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2009.09.23

お金を持たずに、人にも楽々おごる男たち

人間、食べないと生きていけません(異論はありますが)。
食べるには、お金がないといけません(異論はありますが)。
では、お金がなければどうすれば良いでしょう。
ジャン・バルジャンのように盗みをしますか?
彼は1本のパン(フランスなので、パンは長い)を盗み、それが原因となり19年も監獄に入ることになりました。まあ、人生、悪い時はそんなものです。

しかし、お金を持たずに、自分ばかりか、人にもおごって飲食した2人の、面白い話をしましょう。
うち1人は、本物の一文無しです。

絶望的に売れない画家がいました。才能はあるのですが・・・
彼は、明らかに人生の落伍者でした。
その画家と、レストランで会ってしまった男がいました。男は困りました。2人分の食事代なんか持ってないからでした。男もまた貧乏人でした。
しかし、画家はその男に、自分が君の分もおごると言います。しかし、金はないと言います。
画家は、男から小切手を借り、ボーイを呼ぶと、小切手にサインをしてそれを渡し、すぐにボーイを下がらせました。
男はあっけにとられました。
この画家に、収入のあてなどあるはずがないことは、この街では誰もが知っていましたから。
しかし、彼は小切手での支払いを拒まれませんでした。
確かに、画家の様子はいつもと違っていました。身なりの貧しさは全く変わっていないのですが、どこか雰囲気が違っていたように感じられました。

もう1つの話です。
事業に失敗し、健康も失った男が、不思議な紳士に会います。
紳士は、男を近くにあったクラブに連れて行きました。
そして、帰り際、紳士は出された請求書に、イニシアルだけをサインしました。
しかし、紳士は、この店に来るのは初めてだと言います。

はじめの話の画家はその後成功し、後の話の、事業に失敗し、病気になった男もまた、健康を回復し事業で成功を収めます。
いずれも、あっという間に。

はじめの話は、1899年に書かれ、百年以上の歴史を誇る、アメリカの月刊誌「サクセス・マガジン」に掲載されました。
その画家を変えた原因を明かす本編は数百年前に書かれ、読みさえすれば、この画家のようにたちどころにあらゆる幸運に恵まれるとあります。
後の話のことが書いてある本は、日本一のお金持ちの商人、斎藤一人さんの本にも、あきらかに引用されていました(斎藤一人さん自体は、書中ではそれを明かしていませんでしたが)。

面白いことに、この2冊の本は、上記のように共通するお話が書かれていますが、出版社の異なる全く別のものです。
しかし、不思議なことに、サイズと厚みがほとんど同じで、値段にいたっては全く同じです。
もう1つ同じことは、いずれも本編部分に関しては著者不明ということです。
薄くて文字も大きいのですぐに読めるでしょう。
以下に、はじめの話(左側)と、後の話(右側)が書かれた本を紹介しておきます。


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