« 引きこもりのニート脱出法 | Main | 「ロリータ」の悲劇を引き寄せたもの »

2010.02.11

最後の鍵は自らの思考である

身体が調和が取れた状態になるよう指揮をしている何かがあるのだろうか?
1つの音叉を鳴らすと、同じ固有周波数を持つ音叉を同調させるように、身体の場合も、何かの波動が、全身の細胞を指揮するのかもしれない。

身体を指揮しているのは心臓であるのかもしれないと思う。
実際、心臓の脈動波は全身に伝わり、反響して心臓に返るのである。
ところが、呼吸を止めると、動脈を伝わる脈動波がゆったり安定したものになる。
だが、いつまでも息を止めているわけにはいかない。
しかし、呼吸をしているのかどうか分からないほど、微かな呼吸であれば、やはり脈動波は滑らかで安定している。
その状態が長く続けば、身体全体の調和が高まるはずだ。

精神の状態と呼吸との関係は、すでに十分に知られている。
精神が安定していると呼吸も静かだし、精神が不安定だと呼吸も乱れている。
逆に、呼吸を安定させると精神が安定する。
しかし、強い不安感や恐怖感を持っている時に呼吸を安定させることは難しい。

呼吸制御により精神を安定させる訓練もあるが、それは効果が限定的であると言わざるを得ない。
呼吸自体を無理に制御するのではなく、自然に呼吸が静かで微かになるように導くものでないといけない。
1つの方法として、マントラ(呪文)の復唱がある。マントラを一定のリズムで繰り返し唱えれば、自然に呼吸は安定するし、心がマントラに集中するために、余計な思考や感情が起こりにくい。
そのマントラの音が、それを唱える者に合っていれば特に良いのである。
マントラとして、信仰する神の名を用いる場合もあり、その神の名が、その者にとって敬虔な宗教的感情を起こさせるものであれば、高い効果を期待できると思う。
また、TM(超越瞑想)では、口でマントラを唱えるわけではなく、心の中でマントラを想うのであるが、瞑想中、呼吸が非常に微かになることが知られている。また、医学的にも、身体が大変に調和のとれた状態になることが確認されているようだ。おそらく、心臓の脈動波もとても安定しているのだと思われる。

しかし、私は、結局のところ、呼吸やそれに伴う脈動の安定、そして精神の安定を終局的にもたらすのは、テクニックではなく、思考の問題であると思い至った。調和の取れた、建設的で創造的な思考をしているかどうかが根本的に大切なのである。
ただ、最初のうちは、呼吸の制御をしたり、マントラを唱えたり、座禅や静坐をすることが進歩への助けになることは間違いがない。
ラマナ・マハルシは、「これらの中では、清らかな食べ物を適度に食べることが最上である」と言っていたが、まずは正しい食習慣ということと思う。決まった時間に、満腹しないよう慎みを持って食べることが最も重要である。

そして、自己実現や本当の幸福をもたらすのは、やはり人間を人間たらしめる「考える」ことである。
調和の取れた、建設的で創造的な思考のためには、外面的には何をする必要もない。しかし、それは、形式的に何かをしているといった自己満足での誤魔化しの通用しない厳しいことであることを意味するのである。
つまり、「座禅をやっています」「静坐をやっています」「食を慎んでいます」「瞑想しています」「呪文を唱えています」「聖典を読んでいます」といったことに対し、「だから何?」ということである。
普通の人は自分の頭を使うことを嫌がり、自分で考えない。
アインシュタインは子供の時、人々が歓声を上げる、行進する兵隊を見てぞっとし、「あいつらの頭は、神様が間違えてくっつけたんだ」と言ったのである。

自分で考えるために必要なことは、子供の間は好奇心と想像力。
大人になってからは利他的な思考と決心が必要なのだと思う。
それは、心臓の脈動波が身体を調和させるように、個人を宇宙と調和させるものである。


ザ・マスター・キー
建設的で創造的な思考の大切さを、これほど見事に説いた本を見たことがない。しかも、本書は、元々が通信講座であったもので、賢く忍耐強い師が、この上ない慈しみを持って生徒に教えるように、丁寧に噛み砕いて教えてくれる有り難いものである。
本書のオリジナルである英語版の本は10種類以上は軽く存在するが、最近では私は、アメリカの真に偉大なリーダーの考え方の根底には、必ずこの本の教えがあるようにすら感じるのである。

波動の法則
この世の真の姿を知れば、調和のとれた思考の重要性もはっきり分かるのではないだろうか。
著者は、この本の内容は、自分の主義・主張でも仮説でもなく、「報告書」であるというところが面白い。高次の存在から知らされたことをただ伝えているだけである。それをどう受け取るかは読者次第なのかもしれないが、信じてもなんら不都合なことはない。ナチュラルに感じることだけであり、結果もすぐに(瞬間と思う)見れると思う。
上記、「ザ・マスター・キー」は、成功哲学としては最も優れているが、その原理をさらに明らかにするようなこの本の価値は計り知れないと思う。

↓応援していただける方はいずれか(できれば両方)クリックで投票をお願い致します。
人気blogランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ

|

« 引きこもりのニート脱出法 | Main | 「ロリータ」の悲劇を引き寄せたもの »

Comments

はじめまして。
「少食」というキーワードで検索してたら見つけたこのブログ。…おもしろい! 「少食」以外の記事も、というか全ての記事が、非常におもしろいです!!
私が関心を持っていることばかりが、同じ視点や違う視点で書かれているからです。
Kayさんは素晴らしい人だと思います。強くて、賢くて、優しい方だと感じます。私もあなたのようになりたいと決心しました。
「一日少食」始めました。一日一日を積み重ねていったら、気付いたら習慣になっていた! となることを信じて。
よかったらメールください。 短いひとことでいいので。心の支えにしますので。

Posted by: とこ | 2010.02.11 at 03:17 PM

★とこさん
はじめまして。
人を褒めるのは、疑いなく優れた資質と思います。
心の支えでしたら、いずれ、本当の自分が揺るぎなく支えてくれるでしょうし、そうでないといけないと思います。

Posted by: Kay | 2010.02.12 at 06:41 AM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/3170/47535290

Listed below are links to weblogs that reference 最後の鍵は自らの思考である:

« 引きこもりのニート脱出法 | Main | 「ロリータ」の悲劇を引き寄せたもの »