無限の宇宙
子供に、天体望遠鏡を与えることの価値は計り知れません。
別に高価なものでなくても、さほどの高倍率である必要もないと思います。
勉強道具というよりは、遊び道具として使えば良いと思います。
数十倍以上の高倍率で目標を捕えることがいかに難しいかを体験するのは良いことです。
映画やアニメなどで、天体望遠鏡でUFOなどの飛行物体を見るシーンを何度か見ましたが、それが馬鹿げたことであることが実感として分かります。
また、NHK教育テレビのアニメで、小さな男の子が、無造作に接眼部分を手で掴んで天体望遠鏡を覗く場面を見て驚いたことがあります。望遠鏡のほんのわずかな動きでも、高い倍率では捕捉している位置が大きく変わってしまいます。
今の子供達は(大人もですが)、ゲーム機や携帯電話を乱暴に扱っています。駅や電車の中で、携帯電話を床に落っことす人もよく見ます。天体望遠鏡は、そんな無神経な扱いはできません。
現代人がデリケートな感情や細やかな神経を全く持たない原因は、そのようなものを必要としない状況であるからだと思います。
また、宇宙に目を向けることにも大きな意味があります。
古代の賢者も、現代の科学も、世界が意識の反映であることが真理であると認めています。
宇宙は限りなく広く、精妙で、美しい。ならば、意識も本来はそのようなものであるはずです。
現代の我々は、精神が極めて限定されたものであり、合理的と言えば聞こえは良いですが、つまるところ損得を計算することにのみ使うよう教育されています。地獄(hell)という言葉は限定を意味しています。現代の我々は地獄にいます。
宇宙に心を向けることで、我々は自分が自由で無限の存在であることを思い出すきっかけを得るかもしれません。
宇宙―太陽系とその惑星から銀河宇宙の果て、地球外生命探査まですべてがわかる 最近、この本を買いました。 さして大きな本ではありませんが、美しいカラー写真で望遠鏡や宇宙探査機が捕えた星の映像を見るのは楽しいものです。 直接、映像で捕えることができないものや想像物については、豊富なイラストが使われています。 また、天文学や、それに関連した最先端物理学を一般向けにではあっても、かなり詳しく解説してくれています。 大人向けの本と思いますが、中学生以上なら良いと思われ、小学生が見ても楽しいと思います。 |
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Comments
小学生の頃天体望遠鏡が欲しいな、と思っていたら
伯母が顕微鏡を買ってくれました。
一種の願望達成だったのでしょうか(笑
ご紹介の本良さそうなので甥っ子にアマゾンから
クリスマス・プレゼントに贈りました。
今、霊止乃道を読んでいます。
昔MRTに通っていたのですが
こんな凄い人だったのですね。
いつも有難御座居ます。
Posted by: taku | 2009.12.20 02:32 PM
大賛成です!
宇宙に想いを馳せれば
それこそ妄想は無限大なんですから……。
宇宙の果て?
それは結局
ヒト意識の究極と重なっており
更には その 《あちら側》 へと……。
天体望遠鏡を持ってはおりませんが
つい20日ほど前に
家庭用のプラネタリウムを購入しました。
すると なんと
宇宙図鑑などに書かれているとおり
星々が泡構造をなして連なっているではありませぬか!
バーチャルであることは重々承知ですけれど
東京都内の夜空は
たとえ ド田舎 (私の所在地) であっても
とても そんなふうには見えませんから
子供たちにとっても
素晴らしい体験になるのではないでしょうか。
「ホームスター PURE」
という製品……
6万個の投影機能がありながら
1万円以下で手に入れられるんですよ!
Posted by: Minr Kamti | 2009.12.20 09:11 PM
★takuさん
素晴らしいクリスマス・プレゼントだと思います。
私も、こんなのが欲しかった(笑)。
私も、虫とか鉱物の図鑑をよくプレゼントします。
★Minr Kamtiさん
私の記事とは趣旨が全く違うような気もしますが、楽しんでおられるなら良いことと思います。
Posted by: Kay | 2009.12.21 06:39 AM