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2010.03.22

「ハチドリのひとしずく」には無いお話

「ハチドリのひとしずく」という、世界的ブームを起こしたお話がある。南米アンデス地方の古い民話が元になっているらしい。全文でも10行程度のお話であるが、書籍にもなっている。

私は、これと酷似したお話を「仏教聖典」という本で読んだことがあった。「仏教聖典」は、多くのホテルで、聖書と共に全部屋に常備されている。
私も、ホテルに泊まった際に、そこに置いてあったものを読んだ。
「仏教聖典」は、仏教の数多くの経典の中から選んだお話を1冊の本にまとめたもので、問題のお話は、仏教の「雑宝蔵教」という経典にあるもののようだ。
その中では、ハチドリでなくオウムのお話である。
やはり非常に短いが、こんなお話である。

竹やぶが大火事になった時、オウムは池に飛び込んで身体を濡らし、炎の上で羽ばたいて水を撒き、火を消そうとする。
神はオウムに「お前の心はけなげであるが、この猛火をどうして羽の滴で消せようか」と言うが、オウムは、「長年、棲家を与えてくれた竹やぶへの恩を思う心と、他の生き物達への慈悲の心からしていることが成らぬはずがない。私は何度生まれ変わってでもやりぬく」と答えた。
オウムの偉大な志に打たれた神は、オウムに協力して火を消すというものだ。

「ハチドリのひとしずく」では、やはり森が大火事になり、ハチドリはクチバシで水を運んで火にかける。
それを動物達に笑われた時、ハチドリは「私にできることをやっているだけ」と答える。

両者は、似て全く非なるお話である。

なんでも、「ハチドリのひとしずく」のお話は、エコロジー問題にすりかえられてしまっているらしい。
どこかの経済大国の支配者の差し金(影の策謀)だろうか?

オウムの方のお話は、その百万倍も重要なお話である。
「ハチドリのひとしずく」では、重要なところがすっかり消されているが、元になった南米アンデス地方の寓話ではどうなのだろう?

オウムは顕在意識、神は潜在意識である。
顕在意識にとっては、いかに無謀と思えることも、潜在意識と協調して行うなら不可能はない。
そして、潜在意識を動かすのは、感謝と愛の気持ちである。
潜在意識は、全ての人の中にある無限の力である。

およそ世界中の聖なる教えや、人間に関する真に重要な教えの要諦もこれである。
例えば、ジョセフ・マーフィーの潜在意識による成功法則を端的に表現すれば、やはりそうなるだろう。

「ハチドリのひとしずく」よりも、このオウムのお話を記憶に刻み込んでおくと良い。


【仏教聖典】
仏教の膨大な経典の中から1冊分を選択するのは困難なことであるが、もちろん、現代の世の中にも適応した、また、分かりやすいものを選んでいるのだろうと思う。他にも重要な仏教の教えは沢山あると思うが、悪くない選択と思う。とても興味深く読めるし、仏教の重要な教えは十分に伝わるのではないかと思う。

【和文仏教聖典(文庫)】
上記の本の文庫版である。

【和英対照仏教聖典】
私がホテルで読んだのは、この、左のページに英語、右のページが日本語(横書き)になったものだった。

【眠りながら成功する】
原題は“THE POWER OF YOUR SUBCONSCIOUS MIND”(あなたの潜在意識の力)だ。マーフィーの本は、日本語版ではかなり題名が変えられていることが多い。この本も、日本での初版が1968年(原本は1963年)だが、当時の日本人に馴染み難そうな題名は、一般的なものにしたのかもしれない。だが、そろそろ、原題のままを採用しても良い時期のように思う。
数十冊あるジョセフ・マーフィーの成功法則の本の中でも、最も基本的なものだ。

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