« 49は楽天主義者の魔法の数字 | Main | 腕立て伏せはトレーニングの王様だ »

2009.09.29

あしたがすき

以前、喫茶店にいると、有線ラジオ放送からだと思うが、店内に流れてきた曲に思わず聴き入った。
可憐で美しい声と抜群の上手さに驚く。さらに、歌声は高音になっても、クリアに響き渡る。
若い女性のようだが、誰が歌っているのか分らない。
どこかで聴いたような気もする歌だが、全く思い出せない。
アイドルのような声にも聴こえるが、とにかく上手過ぎる。
大変な歌手がいるのではないかと思った。

やはり以前、この喫茶店に流れていた男性の歌を聴いた時、誰が歌っている何の歌かは分らなかったが、これは絶対に知っている歌だと確信したことがあった。その歌は、石井竜也さんが歌う「君をつれて」で、宮崎駿監督のアニメ映画「天空の城ラピュタ」の主題歌「君をのせて」の詩と編曲を変えたものだった。「君をのせて」は井上あずみさんという女性が歌っていたこともあり、なかなか気付かなかったというわけだ。

しかし、この女性の歌は、それほど身近な親しみのあるものとも思えなかった。かなり昔に聴いた歌かもしれない。
出だしはこうだ。

明日はどこから生まれてくるの?
私は、明日が、明日が好き

歌が上手いだけではない。詩も気になった。
「明日が好き」と言える人は実に幸福であるのだ。なぜなら、その人は楽天主義者であるからだ。
ヘレン・ケラーは言っている。
「明日は今日より美しい。明後日は明日よりさらに美しい。楽天主義者はそう信じている」
確かに、爽やかな美しい歌詞である。

有線放送なら、やはりポップミュージックだろうか。
これだけ若い声で、抜群に上手い歌手・・・。

ところが、歌の終りの部分にやや違和感があった。

キラキラ光る、風の向こうで
あの人が、私を、私を呼んでいる
キャンディ、キャンディ、キャンディ、キャンディ

キャンディと聴こえるが、聞き違いとも思えた。
キャンディって、お菓子のことじゃないのか?
そういえば、お菓子のCMの曲には、ロッテの「小さな瞳」のような何十年も使われる名曲もある。
ひょっとしたら、CMソングかもしれないと思った。

しかし、その時、私の脳裏に、宮崎駿監督のアニメ映画「火垂るの墓」が浮かんだ。
「火垂るの墓」はあまり熱心に見なかったが、これの関係の歌ではないはずだ。そもそも、爽やか過ぎる歌で、あの悲惨な映画とはイメージが合わない。
「火垂るの墓」のあの不幸な幼い女の子が、缶入りのドロップを持っていたことを思い出す。
ドロップとは、口の中で溶かしながら食べる固い飴のことである。「火垂るの墓」のものは、佐久間製菓のサクマ式ドロップスであるらしい。

なぜ「火垂るの墓」を思い出したのだろうか?
そして、次に思い出したのが、アニメ「美少女戦士セーラームーンS(スーパー)」の1シーンだ。
ドジな悪者であるミメットという名の若い女の子が漫画を読んでいる。その漫画のタイトルは「ドロップドロップ」とある。ドロップというのは、主人公の少女の名であるようだ。
私は、「ドロップドロップ」は、いがらしゆみこさんの伝説的な漫画・アニメである「キャンディキャンディ」のパロディであることを思い出した。
そうだ。ドロップというのは、ハードキャンディのことで、キャンディと同じと言っても差し支えない。
つまり、あの歌のキャンディは、「キャンディキャンディ」の主人公の少女のことに違いない。
そして、あの歌は、確かに、「キャンディキャンディ」のエンディング曲の「あしたがすき」であることが確認できた。
歌っていたのは、堀江美都子さんで、彼女は「アニソンの女王」とも言われるほど、数多くのアニメソングを歌っている。
彼女は若い頃は外見も非常に可愛いかったので、当時はアイドル扱いされることも多かったようだ。そして、何と言っても、美しく、癒されるに違いない声質の歌は抜群で、熱狂的ファンも多い。

「あしたがすき」は、アニメ「キャンディキャンディ」の主題歌である「キャンディキャンディ」のレコードのB面(裏面)で、当時、堀江美都子さんは19歳位。このレコードは、なんとミリオンヒットなのだと分かった。
彼女は、12歳の時には、「紅三四郎」や「ハクション大魔王」などの人気アニメの歌を歌うプロの歌手だった。天才と言って差し支えないかもしれない。
私が彼女の歌で特に好きなのは、「キャシャーン」(1993年タツノコプロ)のテーマ曲「IN MY HEART~夢のままで~」だ。堀江美都子さんは35歳位になっているが、声の美しさは変わらず、さらに上手くなっている。
Amazonで視聴できるので、良かったら聴いて欲しい(下に紹介する)。

このようにして疑問が解決したのであるが、人間の脳は、イメージで類推しながら考えるものであるようで、面白いものだと思った。

1970年頃の英国のSFテレビドラマ「UFO」(邦題は「謎の円盤UFO」)で、地球防衛組織の司令官ストレイカーが、やはり、このような類推で、地球侵略を企てる宇宙人の作戦を打ち破ったことがある。制作者は、「サンダーバード」のジェリー・アンダーソン。私はDVDを全巻持っているが、非常に思想的で面白いドラマであった。


ミッチー100%~あしたがすき
堀江美都子さんの、デビュー30周年記念の3枚組のCD-BOX全75曲です。もちろん、「あしたがすき」も入っています。
紹介するからには、私ももちろん持っています(笑)。

新造人間キャシャーン全曲集
1973年のテレビアニメ「新造人間キャシャーン」と、1993年のOVAアニメ「キャシャーン」の曲が入ったCDです。
全曲、視聴可能ですので、17曲目の「IN MY HEART~夢のままで~」の、堀江美都子さんの感動的な美しい歌声を良かったらお聞きください。
尚、OVA「キャシャーン」は、全4話の至高の名作アニメです。
もちろん、私はCDを持っています。

謎の円盤UFO DVD BOX-1
日本でも大ヒットし、今だ熱狂的ファンの多い英国テレビドラマ「謎の円盤UFO」のDVD-BOX第1巻です。
原題は「UFO」。1970年頃に制作された、1980年が舞台の宇宙人との戦いを描いたものです。「サンダーバード」「キャプテンスカーレット」で有名なジェリー・アンダーソンが、初めて人間の俳優を使って制作したもので、特撮やメカはもちろんですが、ストーリーも実に深くて面白いものです。
主役のストレイカー最高司令官がシブくてカッコいいです。
日本人男性にも大変に人気のあったエリス中尉はとても可憐で、日本語吹き替えの声は、実に「キャンディキャディ」のキャンディ役を演じた声優の松島みのりさんでした。
尚、ストレイカー役のエド・ビショップと、フォスター役のマイケル・ビリントンは、共に2005年に病気で亡くなっています。

謎の円盤UFO DVD BOX-2
「謎の円盤UFO」の後半です。
ストーリー的に、前半より、アメリカ向けにやや派手になり、思索的なところは減ったかもしれませんが、やはり面白いです。


↓応援していただける方はいずれか(できれば両方)クリックで投票をお願い致します。
人気blogランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ

|

« 49は楽天主義者の魔法の数字 | Main | 腕立て伏せはトレーニングの王様だ »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference あしたがすき:

« 49は楽天主義者の魔法の数字 | Main | 腕立て伏せはトレーニングの王様だ »