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2009.05.09

岡田虎二郎と内海康満

明治、大正の時代に岡田虎二郎という偉人がいた。
虎二郎は、我が国の思想は基より、明治34年に渡米し、西洋の膨大な思想をも学び、帰国してからは岡田式静坐法を創案し、広く指導にあたった。
岡田式静坐法は一時、大変な隆盛を誇るが、一般には忘れられることになっていく。
その理由は、人々にとって、岡田式静坐法は養生の法だった。つまり、健康増進や病気治しとして関心を持たれたのであり、確かにその面の効果は素晴らしく、多くの岡田式静坐法実践者が健康をめざましく増進させ、また、虎二郎が難病の者にキリスト級の奇跡的治癒をもたらしたこともあった。
しかし、その虎二郎が49歳の若さで急逝すると、健康を目当てに岡田式静坐法を行っていた人達は裏切られた気持ちになったのだろう。一般の人々はあっという間に去っていったらしい。しかし、虎二郎に教えを受けた者達により、岡田式静坐法と虎二郎の思想は伝えられることになる。
岡田式静坐法は単なる養生の法ではなく、虎二郎は人類救済を志していたのだと思う。
虎二郎は、大正9年1月17日に亡くなっているが、その数日前に柳田誠二郎(後に日銀副総裁、日航社長)と歩きながら普通に話し、誠二郎に「君はもう少し肉が付いた方が良い」と言ったようだ。
虎二郎は死ぬ直前に、手記などの全てを燃やしてしまっていているので、直筆の文章は残っていない。
虎二郎は確かに休みもなく、寸分を惜しんで働いていたが、当然にして壮健であった。しかし、著名な作家であった木下尚江は、死期の近い頃の虎二郎に逢った際に何かを感じたようではあるらしい。
養生だけが目的ではないとはいえ、やはり虎二郎が病死すれば、岡田式静坐法を疑う気持ちも分らぬでもない。
そして、まるで自分の死を知っていたかのような虎二郎の言動。
謎は尽きない。

しかし、最近、内海康満氏の新しい著書「霊止乃道(ひとのみち)」(たま出版)を読み、私の中で内海氏が虎二郎と重ね合わさった。
内海氏は、「瞬間」「無痛」「仙骨のみ」の治良(治療ではない)で一切の病気(水虫からガンまでという)を消すMRT良法(療法ではない)を創案し、全国に展開。290万人が治良を受けているらしい。
私は内海氏と深い縁がある(内海氏が私に縁があるわけではない)。
私はある日、内海氏の弟子だった医者から、内海氏の身体がボロボロであることを聞いて驚いた。もし本当なら、MRTは偽物ではないかと思った。また、別の医学者からは、MRTについて、一定の評価はするが批判的な考えを持っていることも聞いた。
内海氏の身体が悪かったことについて、この「霊止乃道」で事情がやっと分った。
虎二郎の静坐法と同じく、内海氏のMRTも病気治しのためのものではなかった。
そして、虎二郎の病死の時と同じく、内海氏が倒れたことで、多くの人がMRTを去った。
内海氏は本当に重体だった。そして、それには意味があった。
虎二郎や内海氏が、養生目的に来る人たちに静坐法やMRTを教え施し続けていたら、人類救済の妨げになったのである。
ただ、内海氏はこの本に書いているが、内海氏は誰も見捨てたくなかったのだ。それは虎二郎も同じだったに違いない。だから、虎二郎は死に、内海氏は動けぬ身体になったのである。
現在では、内海氏は完全な健康を取り戻し、現在は人類最後の救済活動に邁進しているようである。

このブログに書いたことがあるが、内海氏が十代の時、霊能の大家であった竹内満朋氏に言われてボロボロになるまで読んだ本が、やはり「ローム太霊講和集」であったことが、この「霊止乃道」でやっと明かされた。
17年前、「ローム太霊の本」とだけ知らされた私は、あらゆる書店で探したが、それらしい本は見当たらなかった。しかし、初めて逢った人に「ローム太霊の本を探している」と言うと、彼は「ローム太霊講和集ですね。分りました」と言って、大阪の旭屋書店まで行って買ってきてくれた。滅多な書店には置いていない本らしい。不思議な話である。その時、私は、内海氏がMRTを最初に開いた姫路のオフィスの近くにいて、内海氏に関する面白い話を聞いたものだ。

「霊止乃道」には、あり得ないことではないと思うが、近く日本も戦争に巻き込まれることが百パーセント確実とある。また、巷でもよく言われていることではあるが、2012年12月22日に地球はフォトン・ベルトに巻き込まれて大変動を起し、人類の大半は死ぬ。それらから助かる方法・・・というものではないが、切り抜ける秘法が書かれている。
そんなことがあるといいうくらいの気持ちで読めば、さらに得るべきものが大きい本であり、本当にそんなことになった際には、読んでいて良かったと思うかもしれない。

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Comments

はじめまして。私は10年間MRTの治良を受けていますが、Kayさんの文章を読んでるとかなりの理解を進めてられてると感服しております。私は治良を受けながら
フォトンベルトに関しては3年前ぐらいまでは、半信半疑だったのですが、体調を崩したおかげで、今ではお言葉を借りれば、「次元移動」をして現在に至ります。
この世の転換期に差し掛かっていると本当に実感しています。ビートルズの「nowhere man」や清志郎の「激しい雨」や「誇りたかく生きよう」という曲は賢人だけが知ってる真実が隠されてると思っています。また、コメントさせていただきます。

Posted by: shimiken | 2009.05.11 07:56 PM

★shimikenさん
詩を書く方には、本当に真理に目覚めた人がよくいて、驚かされます。
私はどこか内海先生を疑っているところがあるのですよ。
ただ、以前から、個人であれだけの力を持てることに驚きと不思議を感じていました。「ローム太霊講話集」を自分でも読み、内海先生はあれをボロボロになるまで読んだことで、何か納得できたような気がしています。
私はMRTには半年ほど通いましたが、訳あってやめました。別にMRTが悪いと思ったわけではありません。離れてみるのもいいかなと思ったわけです。
今日も「霊止乃道」を読んでました。今やっと2度目です。少なくとも10回は読もうと思っています。
次のコメント、心からお待ちしております。
次元移動についても、また教えて下さい。

Posted by: Kay | 2009.05.11 09:47 PM

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