« ひきこもりには3つの生き方がある | Main | 「サムライジャパン」は恥ずかしい愛称である »

2009.01.08

アミュレットのチカラ

以前にも、アミュレット(お守り)について書いたことがあるが、人にとってアミュレット(あるいはタリズマンとも言う)というのは、良いものではないかと思う。いや、重要なものであるはずだ。

アミュレットは精神エネルギーの変換装置であると思う。精神エネルギーは見ることも触ることもできない。しかし、無いとは言えないはずだ。それを操作できるのは、ただ心だけである。では、心に影響を及ぼすアミュレットに効果があっても不思議ではない。

「新世紀エヴァンゲリオン」というアニメで、碇ゲンドウ(主人公シンジの父親で、強大な軍事特務機関の司令官)が、妻だったユイの墓参りをする場面がある。ゲンドウはシンジに、「ユイがここにいると思ってはいない。ただ、心を向ける拠り所にしている」といったようなことを言っていた。
また、民間療法の分野で成功している人の本で読んだが、その人は、仕事場に神棚を置き、それに向かって拍手を打っていたが、「別に、そんな狭いところに神様がいるとは思っていないが、意識を向けるのに使っていただけ」と言い、ある時、それを壊してしまったらしい。

人間の心というのは指向性を持っている。何か注意を向ける対象がないと、心をうまく扱えないということはあると思う。
芸術というのも、いわばアミュレットのようなものだ。
ピカソ本人が言ったのかどうかは知らないが、池田満寿夫さんは、ピカソの有名な「アビニョンの娘たち」という絵は、魔よけのつもりで描いたのだと思うと本に書いていた。ピカソの芸術自体が呪術のようなものであると言う。また、岡本太郎さんは、芸術は間違いなく呪術的なものだと言っていた。
芸術というのは、それを見る者が精神を変革するものであることは間違いない。優れた芸術であれば、人々の精神に革命を起させるかもしれない。単に上手い絵や綺麗な絵は決して芸術ではない。

ちょっと可笑しいが、サルバドル・ダリは、1つの木片をアミュレットにしていた。ある時、それを失くしてしまい、どうしようもないほどダリは取り乱し、絶望した。そのくらいの価値を与えることができればアミュレットの効果も絶大であろう。ただし、失くさないように・・・(笑)。

私が小学2年生の時、友達が、1枚の黒い紙切れを見せ、「これを持っているとパワーが出るのだ」と言った。私は、非常に心を動かされた。同じ紙切れを譲ってもらったが、勇気が湧いてきた。これこそアミュレットの効果であう。
尚、その紙とは、その友達の父親が使っていた髭剃り用の替刃の梱包紙であった。しかし、それを知っても私は残念に思わなかった。大切なのは心の力であり、私は心の力の秘密を知ったのだ。
その後、私はアミュレットを自作したが、当然、効果は変わらなかった。作り方は色々だが、1例をあげると、尊い文字、例えば、光、命、愛、力などといった言葉を書いた紙を丁寧に別の紙で包んで護符のようにしたこともある。
他にも、綺麗な石を手に入れたら、自己流の儀式をした後でお守りにしたこともあった。
もっと大人になると、水晶やフルオライト(蛍石)などの美しい石を買ってアミュレットにした。

だが、アミュレットとは、ものであるとは限らない。
「マジック・ストーリー」という本の中の話で、誰もが人生の落伍者と見なしている売れない画家である男が、なぜか生き生きとした目で自信に満ちていていた。
その様子に驚いて尋ねると、「幸運のマスコットを見つけた」と言う。それは、「マジック・ストーリー」という、短い物語だった。それを読んだ途端、何もかも全てうまくいくようになったのだ。マジック・ストーリーの中に宿るその不思議な力こそがアミュレットであろう。
これもおかしなことではなく、クリスチャンであれば十字架や聖書は、ある意味アミュレットであるし、仏教徒の経典、ヒンズー教徒のバガバッド・ギーター、イスラム教徒のコーランも同様であろう。神道の場合は、定められた経典などはないが、古事記をはじめ、様々な貴重な書があるし、祝詞というものもある。

さて、アミュレットを持つ上で大切なことは、無闇に多くのアミュレットを持たないことだ。最も良いのは、1つだけにすることであると思う。ダリの木片のようにね(笑)。それと、自分で選ぶことだ。アミュレットを決めるのにルールはない。デザインが蛇でないといけないとか、色は金色でないといけないとかいった決まりは一切ない。気に入ればガムのオマケだって十分である。

ものではないアミュレットも良いものだ。
祝詞を憶えておくのも良い。頭の中にあれば、忘れない限り、名失くすこともない。忘れたら・・・再度憶えれば良い(笑)。
仏教やヒンズー教には真言(マントラ)という便利なものもある。般若心経の最後の部分の呪文も効果絶大である。
これさえあれば大丈夫というものがあると良い。すると大丈夫になる。
私のお気に入りの言葉は「求めない」「大丈夫、心配ない」である。
日本人である限り、日本人のDNAを発動させる神道の祝詞をお薦めしたいとは思う。しかし、基本的には好きなもので良いと思う。

そして、最大のアミュレットは少食である。
食を慎む限り、絶対に大丈夫である。少食を実践すれば、その信念を得ることもた易いであろう。そうなれば、全てうまくいくようになるだろう。

↓応援していただける方はいずれか(できれば両方)クリックをお願い致します。
人気blogランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ

|

« ひきこもりには3つの生き方がある | Main | 「サムライジャパン」は恥ずかしい愛称である »

Comments

物は無くすと困るので呪文にします!

Posted by: minami | 2009.01.09 at 12:04 AM

★minamiさん
私の場合、モノから入りました。
今回の話にあげたように、モノがないと、なかなか意識が向かないですので。

Posted by: Kay | 2009.01.09 at 09:36 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/3170/43680646

Listed below are links to weblogs that reference アミュレットのチカラ:

« ひきこもりには3つの生き方がある | Main | 「サムライジャパン」は恥ずかしい愛称である »