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2009.04.01

容易く禁欲を守るには

ナポレオン・ヒルは、成功には性エネルギーの温存が必要で、欲望の強い40歳前に成功する人が少ないのは、そのためであるとしていたように思う。
そもそも、性エネルギーとはなんぞやということになるが、あまり追求せず、世間一般に言う精力みたいなものとしよう。
一部に愛読者が多く、聖典と言う人もいる、霞ヶ関書房の「ヒマラヤ聖者の生活探求」でも、ヒマラヤの人間を超越した聖者は、人が老いて死ぬのは性エネルギーの乱用にあると言う。
ガンジーは36歳で結婚したまま、一切の性行為を絶ったとするが、やはり、禁欲も過度なものはよくない。過度な抑圧は逸脱を生む。ガンジーも例外ではなく、相当な愚行も犯してしまった。ごく自然にしていれば良かったのだと思う。偉大な人物の奇妙な汚点であるが、それも、若い妻と楽しんでいる時に父親が死んだという負い目からであろうから、彼を非難してもいけないかもしれない。

現代の我々は禁欲を守りにくい。
ナポレオン・ヒルは、精力温存が大事とか主張しながら、その具体的方法となると、馬鹿のようなことしか言っていない(性器を引き締める云々等)。
「ヒマラヤ聖者の生活探求」の方では、何の指導も書かれていなかったと思う。
インドの著名なヨギ(ヨガ行者)であるパラマハンサ・ヨガナンダの師であるスリ・ユクテスワが、パラム・グル(師の師。ユクテスワの師はラヒリ・マハサヤ)である、数世紀に渡って肉身のまま存在する超人ヨギ、ババジの指示で書いた「聖なる科学」の中に、栄養の取り過ぎで過剰性欲を起すと書かれているが、まさに、現代の文明国、ことに、日本に当てはまることであると思う。人間は、歯の形状から言って果食動物であり、根菜や果物が適切な食物であるとしている。
私も、1日1食の少食、菜食にしてしばらくすると、性欲のコントロールは実にたやすくなった。

ナポレオン・ヒルが言うように、精力の温存が成功のためのエネルギーになり、「ヒマラヤ聖者の生活探求」にあるように、精力の浪費をやめることで若さを保てるとすれば、ただ、食を慎めば良いのである。他に適当な方法はないであろう。

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Comments

今日、甲田さんの本を借りました。これからも色々教えてください。

Posted by: 太郎 | 2009.04.02 12:30 PM

外出してもパニック発作が起こりませんでした。

Posted by: 太郎 | 2009.04.02 04:49 PM

> Kayさん
小食は続けられませんでした。
どうしても引きこもりという時間に、
何かしら甘い刺激が欲しいっていうのがあります。

性欲禁止は出来そうなので続けて4ケ月になりますが、ますます運や状況が悪くなってます。
でももう、それでも良いかなと。
続けられる事をしてみます。

Posted by: minami | 2009.04.02 05:36 PM

★太郎さん
良い方向性、良いきざしと思います。
できるだけ、心を明るく保って下さい。


★minamiさん
1日1食だなんて無理をしすぎたのかもしれませんね。
私は、人にはそんなことは薦めません。
3つ食べるところを2つにする・・・という心構えが重要です。
食を慎まないと運は良くなりません。
食を慎めば、禁欲は自然にできます。

Posted by: Kay | 2009.04.02 09:44 PM

個人的な考えなのですが、レセプターの受容によって快楽が起こるという科学的根拠、そして精液が一番多く、レセプターが含まれているという事実から、レセプターはエネルギーを取り込む作用があるのではないかということです。このレセプターを、受容させない(快楽に変えない)まま、体に吸収することによって、オージャスやテジャスといった、オーラ的なものが、より一層大きくなるのではと考えています。

Posted by: | 2009.06.08 10:47 AM

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