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2010.04.30

テレパシーの秘密

テレパシーという言葉を知らない人は少ないと思う。テレパシーとは、たいていは、道具を使わずに遠くにいる相手と通信する能力のことであるとされていると思う。
しかし、私は、テレパシーとは、超感覚(五感以外の感覚)を使って情報をやりとりする能力としている。情報の中には、感情といった、通常は情報と言わないものも含まれる。また、全て超感覚を使うのではなく、五感と共同で行われる場合が多いと思われる。例えば、伝達された内容が、音や声として聞こえたり、映像として見えたりで、これらは、霊聴とか、幻視などと言われることもある。
交信する相手が、遠くにいるか近くにいるかは問題ではない。実験的には、遠くにいる方が都合が良いというだけの話である。

テレパシーが存在するかどうかの話には、ここではあまり触れない。そんな話をしようとすれば、テレパシーや超感覚とは何かをまず厳密に定義しなければならなくなる。
私は、テレパシーは当然存在するとするが、そんなものは存在しないとする意見にも了解できるものは多いのである。
ただ、問題は、現在のほとんどの人は、情報のやりとりや意志の伝達ということに関して、五感のみを使うと認識しているので、情報(意志や感情等も含む)の伝達は外側からだけ来ると思っていることである。
それで言うなら、テレパシーが存在しないとされるのは仕方がない。

たとえで言った方が分かりやすいと思うが、丁度良い話を見つけた。
1960年代に、「光速エスパー」という特撮番組があった。光速エスパーは、元々は東芝のマスコットキャラクターとして作られたものだったらしく、いまだ東芝の古い電化製品や電器店のシャッターなどに、これの絵が残っていることもある。
光速エスパーの、エスパーとは、超能力者ではなく、科学的に開発された特殊な服(強化服と言われる)を装着することでスーパーマンのような能力を発揮する者である。文字通り、光速、あるいは、光速以上の速さで飛行することもできるとされる。(「涼宮ハルヒの憂鬱」でハルヒも言っていた通り、特殊相対性理論により、光の速さを超えることはできないことは分かっているが)
この強化服は、地球の科学水準をはるかに超えているが、地球人類よりずっと進化した善意の宇宙人が地球の科学者にテレパシーを送り、その科学者がひらめきとしてそれを受け取って強化服を開発したのだった。善意の宇宙人の目的は、悪意の宇宙人から地球を守る力を地球人に与えることだった。
このお話は、テレパシーの本質をよく表している。

テレパシーとは、外側から来るのではなく、内側から来るのである。つまり、このお話のように、ひらめきや予感、思いつきのような形で伝わるのであり、普通、テレパシーであるとは認識しない。
また、ひらめきや予感とテレパシーに明確な違いがないことも多い。いや、全く無いと言っても良いかもしれない。
我々は、物質的な他者を自分でないものであるとあまりに強く認識しているので、精神作用もまた、全て自分固有のものと感じるのである。
英語のエクスタシーは没我という意味であるが、それは、自分と万物が一体化したような体験である。思考が停止すれば没我状態になるが、深く感動したり、美しい風景などに心を奪われた時にそうなる。
自分と万物が一体化した状態では、自他の区別がなくなる。その時、論理的思考は停止しているが、それとは異なった精神活動は継続しており、他者の意志や感情を自分のものとして感じているのである。ただ、それも夢のようなところがあり、思考が戻ると忘れてしまうことが圧倒的に多い。

大発明や優れた思想が、夢の中やひらめきでもたらされたことは多い。いや、飛躍的なものであれば、全てそうであるかもしれない。そして、非常に多くの発明や発見が人の心に浮かびながら、そのほとんどは忘れられているのである。
私は、ある時期、1日中テレパシー交信をしていたことがある。相手は、病弱な人間の少女であったり、天使や妖精であったり、星や風であった。それは、いわゆるひとり遊びと見なされるものかもしれない。だが、逆に言うなら、ひとり遊びをやっているうちに、本当に他人というものがいると思い違いしてしまっているのが人間なのであるかもしれない。


【波動の法則】
高度な宇宙存在とのテレパシー交信によりもたらされた、宇宙の真理の情報が述べられています。もちろん、本当か嘘か証明のしようもありませんし、一部に齟齬がないとも言えませんが、私には非常に自然に感じますので、概ねで信用しています。

【神秘学概論】
超感覚的知覚について本格的に知りたい、あるいは、それを得たい場合にどうぞ。決して読みやすい本ではありませんが(というより、とても読めたものではないかもしれない)、真摯に取り組めば、誰でも良い成果を得ることは間違いないと思います。

【マーフィー 自分に奇跡を起こす心の法則】
原題は“Psychic Perception”(超感覚的知覚)です。世界的な潜在意識の活用法の教師であるジョセフ・マーフィーがテレパシー的能力の実用法を教えています。

【光速エスパー】
日本に夢があった時代の漫画は、我々に活力を与えるかもしれません。

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Comments


こんにちは!
そうですよね!私達の間には愛があります!

シュタイナーのお話、確かにしましたよね。
同じ時期に、イェイツの幻想録や、コリン・ウィルソンの
至高体験なんかの話も、していたと思います。
黄金の夜明けとか、薔薇十字とか・・・なつかしい。

Kayさんのテレパシーのお話、とても興味深いですし、

 >ひとり遊びをやっているうちに、本当に他人というものがいると
 >思い違いしてしまっているのが人間なのであるかもしれない。

この指摘にはなるほど、と唸るより他ないです・・・。


私も、まずは「神秘学概論」を読み込んでみようと思います。
Kayさんがおっしゃっていたように、何度も何度も元に戻って
読んでみるつもりです。
たぶん、それが本来の書物の読み方だろうと思います。


正法眼蔵、美しいですよね。限りなく澄み切った、深い深い空。
そんな感じでしょうか?
私も理解できているわけではないですが、大切な一冊です。
(岩波版は4分冊だろ、ってツッコミはなしで・笑)


浄土三部経、今のKayさんならきっと本質を見抜かれると思います。
私も過去に読んでいるのですが、阿弥陀経は極楽浄土の記述、
無量寿経は阿弥陀如来が立てた48の願のお話・・・程度の認識しか
ありませんでした。しかし、Kayさんのブログと照らし合わせて
みると、とても理解が容易になると気付きました。
(もちろん、私には、まだ本質は見えていませんが)

例えば無量寿経。そこで阿弥陀が立てた48の願の最初、
第一願は

「この世に地獄・餓鬼・畜生があるうちは、私は成仏しない」

だったと思うのですが(記憶曖昧ですみません)、
これを文字通りこの世の現象としての地獄や餓鬼と取らず
心の状態としての地獄や餓鬼だと解釈すると・・・

成仏前が 心の中の餓鬼や畜生=我執、に凝り固まった状態、
願を成就した状態が 阿弥陀(無量寿)如来、=無我・無意識の状態
に対応するのかなぁ、と。

釈迦は浄土三部経の中で阿弥陀如来のことを語っていますが
阿弥陀如来は極楽浄土という別世界から人を救う「外なる神」ではなく
潜在意識という自己の内部世界から、その人自身を救う
「本来の自分」のことかも知れない、そう思えます。

Kayさんブログと経典との照応(私が勝手に曲解してるだけかも
知れませんが)は、他にも諸所あると感じています。

長くなるので・・・特に面白かった、もう1つだけ。

阿弥陀経は「極楽良いトコ、一度はおいで~」みたいな内容を
釈迦が弟子たちに語る話(←おもきし要約)っぽいのですが、
阿弥陀経の中に、ひらすら浄土の特長を記述した場面があります。

その1つに、極楽浄土では、毎日ある決まった時間(たしか6時)に
天からとても美味しい花が自動的に降ってきて、そこに住む人は
空腹に悩むことがない、と書かれていました。

空腹を満たすものが「花」というのも象徴的ですが
当時のインド、毎年の飢饉に心を痛めていた釈迦が
「食欲」という業から人々を解放すために、そんな記述を
わざわざ付け加えたのではないか、と思えてしかたありません。
これも、Kayさんのブログを読まずしては、気付けなったことです。

長くなってすみません。
まだまだKayさんには及びませんが、Kayさんのブログの効用の
1つですね(^^


ヨーゼフ・ボイス、私の好きな芸術家(そして思想家とも言える)です。
Kayさんがすでにご存知だったのは驚きなような、いやいや当然なような。
ぜひKayさんのボイス論をお伺いしたいところです。
イェイツと通じている、との見解、なるほど、と思います。

逆に私は、岡本太郎や池田万寿夫に興味が出てきました。
池田さんについては、銅版画を通じていくらか理解があったのですが
岡本さんは太陽の塔のイメージしかありませんでしたので
この機会に、私もお二人を知ろうと思いました。

Posted by: じゅん | 2010.04.30 at 04:27 PM

★じゅんさん
アニマ・ムンディの話とかしましたね。多分、日野さんのところで。

「神秘学概論」は、序文を読んだだけで衝撃があり、得るところがありました。そんな本は他になかったと思います。
「今日は20ページ進んだ」「今日読んだところはあまり分からなかった。明日はもっと前に戻って読み直そう」といった感じで、毎日読んでいます。
そして、見事ものにした時、ヘカテーたんはスカートをまくられることになるでしょう!!

仏教の極楽浄土、キリスト教の神の王国や天国・・・全て内なる存在であることは間違いないと思います。
だから、決して念仏は、死後に極楽浄土に行けるというだけのものではないと思います。
実は、「歎異抄」には、念仏による現世での力の発現がほとんどないことを、ちょっぴり不満に感じておりました(本当は書いてありますが)。
しかし、親鸞の「唯信鈔文意」や、法然の「選択念仏集」を読むと、そうではないのですね。その根拠は、浄土三部経なのですが、現世への作用もちゃんと書かれてあるのですね。観音菩薩や勢至菩薩がすぐに駆けつけ、親友となり、つねに寄り添って世話をしてくれるとありますが、もちろん、これも比喩でしょうが、それは、我々の内なる力の働きを現しているのだと思います。

岡本太郎は、本当にケッサクなオッサンです。常識外れというよりは、世間の常識など歯牙にもかけなかった人です。本当に大きな人だと思います。バタイユとも親しかったようです。
池田満寿夫さんは、見栄というものが全くない、とても珍しい人でした。女子高生に「あなたの芸術は理解できないが、あなたが好きになったので工房を訪問させて欲しい」と言われ、恥ずかしくて返事ができない人でした。その割には、「エーゲ海に捧ぐ」では、12歳の少女が少年達によってたかって性的いじめをされたりしますが。でも、この白痴の少女の心の聖域を描くには必要なことだったかもしれません。
ヨーゼフ・ボイスに関しては、実はほとんど知りませんでした。シュタイナー主義の芸術家は、私には貴重ですので、教えていただけてとてもありがたく思っています。

ネットで、小学生の女の子とかと話すと、とても霊的な子がいます。普通に壁と話したりとか。これもシュタイナーを読むうち、なんとなく分かるようになってきました。
まあ、私も、星や風と話していたのですからね。

Posted by: Kay | 2010.04.30 at 07:53 PM

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