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2009.05.30

ヘミシンクでも幻覚剤でもない異次元との交流

日本の「古事記」をはじめ、世界中の神話を現代の人間が理解できないのは、文明の発達によって、人間が物質次元以外のことをますます感じることができなくなってきたからだろう。
スウェーデンの偉大な科学者・政治家・神秘家であったエマニュエル・スウェーデンボルグは、太古の人間は、普通に霊と交流していたと言う。
現代のアメリカ人の半分が守護天使の存在を信じているという調査結果がある。もっとも、守護天使を信じている人にとっても、守護天使がどのくらいリアルなのだろう?

神、天使、霊といった存在は、物質次元の存在ではなく、肉体の目で見たり、耳で聞いたり、手で感じたりすることはできないだろう。
それらの高次の存在と交流するには、肉体次元の感覚とは異なる感覚器官を働かせる必要があるに違いない。では、人間にそのような感覚器官があるかというと、それが物質次元のものではないのだから、物質次元において、あると証明することは不可能なので、各自、自分で使ってみるしかないのである。

高次の存在と交流するには、自身が高次の世界に踏み込む必要がある。
そして、それを行った者が、全くの別人に生まれ変わってしまうことがある。
多くの場合、高次の世界に入るのは、異常事態の中で、精神が強制的な停止に追い込まれたような状態である。例えば、事故や病気で死に掛けたり、大きな精神的ショックを受けたりである。
もっと穏やかな方法としては、何らかの精神誘導技術、例えば、瞑想や催眠術、あるいは、ヘミシンクといったものがある。
しかし、最も効果が高いと思われるのは薬物(幻覚剤)の使用で、ベストセラーにもなったシャーマンのカルロス・カスタネダが用いたのもそれである。スティーブ・ジョブズなどの著名人の本でも、その効果については、かなりリアルに描かれているし、画家の横尾忠則氏も海外での体験を本に書かれていた。
だが、特に日本では、LSDやアヤワスカなど、あらゆる幻覚剤の使用が法的に禁じられていて、日本にいる限り試すことはできない。
コリン・ウィルソンは幻覚剤の効果は認めながらも、弊害の多さを指摘し、それに変わる方法をいろいろ紹介しているが、その効果は幻覚剤のように劇的でないばかりか、よほどの探究心がない限り、何らの効果も認められない者が大半である。
近年、精神世界でリーダー的な役割となってきた感の強いエハン・デラヴィ氏は、所詮、幻覚剤の使用に優るものはないと言う。そして、幻覚剤による危険は、実際はさほどでなく、また、何か大きなものを得るのに危険がないはずがないことも同時に主張する。
デラヴィ氏は、釈迦やイエスも薬を用いたはずだと言う。また、モンロー研究所のヘミシンクは、自分も熱心に実践した上で、効果は限定的だとの認識を示していた。

ヘミシンクについては、私はモンロー研究所関連のものは試していないが、政木和三さんの発明したパラメモリや、その後継製品のアルファシータやバイオソニックを長く試した。これらは、ヘミシンク効果を利用したものである。しかし、健康面には大変に大きな効果があったが、異次元との交流は開かされなかった。
ただ、政木さん自体は神霊や宇宙人との交流があり、私になかなか効果が現れないのは、欲望があるからだと言っておられた。

上に書いたように、デラヴィ氏が、釈迦やイエスも薬を使ったと著書(5次元世界への超扉-徳間書店)に書かれているが、この2人は長期の断食をしたのであり、幻覚剤の類は類は使っていないと私は思う。
食を断つことで、物質次元とは異なる存在との交流が開かれることは、アイルランドの詩人W.B.イェイツの自伝的小説「まだらの鳥」に実に生き生きと描かれている。
この小説で、イェイツが自らを投影した主人公マイケル・ハーンは、少年時代、10日の間、ほとんど食を断つことにより、神秘な異世界を訪れることができた。それも、ある貧しい老人に、食べなければ神秘的な存在に逢うことが出来るかと尋ね、老人が、当然ですと答えたことを信じたからだった。老人は、ただ、身体と魂が一緒にいる、つまり、死なないために、少しパンを食べるよう言った。
イェイツ自身は、他にも度々神秘的体験をしているが、多くの世界的文豪・・・ドストエフスキー、ショー、エリオット、夏目漱石などが、それを作品に表現したりしている。
イェイツは、それがどのように起こるかは解らないとしながらも、憎むのをやめた時に起こりやすいと言ったようであるが、私は、それこそが本質であると思う。

水野南北も、長い断食の後、伊勢神宮の外宮で天啓を得た。天啓とは、高次の存在との交流であると思う。
異次元世界との交流者の多くが、食を慎むことの重要性を訴えていないのは残念であるし、欠点であると思う。
食の慎みほど、優れたものはないからだ。たとえそうは言えなくても、食の慎みの上に何かを行えば、より効果は高まるはずと思う。
霊界の中でも高次な処である天国にまで行くことができたエマニュエル・スウェーデンボルグも、霊界への扉が開く前に、霊によって、「お腹いっぱい食べて、自分を甘やかしてはいけない」という警告を受けている。

最も優れた異次元との交流の手段は、食の慎みであると思う。
そう遠くもない将来、日本も食糧危機となり、いくらお金があっても、食べ物が手に入らなくなるだろう。それに備え、今から食を慎んでおくことを強くお薦めしたい。
そうすれば、僅かな備蓄食料でやり過ごせるかもしれないし、ことによっては、全く食べずに生きられるブリザリアンと呼ばれる人間になれるかもしれない。
そして、食の慎みによって、異次元の世界に参入できる可能性もあるのだ。
逆に、飽食・美食の欲望から抜けられない人は苦しむことになると思う。

尚、このブログで何度か取上げた、「ローム太霊講和集」(霞ヶ関書房)にも、異なる次元の世界に入る方法がいくつか書かれているが、とても面白いものであった。
いくらか行を積めば入りやすい世界としては、この世と幽界の間にある次元界と呼ばれる世界である。
H.G.ウェルズの「堀についたドア」という作品でも、ドアというシンボルを通して、不思議な世界に入ることが描かれているが、ウェルズにそのような想像を働かせたものが何であるか興味のあるところである。

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