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2009.06.10

ニートは殴らないと治らない

エハン・デラヴィの最新刊「地球巡礼者 人類が進むべき道」(ランダムハウス講談社)で、デラヴィはニートに関する話を少し書いているが、これがなかなか痛烈だが的確であった。
デラヴィは、ニートへの対応などといったことは一切語らない。ばかばかしくて仕方がないのだろう。
ニートをただ、「甘やかされた若者」と切って捨て、「まだ母親と同居している」「自分の足で立ち上がることをしないマザコンのガキ」と一切の妥協をしない。爽快だ!
彼が、縁あって一緒に行動したニートの若者が興奮状態で大騒ぎするのを、「30歳を過ぎたきかん坊の2歳児」とただ軽蔑して見下す。
デラヴィは現在56歳なので、30歳でも彼から見れば若者なのだろうが、実際は2歳児の価値しかないというわけである。

デラヴィは18歳で母国スコットランドを一人で出、インドに渡った。以後、30ヶ国を巡り、日本にたどり着き、日本が気に入り、日本人と結婚して定住した。
彼がその目で見た国の中には、子供でも生命とレイプの危険に常に晒されているところも多く、日本のニートが単に何でも与えられた甘ったれの若者としか言えないのは当然であろう。
実際、ニートのほぼ全員が母親と同居のはずだ。それでは、ニートでなくても大人になりにくいはずである。

NLP(神経言語プログラミング)の創始者リチャード・パンドラーの本に、彼が、ある社長のニートの息子を預かる話があったのを思い出す。
社長は、20代の息子のことを「そろそろ、社会に連れ出すべきと思うのだが」と言うのを聞き、パンドラーは「10年以上遅いよ」と思ったらしいが、指導を引き受けた。社長の息子がダダをこねて行動しない時は本気で殴ったという。いかにNLPでも、何でも穏やかにやれるわけではないということだ。現在も、催眠療法を頼り、「黙って座っていれば問題が解決する」と思っている馬鹿が多いと聞く。

誰かが言っていたが、ニートに対する唯一の有効な対策は、家族が勇気を持って、生活援助を打ち切ることだそうだ。考えてみれば当たり前過ぎることだが、特に聖母のごとき母親にはこれができないのだろう。
デラヴィと一緒だった30歳の若者が大騒ぎを起こして、デラヴィをなじり、自殺してやるなど、訳の分らないことを喚いた時、旅館のおやじが「勝手に死んじまえ!お前なんか社会の恥だ!」と一喝して収めたらしい。
これこそが、英知ある人間の、まっとうなニートの扱い方であるとデラヴィは言うが、全く同感である。

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Comments

ニートとひきこもりの差異はどこら変にあるのでしょうか?ニートの人は、働いてないので、お金がない、ほとんど家にいる・・。ある意味ひきこもりと似ていると思います。ニートの人は、コミニケーション能力が劣るのもひきこもりと、よく似ています。ニートとひきこもりの違いを教えてください。僕は、外出できますが、働いていません。これはニートですか?

Posted by: 春豆 | 2009.06.11 at 08:06 PM

難しい所ですね。
私は今会社都合で契約社員に降格し、
案件のお話も全くなく、親の援助を受けている状態です。
なんとか面談3件まで漕ぎ着けました。
CCNPも年内には取得する予定です。
早く自身の力で糊口の凌ぎ先を見つけねばならぬと思っています。

斎藤環等は、定期的にある程度の小遣いは与えるべきだと言っていますが。。。
(元に私も小遣いを貰っていました。)

Posted by: mizu | 2009.06.11 at 09:17 PM

★春豆さん
ニートとひきこもりは基本的に無関係です。
働くための行動を真剣にやってるならニートではありません。


★mizuさん
今の時代、失業はやむを得ません。
がんばっておられるようで何よりです。
もちろん、行動している人に小遣い、その他の援助が悪かろうはずがありません。
幸運をお祈りいたします。

Posted by: Kay | 2009.06.11 at 09:37 PM

ありがとうございます。

Posted by: mizu | 2009.06.12 at 08:33 PM

テラヴィさんの言うことごもっともだと思います。
でもそのテラヴィさんという方も家庭環境、社会環境が
違えばニートになる可能性はあると思います。

こう言う私は、甘すぎるのだとも思いますが(笑)
ただ、相手を責めるのみでなく自分を責めることも必要
だとは思います。
相手の責任の半分は自分の責任でもあると。

偉そうなこと言ってすみませんでした。ブログとても勉強になります(^^)

Posted by: TO | 2009.06.19 at 04:11 PM

★TOさん

>相手の責任の半分は自分の責任でもあると。

私の責任の全ては私にあります。
人に半分持ってもらおうなんて思いません。
あなたの責任は全部、あなたにあります。

>でもそのテラヴィさんという方も家庭環境、社会環境が
>違えばニートになる可能性はあると思います。

マザー・テレサも家庭環境や社会環境が違ってたら殺人鬼になってたなんてことに何か意味がありますか?
「あの時、あっちの学校に入っていたら、もっと良くなっていたはずだ」なんて後悔することに意味がありますか?
デラヴィさんに責められるべきことは何もありません。

Posted by: Kay | 2009.06.19 at 09:36 PM

人間というものに絶対に自由意志はない
というのが釈迦の法です。
縁起(関係性)という言葉で説明してくれております。

つまり、人間に限らず全てのものは縁起(関係性)から生じると。
私という人格も、今まで生まれてからこのかたの体験
すなわち、周囲の人間から教わったこと、本を読んで、話を
聞いて納得し、身についたもの、自分が育ってきた社会環境
、こういったものから自分の物事の認知方法を身につけてきました。

ですから、私が上にあるようなコメントを書いたのは、
これも縁起の結果です。
逆に、kayさんの自分の責任は100パーセント自分、相手の
責任は100パーセント相手という認知法も縁起の結果です。
(ここでいう責任と生活で使うそれとでは少しニュアンスが
違います。
自己責任で事にあたるのは当然です。ただ、その自己責任
も中道の立場から、状況から俯瞰して見てみる必要があります。)

また、テラヴィさんという方の意見も同様です。

悪いことをした人間も、よくよく過去を辿ってみると、幼児期に虐待を受けていたり、不幸な境遇を負っていることが
非常に多いのです。
でも、ここで注意しないといけないのは、上の一例で言えば虐待されてもまともに、立派に成長するという人もいるということです。
一人の人間がある環境にいても、気質、体質、素質、その人を取り巻く状況などにより、その人の身に
生じる現象は異なってくるということです。
甘いものを食べ、歯を全く磨かなくても虫歯にならない人も
いるのです。

因果、結果と原因は一つのものです。
ニートの人がその選択をしたのも、縁起によるものです。
本人も悪い。でも、周りの指導する側にあった人間も、自立させる教育を施せなかった社会、ひどいいじめがったのならばそれを行った人間も悪い……というように本人の責任だけでなく、その人に関わりを持った人にも責任はあるのです。
部下や自分と関わりのある人が、何か間違ったことをした場合、それに責任を感じることができるかどうかが、人間の
価値だと私は思います。

ですから、私の場合は、犯罪者にせよ、悲惨な立場にある人間にせよ、成功者にせよ、彼らを100パーセント悪い、100パーセント正しいというような見方はしません。

また、自分が主張する意見も100パーセント正しいとは決して思っていません。100パーセントの悪人はいない。100パーセントの善人はいない。
このように見ています。
kayさんならご存知かと思いますが、般若心経の説いている
空というのは、物事はグレーゾンにあり、縁起(関係性)から生じるということを説いています。

このように、縁起(関係性)の面からニートの人の責任問題を
見ていくと
デラヴィさんという方が言っていることは最もな部分もあるが、盲点になっている面も間違いなくあります。
他人を非難するならそのような人を作ってしまった自分を非難し、責任を感じる。(自他一如なのだから)
或いは、非難をしたのなら、肯定的にも扱わないとといけない。
非難だけでは部分にすぎます。

これは間違いないなく言えることです。


長く書いてしまいました。勿論自分とて間違いだらけの俗物です。こんな偉そうなこといえるような人間ではないんですね(^^)本当に。

実際、kayさんの方が実生活でもずっと立派な人なのだと思います。ブログのほうも色々と見れて参考になりました。
これからも応援しています(^_^;)

Posted by: TO | 2009.07.10 at 05:58 PM

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