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2009.10.22

魚もまた花

昔、「ラマー 愛と魂への旅」という本」を読んだことがある。手元に本はないが、その中に、「魚もまた花」という言葉を見た覚えがある。
トム・オサリヴァンの実に美しいイラストが数多く載った本だった。
読んだ時は解らなかったが、印象深く憶えているところを見ると、私の魂がその深い意味に感応したに違いない。
ただ、この言葉を、「魚は身体の栄養。花は心の栄養」といった表面的な理解だけで止まってはいけないと思う。
確かにそんな意味なのだろうが、それが実感されないといけないように思う。
魚が身体の栄養になることを当然と思うように、花が心の栄養になることをもっとリアルに認識したいと思う。
そうであれば、人が生きる上で、花の価値は食べ物に劣らないことが本当に解ると思う。
そういえば、イエスも「人はパンだけで生きるのではない」と言ったと思う。
明治、あるいはそれ以前の日本に来た西洋人は、庶民が花を買うことに驚いた。西洋では、花を買うのは金持ちと決まっていたのだ。
かつての日本人には、魂にとって大切なことがちゃんと解っていたのである。

私が、子供の頃に読んだ「星の王子様」で憶えている言葉は、「本当に大切なものは目に見えない」だった。
花は目に見えるが、本当に大切なのは、花を見る者の心であろう。それは、金持ちに豪華な花を貰ったというだけで心が満たされることはないことからも明らかだ。
岡本太郎は、30歳位の時、二等兵(最下級の兵隊)として中国に送られ、10代の兵隊達と一緒に訓練されたことがあった。特に身体を鍛えておらず、酒も飲んでいた太郎には過酷なしごきだったが、息も絶え絶えで気も遠くなりそうな中で見た小さな花の美しさに、命がしぼられるような感動に震えたと言う。
貧しい暮らしの中で、花にお金を使ったかつての日本人。
人間は、苦しい時、欠乏している時に、心が純粋になることがあるのかもしれない。
「若草物語」で、マーガレット達の母親も言っていたと思う。「足りないくらいが丁度良いのですよ」


ラマー愛と魂への旅
新品の入手は不可能と思うが、古書で良いものはありそうである。

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