子供の頃の意識に戻って異次元に入る
子供は、現実と想像の区別が付かないと聞いたことがある。
しかし、正確に言うなら、子供にとって、現実と想像に違いが無いと言うべきかもしれない。
異次元の世界に入るには、あらゆることで洗脳されてしまっている大人(この意味では高校生以上なら十分そうである)であれば、論理思考を消し去るするための特別な手段を必要とする。
グラハム・ハンコックやエハン・デラヴィらは、特にハンコックは幻覚剤の使用が必須と言うし、モンロー研究所であればヘミシンク技術を薦めるであろう。
コリン・ウィルソンの言うところでは、起床してしばらくは左脳が完全に目覚めていないので、美しい自然や芸術を見ることで、たやすく日常と異なる意識状態になれる可能性が高い。
また、ウィルソンは、若い頃、辛くやりがいを感じなかった工場での労働から帰り、少しウイスキーを飲んで、好きな文学を読みふけることで、輝くような意識の状態に達することができたと言う。
だが、子供であれば、想像力を活性化させることで、割合に容易く異次元に入り込むこともできるかもしれない。
子供の頃の意識に戻すことができれば良い。
画家の横尾忠則さんは、10代の頃に夢中になったことを大切にする重要さを著書に書かれているが、納得のできることだ。
子供の頃に見た風景の中に入り込む想像を強めることで、現界とは異なる世界(異次元)に入る込むこともできる。
私が思うに、これが最も容易い方法ではないだろうか?
私の経験では、やるなら、少し眠い時、例えば、就寝前が良い。
コリン・ウィルソンのように、アルコールを飲むのも良い方法と思うが、適度に飲むべきであろう。
私なら、午前0時あたりに、ワインを少し(ワイングラス1/3程度)飲んでから行う。
以前は、ヘミシンク効果により脳波をアルファー波からシータ波にするパラメモリ(アルイファシータやバイオソニックも同じ)を使ったが、ほとんどの人はお持ちでないと思うので、静かな腹式呼吸を行っても良いと思う。
音楽も効果的と思う。私の場合、ラヴェルの「ボレロ」や、ノヴァークの「永遠の憧れ」、あるいは。クレムゾン・コレクション・シリーズが良かった。
ワイン、音楽などがなくても、布団に入って、ただ子供の頃に見た風景に入り込むだけでも良いと思う。子供の頃、美しい自然の多い場所で育った人は幸運であると思う。
上にあげた方法だけではない。
絵を見ていて、その中に入り込むという方法もある。
W.B.イェイツは、古い物語の情景を想像していると、いつのまにか自分がその中にいたと言う。
自分なりの工夫をすることが必要である。何もかも人に教えてもらおうという気持ちが障害になる。
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