

記事はもちろん、それらにも大きな影響を受けています。

ありがとうございます。私も決心する時期のようです。

Posted by: 納豆会計 | 2010.04.15 10:07 PM

★納豆会計さん
優れた本では、全て、「決心が秘訣」とされているのは間違いないと思います。本当に、全く一致しています。

Posted by: Kay | 2010.04.16 10:48 PM

The comments to this entry are closed.

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 世間に騙されずに生きる:

« 「思い」と「思うこと」 | Main | 真の内向性 »