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2008.10.25

人間最大の力を得る

私が最高の思想家として敬愛するラルフ・ウォルドー・エマーソンは、人間の最大の力は「節操」であると著書に書いていたが、全く同感だ。
ひきこもりもであろうが、ホームレスに会って話をすると、非常に自己評価が低いことが分かるらしい。つまり、自分は駄目な人間だと思っているのだ。自分で自分を駄目だと思っていれば、誰も自分を高く評価してはくれない。
そして、自分を駄目な人間だと思っている者は節操に欠けるはずだ。

節操とは、「自分の信念をかたく守って変えないこと。みさお」と辞書にある。ついでに、みさお(操)とは「志を固めて変えないこと。節操」とある。
強い信念や志を育てれば強い人間になれると思う。
しかし、それは一般に難しいことだ。「必ずや優れた芸術家になる」とか、「信仰する宗教の教えを貫く」といった志を立てても、それは崩れやすいものだ。
だが1つ、やや厳しくはあるが、誰にでもできる、極めて崇高な志というものがある。
それが、少食・粗食の誓いである。
少食・粗食は、他の生命を守り、世界平和にも貢献するものである。
曖昧に「少食にする」とかではなく、「朝はジュースかミルクだけ。昼はビスケット2枚。夜は1汁2菜」といったように、具体的な誓いを立て、それを守るのである。厳しい内容であれば、すぐにはうまくいかないに違いない。しかし、ある程度厳しくないと意味がない。何度も失敗し、自分の弱さに落胆しながら何度もトライすることになるだろうし、思ったような少食・粗食にするのに10年くらいかかることもあるだろう。
だが、自らの誓いを守れるようになった時には強い人間になっており、自己評価も高まっているだろう。その上、節操のもう1面でもある謙虚さも備えているに違いない。
そんな人間が成功しないはずがない。

愛すべきひきこもりよ。今すぐ食を節制するのだ。これで失うものは何もないが、大きな可能性に踏み出すことになるだろう。

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