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2010.02.24

易占いの神秘

無意識に秘められた叡智やパワーについて、ほとんどの人が関心すら持っていないように思えるのは驚くべきことです。
偉大な精神科医であったミルトン・エリクソンは「無意識を信頼しなさい」とよく言っていたようです。
エリクソンの治療は、患者やその家族にも、彼が患者に何をしているのか分からなかったり、何もしていないようにすら見えるにかかわらず、驚くべき治療成果がありますので、エリクソンは魔法を使って治しているのではないかと言われることもよくありました。
彼は、患者の無意識の力を少し解放したのだと思います。無意識は時に、神秘的とすら思えることをやってみせます。そして、エリクソン自身も無意識の力の助けを借り、難しい問題を楽々と解決することがありました。

最も無意識を信頼する者とは、おそらく、全てを捨てる覚悟のある、恐れを知らない冒険者であると思います。
しかし、ここでは、無意識を信頼するための易しい方法について述べたいと思います。

易占いというのを、言葉としてはご存知だと思います。
易占いは、古代中国に起源を持つ、無限の叡智の導きを得る方法で、日本でも、稀に見るほどの人物がこれに傾倒していることは珍しくありません。
易占いは、本来、非常に奥深く、難しいところもあるのですが、現在は、3枚のコインを使った簡単な方法が知られています。
コインを使った易占いは、1900年頃から中国に長く滞在したドイツ人宣教師リヒアルト・ヴィルヘルムにより伝えられたものだと思います。ヴィルヘルムは著名なスイスの精神科医であるカール・グスタフ・ユングを占ってみせ、ユングはその威力に驚きます。ユングも易占いを熱心にやっていたことはよく知られています。

潜在意識による成功法則で世界的に知られるジョセフ・マーフィーも易占いに惹き付けられ、易占いの本も書きました。潜在意識と無意識はほぼ同じものと考えて良いと思います。
私が易占いに使ったのは、このジョセフ・マーフィーの本です。
ユングの研究者としては、秋山さと子さんも、コインを使った易占いの本を書いています。
また、日系のユング派精神科医ジーン・シノダ・ボーレンは、患者が希望した場合に限りますが、易占いをし、良い成果を得ていることを著書「タオ心理学」(1987年出版。2001年に「タオ」のタイトルで再販されている)で書いています。
尚、コインを使った易占いに関しては、黄小娥さんが1961年に「易入門」を出してベストセラーになり、2004年に「黄小娥の易入門」として再販されています。また、他にも、コインを使った易占いの本はいくつかあります。

私は、マーフィーの易占いの本を使い、数多くのことを占ってみました。
易占いは、当たる、当たらないといったレベルのことで楽しむだけではもったいないものです。
まあ、確かに恐ろしく当たり、占う相手を度々仰天させましたが、あくまで、無限の叡智からのメッセージを得るためのものです。
私の場合がそうですが、自分に良い出来事をもたらすよりは、他人に幸運を授けることの威力が大きいように思います。自分のこととなると、どうしても欲が出るからなんでしょう。無欲で占うことが肝心と思います。


マーフィー博士の易占い
ジョセフ・マーフィーがここまで易占いに熱心だとは驚きました。とても使いやすく、分かりやすい易占いの本であると共に、潜在意識の法則による解釈を1つ1つの卦ごとに記してありますので、潜在意識の法則を強力に活用する助けにもなると思います。

占いとユング心理学
波乱の人生を送り、35歳から大学、大学院で仏教を学び、さらにヨーロッパ留学し、ユング心理学を研究した心理学者、秋山さと子さんの本です。易占いとユングの思想との関連を詳しく解説し、コインを使った易占いのやり方も分かり易く説明しています。もちろん、この本1冊で十分に占えるよう、卦の意味も丁寧に説明してあります。絶版であるのが惜しまれますが、古書なら入手可能と思います。

タオ―こころの道しるべ
日系の精神科医ジーン・シノダ・ボーレンによるユング思想に関するとても興味深いエッセイです。シンクロニシティ(共時性)についての深い考察は、読者の無意識に驚くべき働きかけをすると思います。思い起こせば、この本を読んでから、私も共時性をよく自覚するようになりました。私はかなり昔に読んだのですが、杖1本しか持たない老人の患者が、著者にその杖をくれた話が特に印象的で、よく憶えています。

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