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2009.03.23

光を取り戻す

私の好きなアニメソングに「愛あるかぎり」というものがある。
わずか2話の「新破裏拳ポリマー」(タツノコプロ、1995年。1話30分)のために作られたエンディング曲だ。
曲、歌、演奏、いずれも抜群と思う。
当時、タツノコプロ社長だった九里一平さんによる詩がまた素晴らしい。
ところで、その中に、妙に平凡に思える歌詞がある。
「この街に光を取り戻す それが俺の闘い」
世界でも、日本でもない。「この街」
生まれ育った街ででもあるのだろうか?
そういえば、小説・アニメの「灼眼のシャナ」でも、闘いは、主人公、坂井悠二の住む御崎市に集中する。坂井悠二は、どんな状況になっても、生まれ育ったこの街への愛着を何度も確認する。
自分の街というものは大切なものに違いない。
自分の国を愛せないことも問題であろうが、まずは自分の生まれ育った街かもしれない。

ところで、「この街に光を取り戻す」とはどういう意味であろうか?
もちろん、各自で異なると思う。
私は、日本人に徳を取り戻させたいと思っているし、それが光を取り戻すことと思っている。
今の日本人は、徳を完全に失くしてしまった。このままでは、日本の滅びは免れない。経済の衰退で滅ぶのではない。徳のない日本に存在の意味はないのだ。
いや、徳そのものが存在の本質なのだ。

徳を取り戻すとは、徳を積むことである。それは功徳という。
難しいことではない。人のためになることをすれば良い。
ある人が、「私は生涯で良いことは何もしなかったが、閻魔様の前では、便所の下駄だけはいつもきちんと揃えたと言うつもりだ」と言った。
ある、優良な企業の社長は、雨の日、傘たてに傘を入れる際、傘をきちんとたたんでから入れることにこだわった。
私の場合、物理的な肉体を持つ我々は、人に道や場所を譲るべきことにこだわっている。
これらが徳なのである。
参考になる本に「パイロットが空から学んだ運と縁の法則」がある。著者は、ジャンボジェットの機長である坂井優基さん。上に書いた「灼眼のシャナ」の主人公、坂井悠二と名前が似ていて面白い。
この本によれば、徳とは、寄付でも良いし、早朝に公園の掃除をしても良いし、仲間外れになっている人に声をかけたり、困っている人に手を貸せば良いことになる。
結果として、得を積めば、運は必然的に良くなる。
日本も日本人も、今は運が悪い。徳がないからだ。
最も簡単で大きな徳は少食だ。運のためにやるというミエミエでも構わない。少食は大きな徳なのだ。
とはいえ、極端な少食は必要ない。腹八分目に食べれば良い。また、美食を慎むことだ。

日本人が徳を取り戻すか、このまま滅びを迎えるか。
いずれかしかないのである。

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