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2009.10.23

心身医学と食の運命学

NLP(神経言語プログラミング)の創始者であるリチャード・パンドラーは、全ての病気は心因性(心に原因がある)であると決め付けていると著書に書いている。
トム・クルーズが熱心に信仰する新興宗教であるサイエントロジーは、悪い評判も高く、フランスではカルト指定すらされているそうであるが、その開祖であるL.ロン.ハバート自身は天才で偉大な作家でもあることは、おそらく確かと思うし、世界的に傑出した人物にも、教育者としての彼を高く評価する人は少なくない。ハバートは、世界で1800万部以上も出版されたと言われる自己開発書「ダイアネティックス」に、全ての病気の少なくとも75パーセントは心因性と書いている。

「心身医学の父」と言われ、フロイトのエスの概念は、実は彼から与えられたと言われるドイツ人医師ゲオルグ・クロデックは、病気どころか、怪我や事故に至るまで、エスによらずに起こることはないと断言する。エスとは、人の心の中に潜む正体不明の存在であるが、クロデックのエスはフロイトのエスよりはるかに驚異的なものである。
尚、L.ロン.ハバートも、精神的な逸脱を起す要因(彼はエングラムと呼ぶ)を取り去れば、病気にならないことはもちろんだが、事故にも遭わなくなる可能性を示唆している。

それらはもしかしたら本当なのかもしれないけれど、では我々は何をすれば良いのであろう。
現在も精神分析医はフロイト派が多いと思うが、フロイト自身は、事実としては治療を成功させたことはほぼ全くない。
NLPやダイアネティックは驚異的な成果があると宣伝されており、嘘ではないのかもしれないけれど、関係者全てを信用する訳にもいかないし、費用や手間と時間もかかるに違いない。ことによっては、膨大な費用がかかる場合もあるはずだ。

彼らが、全ての病気や事故まで含めて心因性と言うなら、江戸時代の観相家、水野南北なら、全ては食と言う。
彼は、健康、経済、家庭、寿命、その他、一切の運が、食の多い少ないで決まると断言する。
彼は、それを生涯をかけて追求し、十分に実証したと思う。
10歳で飲酒を始め、15歳くらいには既にヤクザ者になり牢屋敷にも入れられた。当時の牢屋敷は今の刑務所どころではない恐ろしい所であり、現実的には人権が無いに等しい服役者が様々な理由で殺されるなど珍しくもなかった。つまり、牢屋敷に入れられるような者は人間ではない。
しかし、彼は牢屋敷から出所後、不思議な縁で観相の道に入り、それを極めて、その名を天下に轟かせ、富豪にもなった。しかし、その観相よりも重要なものが食の慎みであることを悟る。観相においても、人の運命の鑑定を誤ることがほとんどなかった南北であるが、百発百中とはいかなかった。しかし、食の多い少ないに注意するようになったところ、万に1つの外れも無くなったと言う。

南北の教えを実践するのは、外面的には極めて簡単で、お金もかからない。
ただ、食を慎めば良いのである。即ち、美食と飽食を避ければ良いのだ。
南北自身も厳しく食を謹んでおり、米は一切食べず、麦飯と粗食に撤し、酒は大好きであったが、1日1合(約180ml)と決めていた。
尚、徳川家康もまた、天下を取ってからも、生涯、麦飯と粗食で通したことが知られている。
とはいえ、南北と言えど、人にそこまでの厳しい食の慎みを薦めてはおらず、魚、鳥は、人に食べられることが本懐であり、特に老人に関して言うなら、消化の良い肉食は少量であれば良いとしている。とはいえ、美食、飽食は厳しく戒めていることは間違いはなく、現代の日本人の食生活が、恐るべきほどの異常な逸脱であることは間違いあるまい。

斎藤一人さんも、食の慎みについて語っておられることを最近知り、嬉しく思った。
1日3食なんて食べる必要はない。空腹な時間は必ず必要と講演で言っておられるようである。


新修 南北相法・修身録(全)
2009年に出版された、「南北相法」「相法修身録」を同時に収録した新訳。
これまでの南北の書、特に、より重要な「相法修身録」がそうであるように、いつまで購入できるか疑問である。本書も、2009年出版でありながら、現在既に入手困難になりつつあるように思える。本書は、分りやすい良訳であると思う。

だまってすわれば―観相師・水野南北一代
水野南北の痛快な伝記小説。
当然ながら、推測の部分も多いのであるが、詳細で深い歴史考証の上に書かれた名作である。こんな素晴らしい本が絶版になるとは嘆かわしい限りである。

斎藤一人15分間ハッピーラッキー―人生の成功者になる「ものすごくカンタンな道」
添付の講演CD「つやこ49」に、斎藤一人さんが食の慎みについて語る部分がある。その他も含めた講演の内容も、米国製の優れた百万円をはるかに超える自己開発プログラムを買った私は、千万円以上の価値と確信した。


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Comments

こんばんは。
食の慎みについて疑問なのは、マイケルジャクソンや小室哲哉はかなりの少食でありながら、ああいう運命を辿った事です。
私は今現在長い引きこもりと肉体の難病を持つに到りまして、何とかすべくこちらで良く勉強させてもらっています。
少食が運命を切り拓く力となってくれれば良いのですが・・・。

Posted by: フレイ | 2009.10.24 at 12:00 AM

★フレイさん
マイケル・ジャクソンや小室哲哉さんは、少食だからあれだけのものになれたと考えるべきです。
せめて100億円ほど稼げたら、転落の心配をするのも良いでしょう。
運命を切り拓くのはあくまで自分ですが、その方向はいくらでも示せると思います。
参考記事: http://kay.air-nifty.com/art/2009/07/post-9921.html

Posted by: Kay | 2009.10.24 at 06:33 AM

Kayさん、お返事ありがとうございます。
なるほど、そういう風に見るのですね。また一つやる気をもらえました。
百億は無理でも、私と母親が食べていけるくらいの収入は稼げるようになりたいです。
食べることが大好きな自分にとって、少食を実行するのは容易なことではありませんが、やれないことも無いと思って頑張ってみます。
参考記事、以前にも拝見しましたが、また新たな気付きがありました。
Kayさんの更なる成功とますますの発展を祈っております。ではでは。

Posted by: フレイ | 2009.10.25 at 02:14 AM

★フレイさん
そうですね。月百万もあれば十分ですね。
そのくらいはすぐだと思います。
私も食べること、特に甘いものに目がありませんが、少食は容易で、根性も必要ありません。

Posted by: Kay | 2009.10.26 at 06:14 AM

Kayさん
少食は容易とは凄いですね。私なんぞは、少食を決意して一ヶ月経ってませんが挫折しまくりですorz 急に減らすから良くないのだろうかと思って、現在少しずつ減らしていく方法を取っています。凡人以下の私にも出来る(一日一食を)、何か心構えなりコツなりありませんでしょうか?

Posted by: フレイ | 2009.10.26 at 07:09 PM

★フレイさん
力まないことです。
努力しないことです。
「どうでもいいけど、1日1食になってしまうんだから仕方ない」程度にやって下さい。

Posted by: Kay | 2009.10.26 at 09:52 PM

はじめまして。
いつも楽しみに拝読しています。
この投稿を読み、水野南北の伝記があることを知り、早速取り寄せて読みました。

18人の妻をとっかえひっかえしたのは仙道の房中術で若い気を取り入れるためだったのかもしれませんね。
まあただの悪女好きなだけかもしれませんが(笑)。

ところで、倉7つほどの莫大な資産はその後どうなったのでしょう。18人も妻を娶りながら、あえて子孫も残さず養子もとらず、突然歴史から消え去ったようで不思議です。没年が天保5年とあり、大塩平八郎の乱が天保8年ですから、大阪は相当な飢饉となっており、一揆のどさくさで消え失せたのでしょうか。そうであれば、それもまた水野南北らしいですね。

Posted by: koike | 2009.10.27 at 10:38 AM

Kayさん、お返事ありがとうございます。
これはかなり深いアドバイスなのでしょう…。私には分かりかねますが、心に留めておきます。

Posted by: フレイ | 2009.10.27 at 12:05 PM

訂正
これは、少食なんて簡単なんだと考えることで達成を容易にするアドバイスと受け取りました。感謝。

Posted by: フレイ | 2009.10.27 at 01:14 PM

★フレイさん
理解できる範囲で受け取ればよろしいかと思いますが、何事も簡単に納得しない方が良いものです。

Posted by: Kay | 2009.10.28 at 06:33 AM

★koikeさん
南北の悪女好きは業や宿命かもしれません。
しかし、一人も見捨てずに最後まで面倒を見たところが偉大だと思います。
私は彼の遺産には全く興味を持ちませんでした。

Posted by: Kay | 2009.10.28 at 06:38 AM

Kayさん
努力するなという意味がまだまだ分かっていなかったようです。何か大きな力に運んでもらって到達するというイメージに変りました。もっともっと考えて見ます。

Posted by: フレイ | 2009.10.28 at 10:27 PM

★フレイさん
それで良いと思います。
そのために必要なことは、欲を持たないことです。
難しければ、ギラギラの欲望を持って何かしようとしても、全然うまくいかないということだと思って下さい。
「どうでもいいけど」という軽い感覚も必要ということです。

Posted by: Kay | 2009.10.29 at 06:40 AM

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