成功する人としない人の確実な違い
何度か書きましたが、私の食生活の現状は、1日1食です。
それは、「絶対に」1日1食で、肉、魚は「絶対に」食べません。
また、間食は「絶対に」しません。
つまり、私の1日1食は、「だいたい」1日1食とか、「あまり」お菓子は食べないというのとは違います。
水野南北の「相法極意修身録」を読み、さらにそれを補足するあらゆる調査を行った結果、運命における食の絶対性を確信したからでありますが、意識改革できる人、それによって成功できる人と、そうでない人との違いは、「徹底的」であるかどうかであることを骨身に沁みて知っておりますので、「絶対」にこだわるのです。
かなり以前ですが、私は、TM(超越瞑想)という、インドのマハリシ・マヘーシュ・ヨーギが世界的に普及させた瞑想を教わりに、マハリシ総合研究所の研修に参加しました。
TMは、ビートルズの4人がマハリシに直接伝授されたことで知られていますが、日本でも、著名な経営者やスポーツ選手、芸術家などにTM実践者が多くいます。
TM研修は、最初の説明会、伝授、アフターサポートとあり、アフターサポートで、受講者の実施状況がチェックされます。
その時、成功する見込みのある人とそうでない人がよく分ります。
TM教師が、TM実施状況を受講者に尋ねます。ある中年の男性は「はい、今のところ、必ず行っています」と答えましたが、別の若い男性は「ええ、だいたい行っていると思います。実施率?え・・・と80パーセント程度ですね」と答えました。
自分で80%と言うなら、おそらく60%も怪しいでしょう。
TMが良いかどうかという問題ではないく、いったんやると自分で決めて研修に参加している限り、絶対に行う人間でなければ何をやっても駄目です。
伝説の日産自動車のセールスマンであった奥城良治氏は、体力強化のため、1日1時間の競歩をやると決め、やはり成功者の常で、絶対にそのノルマをやり遂げました。とはいえ、仕事の都合とか、台風とかで、いかに鉄の意志を持ってしても不可能である時は、翌日2時間歩いて埋め合わせたと言います。彼はそれを借金と読んでいました。会社の社員旅行の日、宿泊先のホテルの周辺には、歩ける道が全くありませんでした。奥城氏は「また借金か」とがっかりしたそうですが、よおく見ると石段があることに気付きました。そこで、石段の昇り降りを1時間やろうとしたのですが、風呂上りだというのに、最後の方では脚を腕で抱えて持ち上げなければならず、汗びっしょりで息も絶え絶えという状態で、同僚社員は彼を奇異の目で見ました。しかし、そんな人だけが成功するのです。
「武士道」の著者である新渡戸稲造は、行水を毎日の行として必ずやると決めましたが、ある日、風邪で熱がありました。迷いましたが、決めたからにはと休まず行い、それを聞いた医者に怒られたようです。しかし、それだけの意思力があったので彼は成功したのです。
水野南北は、人間の運命を絶対的に支配するのは食であり、これを厳しく節制すれば万に1つ違えることなく成功すると保証します。彼の人生そのもの、そして、彼の運命学者としての名声がそれを証明していると思います。
よく、1日1食、あるいは2食にしていると言う方がいます。しかし、「今日はちょっと余分に食べてしまいました」「チョコを食べました」と後悔の念も無く言ってるうちは食を節していることにならず、当然、運命も上向きません。
もちろん、人間、あまり余裕のないことでは駄目かもしれません。水野南北もお酒が大好きで、1日1合(約180ミリリットル。コップに軽く1杯)は飲んだと言いますが、それは最初に決めたことであり、それ以上は絶対に飲みませんでした。
1日1食としているのに、時々もう1食食べるなら、最初から2食とすれば良いのです。あるいは、間食だけは絶対にやめるとか、ご飯をこれまで2杯食べていたなら1杯とし、これを絶対に守れば良いと思います。
考えてみれば、これは当たり前です。例えば、世の中の仕事というものはそんなものです。「1日1食だけど、今日はつい2杯」という感覚で仕事をすれば、大迷惑をかけるか、常識的には即クビです。だってそうでしょう。新聞の配達は、毎日必ず配達されるのが当たり前です。ところが、「今日はつい、夕刊を入れませんでした。テヘヘ」で済むはずがありません。Amazonの配達で、「この間のあの本、つい届けませんでした」なんて話があったら大変です。
現状を脱却し、高い場所に上るには意識の変革が必要です。
その最高の方法が少食です。あるいは、他の優れたノウハウを強力に後押しするのが少食です。本当に成果を上げたいなら妥協は禁物です。
もちろん、それまで大食していた人が準備段階で行うのであれば、何度も繰り返しトライし、何度も失敗するということは当然あると思います。ただ、その期間はあくまで準備期間であり、成果を求めるべきでありません。
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Comments
なるほどー、意志の力のほうが重要なんですね。
じゃあ極端な話、3食絶対何が何でも食べるとしたほうが、中途半端に2食でたまに間食よりもよいということかもですね。
もちろん、小食はまた、別の次元でいいのだと思いますが。
斎藤一人さんの話では、回数を分けたほうがいいとのことなので、総合的に判断すれば食事の回数よりも量だと思うので、前は3食分だったのを、今は1.5~2の間にしてます。
回数というより、量として2食以内と自分の中で規定したりしますが、回数のほうがいいんですかね?
Posted by: hideto | 2008.10.03 12:31 AM
信念を持って何かをやり遂げる事は大事か・・。
体壊したから、次するのが怖い。
それを乗り越えないといけなかったんだろうけど。
オナ禁も結局は失敗しちゃったし・・。
失敗してもいいので続けてみます。
Posted by: minami | 2008.10.03 08:04 AM
はじめまして。興味深い記事でしたのでコメントを残させていただきました。
決めたことを守り抜く精神力を持った人が成功するというのはうなづけることだと感じられます。誰かに迷惑がかかるなんていうときには多くの人は自制できるのでしょうが、自分のこととなると確かに時に甘くなりがちです。
自分のことであっても強い意志でやりぬける人になりたいものです^^;
Posted by: ぶにん | 2008.10.03 12:09 PM
Kayさんの修行がパワーアップしてきたようで嬉しいです。心強い・・・!
私も100か0かみたいな考え方をするところがしばしばあります。時に人から神経症っぽいとか、自閉症っぽいといわれることもあります。でも大切な感覚でもあるんじゃないかな?と思っていたし、今日のブログを読ませていただいて納得できました。
徹底度でいうとKay さんより甘いことは思い知りますが・・・。
だいぶ気持ちにムラが無くなってきたのも感じます。
今のところ、少食!以外に自分ルールを決めていなかったので、考えてみようと思います。
少食や絶食していて、当たり前のように体型が細くなったのですが、体型だけはふくよかでいることもできるのでしょうか・・・?不可能だとは思わないのですが。
Posted by: mikemike | 2008.10.03 12:54 PM
いつの間にかプロフィールに【1日1食の菜食者(間食一切無)。】が記されていましたね。
【現状を脱却し、高い場所に上るには意識の変革が必要です。】
御意!!
その意識の変革に、一切の惰性を寄せ付けない意志の強さを持つものだけが、、、、、おおおぉぉぉ~
(、、、なんと言って表現して良いのか、わからん、)
Kayさん、益々パワーアップですね。
Posted by: 華文字 | 2008.10.03 08:51 PM
★hidetoさん
まあ、あなたの人生ですので、お好きなように。
★minamiさん
早く強い意志を持てるようになって下さい。
応援しています。
★ぶにんさん
はじめまして。コメントありがとうございます。
誰かに迷惑がかかることに配慮できる人なら、素晴らしくマシとも思えます^^;
他人に決めさせられたことならともかく、自分で決めたこともロクに守れない人も多いかもしれません。でも、それだと人生が開けるはずがないんですけどね。
良い方法ないですかねえ^^;
★mikemikeさん
確かに、仏教には「中庸の精神」というものがあり、何事も「そこそこ」にやることが必要な場合もありますが、「オール・オア・ナッシング」で挑む必要があることは絶対にありますよね。
「1番以外は全部負け」といった場面ですね。
ブリザリアン(全く食べずに生きる人)には、ふくよかな人が結構いるみたいです。
1日に青汁1杯しか飲まないのに太っている女性や、同じく青汁1日1杯で肥満しているので15日断食したら、1キロしか減らなかったという男性もいます。
そういえば、私もこの2週間、体重が安定してきました。イチローとほぼ同形かなと思います(笑)。あの体型が好きなせいかなあ。彼よりは少し軽いですが。
★華文字さん
をを!!いらはい(いらっしゃい)いらはい!
華文字さんのブログも再開されましたね。またインザちゃんに逢えました。
またちょっかい出しに行きたいですね^^;
そうです。私はパワーアップしました。そのうち、「山よ動け!」「海よ割れよ!」と叫びそうで恐いですが・・・^^;
こんな意識の変革なら・・・いらない!!(笑)
1日1食だと、ご飯が美味しいですよ。富豪になった暁には、アンパンかチキンラーメンかカップヌードルを食べることを自分に許可しようと思っています。すごく楽しみです!
華文字先生の水墨画も楽しみにしているのですが・・・。
Posted by: Kay | 2008.10.03 10:02 PM
たしかに、最終的には自分の好きな体型になるはずですよね。最近好きな顔にはなってきたなーとは思っています。人からも、「ビジュアル冴えまくってるね!」と言われたり。昔は鏡を見るのも嫌だったのに。
「一番以外は全部負け」・・・っていうのを強く意識して、ここ数カ月制作に取り組んできたような・・・圧倒的って、いいなぁ。
私は超がつくほどの負けず嫌いなのですが、だからこそ戦いを避けてきました。戦うなら、絶対に相手を戦闘不能と思い知らせるまで戦いたい・・・と。でも、勝ち目が無さそうだから、戦う意志すらないと見せかけて。
案外、引きこもりやアウトサイダーの方々には、そういう人が結構いるんじゃないかと思うのです。
Posted by: mikemike | 2008.10.04 04:07 AM
★mikemikeさん
いろんなケースがありますが、マイケル・ジャクソンのBeat it(ずらかれ)って歌にあるように、「争いごとは、避けられるうちは避ける」というのが良いと思っています。
争わなくても良いくらい、自分が上に行けば良いですからね。
Posted by: Kay | 2008.10.04 11:39 AM