リン(白い家の少女)からのメッセージ
以前に買っておいた、「白い家の少女」のDVDを見た。
ジョディ・フォスターが14歳の時、1976年の主演作だ。
ラストシーンは彼女の表情をカメラは一度も外さずに延々と撮り続けた。
それを見て、彼女が現在、ハリウッドの大女優になったことが納得できた。
原作本も手に入れた(下写真の左側)。実はプレミアものである。
この作品を見たことは、私にとっては、冗談のようなシンクロニシティの連続だった。
物語は、美少女リンの14歳の誕生日から始まる。
それはまさに、昨日、10月31日、ハロウィンの日だった。
そして、この私の誕生日もまた昨日であったのだ!
昨日、岡本太郎について書いたことを、リンもまた言った。
彼女は学校に行っていない。
「価値観を押し付けられるだけよ」
岡本太郎も、学校や教師の価値観の押し付けに徹底して抵抗し、授業中は指が痛くなるくらい、耳をふさぎ続けたのだ。
芸術家(詩人)であるリンの父親は言った。
「大人は個性的なお前を理解しない」
「必要なら大人と戦え」
DVDのパッケージには「ジョディが冷血な少女を演じる」と書いていたが、それは違う。
リンは暖かく繊細な少女だ。
もしリンが冷血なら、いや、僅かでもそれに近ければ、ラストシーンで彼女は笑っていたはずだ。
しかし、彼女の顔は悲しそうだったのだ。ジョディはそれを見事に演じた。
これは実に原作小説以上だった。
リンは、父親を愛し、尊敬し、信頼していたが、最後にその教えに疑問を感じたはずだ。
戦うだけではだめなのだ。
これは私へのリンからの無言のEpigram(エピグラム。警句)だった。
それはParagramme(パラグラム。フランス語)に私を誘い、Tangram(タングラム。中国のパズル)に挑ませるに違いない。
良いお誕生日プレゼントだった。
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Comments
お誕生日おめでとうございます
学校・親・世間一般の価値観のままに育ってきたわたし
kayさんの所にお邪魔すると
毎日が未知との遭遇です w(゚o゚)w
Posted by: ほのか | 2008.11.01 11:01 PM
★ほのかさん
ありがとうございます!
これで4人目のお祝いのお言葉・・・・^^;
未知との遭遇!
そういえば、私はベジタリアンですから、エイリアンも似たようなものです(違)。
Posted by: Kay | 2008.11.01 11:17 PM
遅れました。おめでとうございます!
Posted by: minami | 2008.11.02 07:59 PM
★minamiさん
ありがとうございます!
今年は5人か・・・^^;
去年言ってくれたのは姉一人(笑)。
Posted by: Kay | 2008.11.02 08:38 PM