« 偉大なる者 | Main | Windows再インストール実施 »

2010.01.24

真に大切なものが必要なわけ

攻撃は最大の防御と言うが、本当だろうか?
また、米国第35代大統領J.F.ケネディは、大統領就任演説で、「軍備が十分であってこそ、それが使われることはないと確信する」と言ったが、それは本当だろうか?

老子には、意外にも軍備に関する話は多い。
「他国の十倍、百倍の軍事力があっても使ってはならない」とある(80章)。
ただ、使ってはならないが、持ってはならないとは書いていない。
「防衛を主眼とし、こちらから攻めてはいけない」と書かれているが、さりとて、「他国を軽視してもならない」とある(69章)。

ケネディは老子を引用したのではないかと思えるくらいである。
ただ、これらは古い知恵である。
老子は、ただ、当時の世相に合わせて教えたのだ。

1970年代の英国のテレビドラマのたった1つのセリフが、私の心の琴線に触れたことがある。私は小学生だったと思う。
世界的な007俳優になる直前のロジャー・ムーア演じる英国貴族が、家に伝わる格言であろうか、危機的状況でこう言う。
「攻撃こそ最大の防御なり。最大の攻撃は無抵抗なり。つまり、何もしないのが一番強いのさ」
これもまた、老荘思想の「無為の為」を思わせる。
「マスターの教え」という、成功哲学と言ってよいと思うが、著者不明の不思議な物語で、マスターと呼ばれる賢者がこう言う。
「抵抗すれば、相手に力を与える」

抵抗するとか、嫌うというのは、その対象を強く意識することである。
人は意識した相手に力を与えるというのは自然の理である。
真の無抵抗とは、意識を向けないことだ。
そして、大切な意識を、好ましいものに向け、それに力を与えれば良い。

自分が手向かいしていた者を相手にしなくなると、その者は、病気になったり、事故にあったり、場合によっては死んだりすることもある。
いじめというのは、いじめる相手の意識を自分に集め、エネルギーを奪おうとする無意識の行為だ。なぜそんなことをするかというと、いじめる者というのは、自分のエネルギーが枯渇しているのである。
弱い犬ほどよく吼えるとか、弱いものいじめをする者は本当は弱いというのは真実である。

国家間のことはやや複雑な事情を配慮しなければならないが、個人に関して言うなら、意識レベルでの無抵抗が無敵である。
そして、我々は他人からエネルギーを奪う必要はない。大切なものに意識を集めれば、エネルギーは無限に得られるのである。
だから、真に大切なものが無ければエネルギーが枯渇するのである。
家族や子供を大切に思うことですら、強い力が得られるのはそのためである。彼らは言う。「家族は私の命だ」と。命は真の自己である。そして、それと一致する家族に最大の力を向けるということは、真実の自己にいくらか近いものに意識を集中しているのである。
もっとも、その思いが純粋でないなら、トラブルが起こる。そして、世の中には、純粋な想いを利用しようとする者が多い。この世の不幸はこうして起こる。
ただ、真に大切なものを忘れなければ、不幸にはならないはずなのだ。


マスターの教え
世の中を動かし、望みを叶えるための力やエネルギーの使い方を実に分かりやすく説明する著者は、序文にもある通り、確かに賢い人物であるはずです。
しかも、易しく面白いお話として書かれているのは、著者の愛情ある配慮と善意を感じます。斎藤一人さんが自著で重要な部分を引用しているのを見たことがあります。

老子
私は、この、日本語も堪能な中国人の詩人、王明さんが訳した、一切の解説のない、詩で書かれた老子をとても気に入っています。
挿絵の水墨画も幽玄な雰囲気でいっぱいです。

↓応援していただける方はいずれか(できれば両方)クリックで投票をお願い致します。
人気blogランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ

|

« 偉大なる者 | Main | Windows再インストール実施 »

Comments

いつも、楽しく読ませていただいてます。

マスターの教え。私も読んでます。
ジョン・マクドナルド著
確かかどうかは、定かではないが、山川夫妻が訳していらっしゃいます。

小さな本ですが、ものすごい内容の濃い本ですね。

私は、体に栄養を与える言葉
の章が好きです。

ゆっくり言葉と対峙することで、その言葉のパワーがいただける様な気がします。

ありがとうございます。

Posted by: まさくん | 2010.01.24 10:47 AM

少なくとも現代の文明社会においては

 非暴力直接行動

  こそが最強の戦略と言えるでしょうね。

 暴力 すなわちテロリズムは 9・11以来 目の敵だし
武装蜂起なんぞ 全くの論外ですから
 己の身体を 只それだけを賭した駆け引きとしての
  止むにやまれぬ意思表示というのが
 辿り着くべき (着かざるを得ない) 答えなんだと思ってます。

とはいえ
 いまさら 重機の前に座り込み
  なんてことは やらないでしょうけどね。
 せいぜい ブログ記事を通じて
私見を発信し続けていく……
 といった ところです。

ブッチャケ 私も もはや青くはありませんから……。 

Posted by: Minr Kamti / ARTEMIS | 2010.01.25 01:20 AM

はじめまして

こちらには食事のこと
スウェーデンボルグのこと
ニュー0ソート系のことなど
期間をおいて調べたときどきに
ことごとく立ち寄っていたことに気づきました


お返しに私のもってる知識で、こちらにはかかれていないなと思い気になったことを・・・

ナチュラルハイジーン
本だと「フィットフォーライフ」
とてもよいとおもいます
食後に果物を摂られているようなので・・・

わたしはこれ+生発芽玄米(発芽させた玄米ヨーグルトや玄米クリーム)の生活
=なちゅはい+甲田光雄さん
をこころがけてます☆

Posted by: りか | 2010.01.25 01:34 AM

★まさくんさん
「マスターの教え」私は30回くらいは読みました。
目標があってこその本ではありますね。


★Minr Kamti / ARTEMISさん
最強の戦略を、考えて、考えて、考えて、考え抜き、
後は大胆に、かつ、慎重に実行するのみですね。


★りかさん
はじめまして。
私は最近、何にも考えてないです。
何を食べるかも、全くこだわりないです。肉やお菓子は食べませんけどね。
あまり堅苦しいと、窮屈になってしまいます。
人間、大抵のものは、何を食べても大丈夫と思います。

Posted by: Kay | 2010.01.25 10:49 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 真に大切なものが必要なわけ:

« 偉大なる者 | Main | Windows再インストール実施 »