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2009.06.27

死んでもちっとも変わらんな

昨夜、キッチンの流し場に居たら、大きなゴキブリがお出ましになった。
少し、習慣的な感覚が残っていたらしく、ちょっとギョっとしたが、すぐに治まった。
別に、可愛いとまでは思わないが、平然と見ることができた。
以前なら、すぐにゴキジェットを探したはずだ。

その時、ゴキブリが消滅した。
私は別に驚かなかった。似たような経験があるからだ。
かなり前のことだが、私は自分の部屋でうたた寝をしていた。その時、目の前の壁に黒いトカゲが現れた。身体を柔軟に動かしながら、壁を見事に歩き、私の方に近付いてきた。これまで見たことのない大きさの風格ある、美しいトカゲだった。
私は金縛り状態で、身体が全く動かず、ただトカゲを見ていた。
トカゲはついに私の目の前まで来た。その時、トカゲは壁の黒いシミに変化した。コンピュータ・グラフィックでいうモーフィングのように連続的にトカゲからシミに変わったのだった。

コリン・ウィルソンの「右脳の冒険」という本だったと思うが、世界というものは、我々の内部にいる魔術師が、一瞬で構築するものであるという説があるらしい。
量子物理学者なら、外部に見られるものは、我々の解釈の投影に過ぎないと言うかもしれない。
量子力学を認めようとしなかったアインシュタインでさえ、自分が持つ概念に合致しない観測結果とは、しばしば見逃されてしまうものだと言った。

アイルランドの「20世紀最大の詩人」とまで言われたW.B.イェイツは、自伝的小説「まだらの鳥」で、海の上に浮かぶ精霊の少女を見たことを書いている。その時、空気は澄み切り、彼女の服のひだの細かなところまではっきり見えたとある。
精霊の少女は「あなたはいつ仕事を始めるの?」と責めるように言った。
これは、私にとってもリアルに感じる。
精霊の少女の言葉は、イェイツが自己を投影した主人公マイケルにとって、自分に浮かんだ考えと区別できなかったはずだ。
誰かと強く一体感を感じている状況では、相手の考えが分り、言葉が聞こえても、自分が話しているのか相手が話しているのか分らなくなることがあるものだ。
元々が自分と他人に区別はないのだ。

突然に死んだ人は、自分が死んだことが分らないことがよくある。原爆で街が消えても、想念でこれまで通りの世界を創り出し、これまでと同じように出勤し、仕事をする。
だが、実を言うと、我々の現実と言われるものにしたって、それと変わらないのだ。
古代の人間は、そもそも、生と死を区別していなかった。つまり、自分が死んだことを意識しないのである。
私の父が死んだ後で、母が、「別段、それまでと変わらず、お父さんと一緒に生活していた」と不思議がっていたものだ。
有名な「生きがいの創造」という本には、死んだ人と、生きている時と全く変わらない様子で会う話が出てくるが、同じようなものかもしれない。

私は、夢の中で、ずっと昔に死んだ愛犬と久々に会った。
私は彼(オス犬である)に言った。
「おまえ、死んでもちっとも変わらんな」
相変わらず、落ち着きのない様子だったのだ。

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Comments

>突然に死んだ人は、自分が死んだことが分らないことがよくある。
この話は以前どこかで聞いた事があります。
アセンションの時に突然死んでしまう人も沢山出てくるんじゃないか、その人達はいつも通りに日常が進んでいると思い込んで、「やっぱりアセンションなんて起こらなかったじゃない(笑)」なんて話をするのかな、と勝手な予想をしています。
実際アセンションが起ころうが何だろうが私は今まで通りに日常を過ごしていくだけですが、その中には入りたくないなぁとも思います。

Posted by: りりぃ | 2009.06.27 at 11:25 PM

★りりぃさん
アセンションできない人は、あまり楽しくないことになります。
私は、それまで苦しもうと思います。

Posted by: Kay | 2009.06.28 at 09:14 AM

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