「投資の時代」とは「お前らが損する時代」という意味である
本日の「真相報道 バンキシャ!」に、ソフトブレーン創業者の宋文州さんがゲストに出ておられました。
宋さんが憶えているはずもありませんが、私は宋さんにお会いし、名刺交換もしたことがあります。
宋さんは、中国の山東省出身で、日本に来て北海道大学で博士号を取得、その後起業して資産を作り、そのまま中国に帰れば、一生優雅な生活が出来たものを、顧客のサポートのために事業を継続したと、宋さん自身から聞きました。
東証マザーズにはライブドアと同時に上場。当時は決して経営状態も良くなかったのですが、その頃は先進的だった、携帯電話を使った営業支援ソフトなど優れた商品を出し、2005年には東証1部に上場しました。しかし、同時に代表権を譲り会長となり、翌年には役員を退任します。
欲の無さ、引き際の鮮やかさは見事なものでした。
番組で、宋さんは、L&G事件についてコメントを求められると、私の考えと全く同じことを言って下さいました。
「こういう事件に対し、何か言う気力もない。騙される方も悪い。被害者も加害者なんだ」
全くその通りと思います。
なぜみんな、自分で稼いだ以上のお金を求めるのでしょうか?そもそも、それが間違いなのです。
以前、証券会社のテレビCMで、有名な俳優であろう人が「貯蓄から投資の時代と言われますが・・・」と当然のように言いますが、私は、これって詐欺的洗脳以外の何者でもないと思います。「投資の時代」なんて馬鹿なものがあるはずないのですよ。
投資ってのは、儲かることも損することも同様にあるのです。
「投資の時代」という言葉にの裏には「お前らが損する時代」という言葉があることくらいは知ってないといけません。
自分で稼いだお金以上のものを求めて損をしたって文句なんか言えないのですよ。
食べてさえいければそれでいいと思っていれば、騙されることはありません。
そして、食べてさえいければ、仕事をしながら自分を向上させ、やがて新たな視野を得て満足することもあるはずです。
資本主義経済の中で欲望を増大させ続けた愚かな国家とその国民でありたくはないものです。
まずは今日から、少食、粗食を実践し、穢れを祓うように努めれば、きっと良い日が来ると思います。
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Comments
こんばんは♪この記事、爆笑しちゃいマシタ。
>「お前らが損する時代」
ホントそうですよね。でもなかなか、その裏の意味を認識する前に金をつぎ込んじゃうのでしょうね。感覚としてはギャンブラーとさほど変わりませんね。
金融にいても・・・何だか地上の人間が、意味のないただの紙切れを追って小賢しく騙し合いのためのMTをぐちゃぐちゃやってるようにしか見えない(笑)。
今日から麦ブレンド始めましたが・・・お腹すきました・・・。
Posted by: さゆり | 2009.02.09 08:01 PM
★さゆりさん
投資は、投資した金がなくなって元々の気持ちで、世界のためになる事業に投資したいものです。そうすれば、自ずと儲かると思います。
私は年中空腹^^;
Posted by: Kay | 2009.02.09 09:35 PM