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2010.01.25

Windows再インストール実施

IT技術者というので勘違いされやすいものかもしれないが、私は決してパソコンマニアではなく、そんなにパソコンに詳しいわけでもない。とはいえ、ハードウェアやソフトウェアの基本的原理には通じているので、そりゃ、普通の人とは比較にならないかもしれないが、サポートセンターにでも聞くように、電話で、パソコンの設定や、エクセルなどアプリケーションの使い方を聞く相手としては全く適切でない。自分でなら、試行錯誤で解決できることでも、瞬間的な返答を期待されても困るし、調べて教えるのも面倒である。

最近、自宅で使っているパソコンがひどく遅くなり、DVDの再生ですらスムーズでなくなった。
動作が遅くなったパソコンといえば、普通はウイルスも疑わないといけないが、まあ今回はそうではなかった。そのあたりの対策はしっかりやっている。
時代と共にパソコンは急速に高性能化したが、ソフトウェアもその能力を目一杯使うようなものが出てくるので、相殺されてしまう。古いパソコンを使っている場合、インターネット経由で「最新のソフトウェアに更新しますか?」なんてメッセージが出て、調子に乗ってアップグレードすると悲惨なことになることもある。ソフトメーカーは、ユーザーが最新かそれに近いパソコンを使っていることが当然という前提であるのだ。それも、1つのソフトならともかく、沢山の(有名無名の)ソフトウェアメーカーが競って自社のソフトを押し付けるのだ。ちょっと古いパソコンになれば、健全さを保つというのは不可能かもしれない。

で、昨日、余分なアプリケーションをアンインストールしまくった。特に、アップル社のマルチメディア関係のソフトウェアは根こそぎ末梢した。
すると、後で調べたら、よくある話のようだが、CD/DVD-RWドライブが認識されなくなった。あるアップル社のソフトをインストールした時点でそうなる場合も多いようだが、私の場合は、アンインストール時にそうなったわけだ。
ドライバーソフトはちゃんとインストールされているのに、ドライブが認識されないという異常事態で、どうにもお手上げである。私がお手上げなら、普通の人なら、さらにそのはずだ。
私は、レジストリの書き換えという、素人は絶対やってはならないことを決行した。そうしたら、CD/DVD-RWドライブの認識は戻ったが、キーボードが認識されなくなった。実は、あまり慎重でなかったことを告白しよう。

最早仕方が無い。OS(Windows)の再インストールを実施することとした。
OSのインストールなんて、数年前にWindows Server 2003のインストールを仕事でやって以来だ。私はその方面の専門家でもないが、一通りは何でも出来る。
昔と比べれば、OSのインストールは随分自動化され簡単であるような気はするが、やはり一般の人には敷居が高いだろうと思う。それに、恐ろしく時間がかかる。

しかし、インストールしたアプリケーションはもちろん、ドライバソフトやOSに近い部分のユーティリティソフトまで残したまま再インストールできてしまうのには、正直驚いた。驚愕というよりは奇跡である。ただ、それも、技術者にして初めて感じることと思う。
サービスパックの導入が終わった頃は午前0時に達していたので、50以上あるWindowsの更新をスタートさせて寝たら、起きた時には無事完了していた。

大変な時間がかかったが、パソコンは素晴らしいスムーズさを取り戻した。今後は必要ない限り、余計なソフトの導入、更新はすまいと思った。


新・思考のための道具
1987年に書かれた古い本ですが、2006年に新訳が出ました。私は旧版を持っています。
コンピュータ社会と言われて久しいですが、コンピュータの本質を深く理解するにはお薦めです。それは、テクノロジの未来に立ち向かうのにも役に立つことと思います。
どんな分野にせよ、本質を知るには、歴史と、それを作った偉人・天才の考えに触れることが一番手っ取り早く、的確と思います。
技術的に難しいという類の本ではありません。

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