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2009.04.24

「音楽が仕事になってしまっていた」と言った小室哲哉さん

テレビで小室哲哉さんの公判のニュースを見たが、私にとって印象的だったのが、小室さんの言った、「音楽が仕事になってしまっていた」だ。

アインシュタインは「物理学は余暇にやれ」と言っていたと聞く。
また、自分を賞賛する言葉に対し、アインシュタインは「私は自分が重要な人間だと思ったことは一度もありません。また、趣味で続けてきた物理学での成果も大したものではありません」と言っていたようだ。
余暇にやる本物の趣味は、何も求めず、飽きもせずにやるものだ。
音楽で言うなら、私が常に言う、「生活しながら音楽をやるのではなく、音楽をやりながら生活する」というものである。
お金のためにやることには、想像力や情熱が持続しない。
お金は結果でないといけない。

確かにアインシュタインはお金には無欲で、収入は決して少なくはなかったが、それは誰とでも分かち合った。たとえ見知らぬ人であっても、頼まれるとお金をあげ、奥さんに叱られた。「またあの男に金を与えたのですか?もう何度も騙されているのですよ」と言われても、「私だって分ってるさ。でも、彼にしてみれば、やっぱり必要なお金だったに違いない。だって、伊達や酔狂で物乞いなんてしないさ」と平気だった。
アインシュタインは、洗濯石鹸でひげを剃り、靴下をはかずに靴を履き(彼は、靴下なしで靴をはけることを発見したと言っていた)、いつもよれよれの服で満足し、式典用の燕尾服を買うことに抵抗した(しかし、奥さんに説得されて買った後は、自分が燕尾服を持っていることを知り合いに自慢していた)。
そして、ノーベル賞の賞金は離婚した前妻に全部渡した。
彼は、自分のためには大してお金を必要としていなかったのだ。しかし、別荘を買った時には、ちょっとお金を多く稼いだ。彼には必要な別荘だったのだろう。

必要なお金なら、どれだけ多くても必ず得られる。それは間違いない。
しかし、不要なお金を得ると、確実に不幸への道を歩き始めることになる。
必要なお金とは、人々に奉仕するために必要なお金や、自分の心に静かな満足をもたらすために使うお金である。高級車が欲しいという願望も、あながち悪いものではない。本当にその車の良さが解るか、単に楽しいという場合だ。しかし、自分を誇示するための高級車であるなら、買えることが買えないことより不幸である場合が多いだろう。

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Comments

目的と手段の逆転現象でしょうね。
音楽で生活できればいい → 借金を返すために音楽で稼ぐ
(彼の当時の収益力に群がった連中の影響もあると思いますが)
この逆転現象を防ぐには、アインシュタインのように余分なお金を
なるべく持たないのがいいかもしれません。
それとは別の意味で「運の波」を調整するために、幸運が続き
儲かった時は独占せずに、おごったり寄付したりして、他の人たち
に幸運を分配しておくのが良いという教えもあります。
そうしておくと、運が悪い時にまったく関係のない人でも助けて
くれるそうです。たしか「カーネギー」の本にも似たようなことが
書いてあったと思います。
(追伸 古事記に関する本を一冊買ってみました)

Posted by: バビル三世 | 2009.04.25 at 12:01 AM

Kayさん、はじめまして。

私も、Kay というあだ名を持っています。

>「音楽が仕事になってしまっていた」
も、確かに、とても解かります、が、
「なってしまった」、というのか、
「なった」というのが妥当ではないか、
と思います。まあ、結果論、に変わりはないのですが、、、。
日本語、難しいです。

本人の意味することは、わかりませんが、
にわとりとたまご、なのかもしれないなー、
と思います。

では、またー。

Posted by: kaoru | 2009.04.25 at 01:19 AM

★バビル三世さん
芸術とビジネスの関係というのは実に難しいですね。特に、音楽が巨大産業である現在は。
お金持ちでも質素を愛するビル・ゲイツのような人は本当に賢いと思います。
古事記は、一見馬鹿話ですが、実に素晴らしいです。


★kaoruさん
私は本名ケイなのですよ^^
小室さんは、自分の本当に好きな音楽をしていたのですが、曲がヒットして大きなお金が動くようになると責任も重くなり、純粋に作りたい曲だけでなく、売れる曲を作ることの必要性も痛切に感じたのでしょうね。自分の曲に多くの人の生活がかかり、売れなかった頃に世話になった人に恩返しもしたいし、会社や後援者の期待にも応えたい。そんな中で、いつしか音楽が仕事になってしまった・・・私にはそんな小室さんの気持ちを感じました。

Posted by: Kay | 2009.04.25 at 11:54 AM

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