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2010.01.19

「ザ・マスター・キー」を読む

世界一のお金持ちである、マイクロソフト社の創業者で会長のビル・ゲイツについて、誰でも名前くらいは知っていると思う。
1980年頃には、アメリカの主要なPCが、マイクロソフトのBASIC言語を標準的に搭載しており、当時20代半ばのゲイツは既に世界的に有名で大金持ちだった。

ゲイツは若い頃は激情家と言われていた。
20歳位の時、初めてBASICを提供することになったMITS社の海軍上がりの超巨漢エド・ロバーツ社長とも、喧嘩としか見えない激論をよくしたようだ。。ゲイツは細身な上、少年にしか見えない程の童顔だった。
マイクロソフトは急成長していったが、ゲイツは社員を面前で、あるいは電話で怒鳴りまくった。後に電子メールが普及すると、毎日大量に送られた「ゲイツメイル」は社員達の恐怖だった。
マイクロソフトを訪れた日本の大企業の幹部は、「マイクロソフトでは1日中、ゲイツに怒鳴られていたよ。私は客だったのだが・・・」と言っていたという話もある。

ある時、取材でゲイツにそういったことについて尋ねられた。
ゲイツは、「そんなに怒鳴ったりしない。ただ、“Let's think harder”(もっとよく考えよう)と言うことはあるよ」と言った。

ところで最近、私は、チャールズ・ハアネルの「ザ・マスター・キー」という本(原題「ザ・マスター・キー・システム」)を読んだが、その本に、ビル・ゲイツがハーバード大学時代(ゲイツは早々に中退した)、図書館でこの本を読み、大きな影響を受けて起業を決意したと書かれていた。ただ、これは「噂話」と断ってある。
しかし、この本を読み、私は、それは本当だと思った。もちろん、これもただの推測である。
この本を読みながら、ゲイツの“Let's think harder”を思い出したのだ。
「ザ・マスター・キー」は、1917年に書かれて大ベストセラーになったが、キリスト教会の教えに反していたため発禁となったらしい。
だが、ディール・カーネギーやナポレオン・ヒルも熱心に学んだと言われ、ロンダ・バーンの大ベストセラー「ザ・シークレット」では、特に重要な扱いで何度も引用されている。
基本的には、「ザ・シークレット」の主張に近いものと思うが、その論理性や緻密さ、思考の重要さを訴える姿勢は、権威ある教師、あるいは、グルの態度とも感じた。
ゲイツは、この本の「よく考えろ」「正確に考えろ」「深く考えろ」「あらゆる面を考えろ」「細かな点まで考えろ」という指示をよく守り、何事も曖昧にせず、鋭く完全に考えていたか、あるいは、それが元々のゲイツの性向であり、ハアネルの本に引き込まれたのではないかと思った。

ただ、「ザ・マスター・キー」は、それほど堅苦しい本でもない。
また、それほど難しいわけではない。そして、理を重んじてはいても、なにか親愛の情すら感じるのだ。
「考えろ」という指示に関しても、普通の人があまりにものを考えない傾向があることから、注意を喚起しているだけのことのようにも思う。
そして、読んでいて、私は何度も「やられた」と思った。
真理を分かりやすい言葉でシンプルに表現するところは、著者ハアネルが「よく考える」人物であることを証明している。
「ザ・マスター・キー」は、元々は書籍ではなく、24週で学ぶ通信講座だったようだ。
24章から成っており、1章を1週間繰り返して読むよう指示されている。1つ1つの章は、序文と、30程度の独立した短い文章が記載されており、非常に読みやすい。その1つ1つの文章が珠玉の教えなのである。

「ザ・シークレット」はそれだけで不足のないものであり、あることについて、「本書から学んだことがこの1つだけであっても良い」とすら書かれている。しかし一方で、ロンダ・バーンは「賢者から学べ」とも書いている。
ロンダ・バーン自身も、数多くの優れた本や人から学び、量子論も深く学んだと書いていたが、確かにその通りと思う。彼女自身、素晴らしい知恵を得ていることは間違いない。
では、「ザ・マスター・キー」であるが、出来れば読んだ方が良いと思う。宇宙の真理をより深く正確に理解できると思うし、それはプラスになるだろう。ただし、やはり深い教えであるので、誤解や曲解があってもならない。本の最初に、誤解は損失をもたらす可能性があるから、きちんと1章に1週間をかけろと指示されている。
世界的な自己啓発プログラムの中には、このように、1章を1週間程度繰り返して読む、あるいは、聞くというものは少なくない。書籍でも、オグ・マンディーノの「地上最強の商人」はその形態である。
ただ、このやり方は、著者の教えを完全に承認し、全く疑うことなく、自分の頭の中に刷り込むことを意味する。いわば、洗脳と言っても間違いではない。
私は、「ザ・マスター・キー」は素晴らしいと認めながらも、そのようなことは好ましいとは思わないので、ただ、最高の知恵の書として、最初から終わりまで順に読み進めた。


ザ・マスター・キー
本文で紹介しました、チャールズ・ハアネルの「ザ・マスター・キー」です。
本物の真理とは、「懐かしい」感じがするものです。なぜなら、我々の本質は既に真理を知っているからです。聖典やインドの聖者の教え同様、とても懐かしく感じる貴い教えを、現代的に学べる大変に有難いものと私は思います。その上、物質的な利益をも無限に保証しています。
ビル・ゲイツが本当に本書を読んだかどうかは知りませんが、ゲイツオタクの私から見ても、彼の思考性質と符合しているように感じます。

ザ・シークレット
紹介するまでもない世界的ベストセラー。シークレットを、これほど分かりやすく、また、親しみやすく書いた本はこれまでなかったことも、本書の成功の要因の1つと思います。

富を「引き寄せる」科学的法則
上記の「ザ・マスター・キー」と並び、「ザ・シークレット」で特に重要な扱いを受けている本です。
ジョセフ・マーフィーの本の中にも、本書の一部がそっくり引用されており、その影響力を感じます。ロンダ・バーンが、「ザ・シークレット」の映画を製作するきっかけになった本とも言われています。

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Comments

『ザ・マスター・キー』 は未読ですけれど
 『ザ・シークレット』 は第4章の後半まで進みました。
そして……
 3冊目の 「富を……」 ですが
いま取り組んでいるサイコ・サイバネティクス系のプログラムに
 教材として (冊子が) 附けられておりました。
  現時点で 第12章の途中です。
(『ザ・シークレット』 に載っている略歴によれば)
この 「注目すべき」 書物の刊行は 1910年……
 ちょうど 1世紀前のことなんですね。
  とても 信じられません!

ウォレス・D・ワトル というこの啓蒙家……
 本当にタダモノじゃありませんね。

 ところで 
 『ザ・シークレット』 から展開させていく思索記事……
 別のブロガーさんへのトラックB. と併行してやる羽目になってしまったので
  極めて緩慢な連載投稿となってしまうことでしょう。
  なにとぞ 悪しからず……。

Posted by: MInr Kamti | 2010.01.19 at 07:49 PM

『ザ・マスター・キー』読みました。
「やられた」と、、思うことはありませんでしたが、
「ホヒィ~~!!」ちゅうことは何度もありました。

私には読む深さが足りませなんだ、、

しかし【本物の真理とは、「懐かしい」感じがするものです】
このドンピシャな表現には貴方と程度の差はあるにしても(謙虚な華ちゃん)
同意、同感です。

貴方の言葉の表現に恐れ入っている私、、、
浅い言葉で暮らしていると口が渇いてしまいます。

Posted by: 華文字 | 2010.01.19 at 08:13 PM

★MInr Kamtiさん
私は、3回目読了しました。
何度読んでも、新しい発見があると思います。
まだ何度も読むのだろうなと思います。
ワトルズの本は3種類持っています。
角川版が読みやすいと思います。


★華文字さん
華文字さんも「ザ・マスター・キー」を気に入られたようで、とても嬉しいです。
私は、かなりハマってます。
華文字さんのパワーなら、世界征服も夢ではありませんね。
私は・・・3千億円ほどでいいです。ボクって、慎ましい・・・

Posted by: Kay | 2010.01.19 at 11:15 PM

key様
ビル・ゲイツってほんとにそんな風に
成功したのでしょうか。

USAで成功する、ということは
そんな半端なものなのでしょうか。

彼の後ろに誰がいたのか、興味深いものです。

Posted by: taku | 2010.01.20 at 12:51 AM

★takuさん
そんな風にって言われても、私はゲイツの物語の1/100も書いていませんよ。もちろん、半端なことで成功したのでは全くありません。
ゲイツの本は沢山出てますので、興味があればご覧下さい。

Posted by: Kay | 2010.01.20 at 06:39 AM

私の言いたかったのは
彼の成功には「裏」「ある勢力」が
存在したのではないか、ということなんです。
決して表にでて来ない何かが。

Posted by: taku | 2010.01.21 at 01:11 AM

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