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2009.12.21

日本に楽しい仕事はない

日本には、我々庶民が就いて楽しい仕事は無いと思います。
ほとんど全て、嫌な仕事ばかりです。あまり嫌だと思わない仕事であれば、極端に低収入です。

なぜなら、日本は経済指向の国であり、しかも、現在は、それ以外の目的は何も持たないからです。
経済の発展のみを目指す国では、国民がする仕事は楽しくないものしかありません。
経済の拡大のためには、合理性、効率性が第一で、それは心の満足と全く関係ないからです。
私の仕事(コンピュータソフト開発)の場合で言えば、コンピュータプログラミングは楽しいものだと思いますが、効果的に収益を上げるためのソフト開発は苦痛でしかありません。

例えば、自動車を見ればよく分かります。日本の車は、製品も、製造方法もとても合理的です。
でも、本当に車が分かる人なら、日本の車を選びたくないはずです。
もし、車を完全に道具としか思わないなら、日本の車で良いのかもしれません。
しかし、実際には、人間は、持ち物、着る物、食べるもの等、いかなるものにも心を注ぎます。その中でも、車は大きな愛着を持つものの1つです。
でなければ、これほど多種多様な車があるはずがありません。
車にさほどのこだわりを持たないような人でも、日本の車に本当は満足しません。妥協するだけです。
不況になると、日本やアメリカの車は極端に売れなくなります。あえて新車を買うほどのものではないからです。
しかし、ドイツのフォルクスワーゲンなど、合理性以上の車を作るメーカーの車は逆に販売が絶好調になっています。

経済のためでしかない仕事に生き甲斐など、間違っても求めないことです。
ただ、一見、収益以上の目的を持っているように見えて、その目的が大嘘である事業も、特に日本やアメリカには沢山あります。むしろ、そういったものの方が問題が大きいかもしれません。
しかし、それが分かって働くなら、あまり不幸にはならずに済むと思います。
生きるためには、そういった仕事をせざるを得ないのが、ほとんどの人の場合です。できるだけ無関心に働くことです。騙されて熱狂してはいけません。ところが、そうであってこそ、親切さや穏やかな態度が守れます。
面白いことに、仕事もあまり苦痛に感じなくて済むかもしれません。あまり心をあれ狂わさずに済むからです。
そして、それこそ、本当の高度な修行です。自分が行為者でないことを自覚すれば幸福になる道が開けます。


あるがままに―ラマナ・マハルシの教え
重要な仕事を責任感を持って行っているように見えても、実は、あなたは何もしていない。自分を行為者であると見なしてはならない。
自己の探求を通して、それを自覚すれば、幸福の内に留まることができる。
1950年に亡くなったマハルシの教えが忘れられることは決してありません。

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Comments

始めまして。自分は鬱病歴4年の境界性人格障害のシンと申します。毎日鬱の波と闘い不眠で夜も眠れずに毎日自殺という事だけを考えてひきこみりの日々を過ごしてます。このままではいけないと思い自分の思考を前向きに変えました。今後とも勉強させて頂きます。自分も日々の闘病を記録したいと思いブログを開設しました。良かったら遊びに来てやって下さい。http://blog.livedoor.jp/dreamcatchshin-zibunsagashi/
突然のコメント失礼しました。また訪問させて頂きます。応援ポチ。

Posted by: シン | 2009.12.21 at 07:33 AM

こんばんわ。
ケイさんはJ・クリシュナムルティはご存知ですか?私は彼も覚者の一人と思っています。
彼と同時代を生きられた。
逢って見たかったです。

Posted by: taku | 2009.12.21 at 10:18 PM

★シンさん
ブログで文章を書くことは精神的にも良いことと思います。是非、継続して下さい。

★takuさん
クリシュナムルティに手を出すと、人生の時間全てを使うことになりかねません。
個人的には、彼は聖者と言うよりは、大天才だと思っています。

Posted by: Kay | 2009.12.22 at 06:38 AM

お見事です。
彼は一人も覚者を出していないようです。
しかし自我をあそこまで
詳細に明かした人は近代では彼が最高峰
でしょう。
ある意味、アビダンマを超えていますね。

Posted by: taku | 2009.12.23 at 01:04 AM

Hi ya!
ランドセルの返信ありがとうございます、Time girlです。
こちらの記事を読んで、何故日本車の性能は誰もがよく知っているけれども、日本車の熱狂的なfanがいないのか納得できました。

私は現在ロンドン在住です。
色んな国の方と(short storyですが)日本車の話題をしますが、「壊れない、性能がいい」とは聞くものの「大好きだ、一番だ」という意見はなかなか聞かないなと漠然と思ってました(見た目が今イチな所為かとも思ってました、笑)が、このKayさんの記事で納得することができました。

今まで日本車を絶賛される方にお会いした事はあるにはあるのですが、その手の方は、'All of Japanese thing is the BEST!'と盲目的な親日家が多かった様に思います。
確かに、日本人のdefaultは優秀なんだな…と思わせられた事も多々ありますが。

イギリスでは中古の日本車が人気だそうですが、まさにKayさんのおっしゃる通り次善の選択からだと思います。

と言っても、実は公共交通機関にお世話になりっぱなしの私からは遠い問題なのですが。笑

毎日読み応えのある記事をありがとうございます。

Posted by: Time Girl | 2009.12.26 at 01:01 AM

★Time Girlさん
日本車の見た目がイマイチ・・・全く同感です(笑)。
特に、メカニズム的に制約の大きいコンパクトカーでは、日本の車って、全部同じデザインになってしまい、区別が付きません。
私は、日本のコンパクトカーに乗ってますが、イギリスのミニ、イタリアのフィアット・プント、フランスのプジョーといったところの個性的な美しさはやはり良いと思います。
日本の車が故障せず、信頼性が高いことは昔から有名ですね。ビジネスユースには素晴らしいものです。
今ではそんなこともありませんが、昔のイギリスのミニは、少しメンテナンスを怠るとすぐに調子が悪くなりました。それでも、日本のミニのファンは、決して日本のコンパクトカーを買おうとはしませんでしたね。
私も、必要がない限り、車に乗らず、歩くことにしております。

Posted by: Kay | 2009.12.26 at 04:06 PM

こんばんは。最近になってやっとブログを始めたばかりのあおみどりです。なかなか深い話で、いろいろ読みふけっておりました。日本人って、芸術や宗教のことをまじめに語ることを避ける傾向があるけれど、私自身、とても語りたい世界の一つです。車に見る日本。確かに、おっしゃる通りですね。壊れなさ、嫌味にならない普通ぽさはピイチかなと思うのですが、憧れる車は確かに少ないです。それにしても、VWはいろいろな車会社を取りこんで来てますね~。ポルシェの伝統的なエンブレムが無くならないように祈ってます。。。(ポルシェ持ちではありませんが)

Posted by: あおみどり | 2009.12.26 at 10:25 PM

★あおみどりさん
そういえば、日本人にとって、「あお」は「みどり」を指すというのが海外で有名です。青物(野菜)って、ほとんど緑色ですから。
本来の宗教や芸術は、人がエネルギーを得るために大切なものと思っております。

Posted by: Kay | 2009.12.27 at 07:36 AM

こんにちは
(*^-^)
色のこと、なるほど~と思いました(自分のHNなのに)私自身は、青でもなく緑でもない、青緑色が単に大好きでそのまま色を名前にしました。

宗教や芸術、エネルギーを日々たくさんいただいております!私にとってはまさに、太陽エネルギーに等しいですね。

Posted by: あおみどり | 2009.12.28 at 01:14 PM

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