人生は小説を書いているようなもの
私が幼い頃・・・とは言いましても、そんなに幼くはない小学校の終わり頃まで、世の中は神秘に溢れていました。
何が神秘かと言いますと、現実というものの状況はかなりの部分までコントロールできたことです。
ただそれは、「こうなれ」と強く念じた訳でも、強く思い込んでいたわけでもなく、どちらかというと、「こうなることに決めた」といった、もっと軽いノリ、ソフトなタッチだったように思います。
「目をつぶって飛び込めば車に当たることはない」と決めて、交通量の多い車道に飛び込んだことが何度もありました・・・これは良い子は決して真似をせず、もっとマシなことで試して下さいね。
小学3年生でいきなり手に入れた天体望遠鏡で、「土星を見ることに」決め、適当に選んで見た最初の星がちゃんと土星でした。
こういったことは私の日常でした。
しかし、全てをコントロールしていた訳ではありませんでした。
特に学校が絡んでくると、私の状況支配能力は極端に低下したようです。おそらく、学校の力が、自分の力をはるかに超えるといった嘘を、恐怖と共に叩き込まれるからだと思います。
ことに中学校に入ると、社会性という名のもと、我々個人は力を持たないと信じ込まされてしまいます。
そして、常識的な下らないことをして自分を慰めるようになります。せいぜいが、買い食いや、レジャー施設の利用や、漫画や、弱いものいじめや支配によって。それはそのまま、大人になっても続きます。
私は、再び状況を支配する方法を皆さんに教えたいと思います。
まずは、自分が力あった頃に聞いた音楽、読んだ小説を思い出し、可能なら、再度聴き、読んで気分を盛り上げておきましょう。
人生は、夢のようなものです。
サルトルは、小説を読むことは、小説を書くことだと言いました。あなたは、ただ、人生という小説を書いているだけのことです。
状況支配の優れたヒントになる、出版社は違うのに、偶然同じサイズ、 同じ値段で、共に原著者不明の2つの物語。 | |
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Comments
前回のコメントでは、状況支配に関する過去の記事にリンクまで張っていただき助かりました。
そして今回の記事、やはり熟読させていただきました。何度か読み返すつもりです。また、参考書籍も購入してみます。
Kayさんとまではいかずとも、中学に入って以来、同じような思いをしてきた私にとって非常に参考になりました。ありがとうございます!
Posted by: 納豆会計 | 2009.11.15 04:09 PM
★納豆会計さん
臨場感世界の支配者を目指しましょう。
共に、状況支配のマスターとなりましょう。
必ずなれると思います。
Posted by: Kay | 2009.11.15 08:42 PM
いつも勇気づけてくださってありがとうございます。
今日の記事は小説のプロローグみたいですね。
>学校の力が、自分の力をはるかに超えるといった嘘を、
恐怖と共に叩き込まれるからだと思います。
ことに中学校に入ると、社会性という名のもと、
我々個人は力を持たないと信じ込まされてしまいます。
おっしゃる通りです。もっと早く気付きたかった。
でも、頑張っています。早くいい報告したいです。
>これは良い子は決して真似をせず、もっとマシなことで試して下さいね。
これには、爆笑でした。
Posted by: | 2009.11.15 09:07 PM
↑
「しゅう」です。
忘れました。申し訳ありません。
Posted by: | 2009.11.15 09:09 PM
★しゅうさん
私には、しゅうという子はいないが・・・(笑)
私には小説は無理だなあ。
でも、人生は小説であり、芸術だと思います。
Posted by: Kay | 2009.11.15 11:04 PM