夜明け前の暗さを恐れるべからず
私が少食生活を始めたのは、主には江戸時代の観相学者、水野南北の「相法極意修身録」を読んで非常に納得したからであるが、それは、これまでに読んだ数百冊以上の書籍や社会経験その他からも、絶対に正しいことであると思えたからでもある。しかし、何より、私が人生思うようにいかない原因の核心もそこにあるように思えたからだ(笑)。
それで、水野南北も断言した、食を厳しく節制することで、あらゆることがうまくいくことを何度も書いているが、ひょっとしたら、その意味を「食を節制したら、お金が自動的に入るようになる」「割の良い仕事が不意に見つかる」「勤務先での待遇が急にぐっと良くなる」「素敵な異性がアプローチしてくる」といった、昨今流行の幸運術の宣伝文句のようなことが起こると誤解されることもあるかもしれない。
そのような場合もないではないが、その全く逆になる場合も多いはずだ。すなわち、「会社などで不遇になり、左遷、退職に追い込まれる」「思わぬ出費が発生する」「恋人と別れる」「体調を崩す」などが起こることもある。
これは、より高い目標がある場合に起こりやすいと思う。
だが、心配無用である。それをいかに平然と乗り越えるかが大切で、そうすることで、その次は間違いなく大飛躍する。
これら、一見悪い事態を、神の試練と見ることもできるが、実際、少食にして精神が研ぎ澄まされると、「私を試練に導け」という強い想いも生まれてくる。
しかし、何が起こっても、あなたが困ることはない。
私が、斎藤一人さんの教えで最も好きなのは、「困ったことなんか起こるはずがない」である。何か起こって、それを困ったことと思わないようになれば、現実は一瞬で変わる。
この世に偶然はない(ある意味、全て偶然とも言えるが)。
だが、決して全ては神の思し召しとして受容するのではなく、神の振った無限の目を持つサイコロが示すものを自らの意思とすることで神に限りなく近付くのだ。
「だから予期せぬ出来事でさえ、私が望んでいたことなんだろう」
~Up Side Down(歌:井上昌己、詩:古賀勝哉)アニメ「怪盗セイント・テール」エンディング曲より~
「偶然は密かに仕組まれた、いっそ必然?目の前に今晒された不覚に歪む感情」
~Re-sublimity(詩、歌:KOTOKO)アニメ「神無月の巫女」オープニング曲より~
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Comments
そのことずばりじゃなく、その方向に向かうきっかけが現れるんですよねぇ。
困ったことは起こらなくても、めんどいことが起こるので、やっぱ現状維持が一番だったりするけど、それはそれでまずかったりする場合が最近は多いので、なんだかなぁーという感じですね。
神田さんは神話の法則をパターンとして当てはめてて、このへんがすっきりしてますね。(安いのでは大塚英志のキャラクターメーカーにのってたり
旅立ちを決めたら門番が試練を…って感じで、春夏秋冬理論でもいいけど、元は易経だったします。
変わったら良いけど、変わるのがめんどくってということで、試練を乗り越えるための何かがあるといいんですがねぇ、ここはリフレーミングでしかできないのかな?
Posted by: hideto | 2008.09.26 11:22 PM
この状態は自分が望んだものだ。
って言葉は、理解も出来るし反発もある。
嫌な事を試練と受け止めるなら乗り越えられそうだけど・・。早くこの事に気づけば人生を変える衝撃をうまく乗りこなせただろうに・・。
Posted by: minami | 2008.09.27 08:16 AM
どんな仕事をするにしても新しい事を学ぶ必要はあります。今までの学び方がぎこちない人は、うまくいった経験が少ないと思います。
以前、読み書き計算が出来て自学出来れば良いとかかれていました。kayさんはどういう順序で今の学習能力まで到達されましたか?
機会があれば是非とりあげてください。
Posted by: market_3e | 2008.09.27 09:43 PM
★hidetoさん
面倒なことは自分が変わらない限り無限に起こりますよ^^;
★minamiさん
自分が望んだと納得するのは無理でも、それが自分の意思だと信じることができるかどうかだと思います。
Posted by: Kay | 2008.09.27 09:46 PM
★market_3eさん
独学するぞという決心だけですね。
学校の授業を一切聞かず、参考書だけで数学や理科をマスターしようと少し努力しました。
そして、教わらなくても、本さえあればいくらでも勉強できることを理解しました。
ニュートンやアインシュタインもそうだったようです・・・って、私と一緒にしてはいけませんね(笑)。
コンピュータ関連も全て独学でマスターしました。
Posted by: Kay | 2008.09.27 09:50 PM