ひきこもりよ、馬鹿をやれ
ひきこもりとニートは違うが、働いていないならいつかは働かないといけないことは間違いない。
ところで、ひきこもりは非常に良い地点にいるとも言えるのだ。それは私の経験からも言える。
なんといっても、ひきこもりは、まともな、きれいなコースから外れている場合がほとんどだ。実はこれが良い。
つまり、まともな就職活動をして、入社試験を受け、面接では本当は思ってもいないことを平気で喋り、首尾よく入社できたら入社式が行われ、新入社員歓迎会までやってもらう。
そして、その会社の常識という幻想にどっぷり染まって過ごすのだ。
そんなつまらないことを経験せずにすむのだ。
そして、宇宙人ジョーンズではないが、「ろくでもないすばらしい」仕事を経験できる。それは、世間的には馬鹿げた、滅茶苦茶な、無茶な、妙な、変な仕事かもしれないが、素晴らしい思い出として、人生の宝になる。
ビートたけしさんも言っていたが、大学をやめて本当に馬鹿をやっていたが、そんな楽しいことを経験できたことの貴重さを強く感じているようだ。
私もひきこもった後、世間のことを何も知らず、誰も教えてくれずに働いたおかげで、本当に変わった経験ができた。
小学校から大学までには、何1つ楽しい思い出などないが、働き始めた頃のそんな馬鹿なことを懸命にやっていた時代がまさに青春だったと思う。それは、つまらない大人にルールを決められた勉強やスポーツをがんばったところで絶対に得られない類の経験でもある。
そんなことは、別にいくつになってもやれるとは思うが、やはり体力はあるが自負心がさしてない若い頃の方がやりやすい。
是非、馬鹿をやって、人生の宝である、本当に素晴らしい体験をして欲しい。
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Comments
感化されて一日一食にして見ました。
間食はしちゃったり水飲みすぎたりしますが。
すると体重が3kgぐらい落ちました。
体系は変わりませんが、簡単に体重って落ちるんですね。
ここで初めて一日一食という言葉を聞いて実践して良かったです。もう元の体重には戻りたくないので自分の物にします!
Posted by: minami | 2008.09.26 02:51 PM
★minamiさん
をを!ついに1日1食ですか?
固定物はなるべく食べない方が良いですが、それ以外、つまり、ジュース、ミルク、コーヒーなどは少しは良いと思います。
短期間なら意味がありません。長く続けることが大切です。ただ、時々間食するなど、無理をしないようにして下さい。
Posted by: Kay | 2008.09.26 09:55 PM
ばかを、というのは具体的じゃないので難しいですね。
食べ歩きとかだったら、さすがにまずそうですし。(汗
いや、フリーターの友達がやってたりするみたいなんですが。
とかいたりしますが、体力がないので、そもそも活力・気力アップが優先課題ですが。(汗
必要最低限と、少しの趣味で一杯いっぱいなのをなんとかしたい。(アトピーも何割かはあるとは思うけどそれ以前
ということで、食事を減らすのと、マインドセットのほかに、活力も重要な要素だなと思いました。
Posted by: hideto | 2008.09.26 11:15 PM
Keyさん
無理はしたくないので飲み物飲む事にします。
一生物にしますね。このままじゃぁダメで、自分を変えないといけないので。
Posted by: minami | 2008.09.27 08:06 AM
★hidetoさん
真似されても困りますのでね^^;
人はそれぞれ違いますから。
何をやるかは自分で決めるしかなさそうです。
★minamiさん
それが良いですね。
変わりたいという衝動は素晴らしいですね。
Posted by: Kay | 2008.09.27 09:43 PM
いやー、まねするつもりはないんですが。
数学とか、とき方だけ教えられてもさっぱりで、逆に1つ計算の過程が見えるとそれでかなりできたりするタイプなもので(^^;
それでも、例外はまた別に学ばないとできないけれど、まあそこはあくまで一般的な答えの例外なので。
1つの基準があってこそ、だと思うんですがねぇー。
Posted by: hideto | 2008.09.27 09:57 PM
★hidetoさん
数学と違い、何も参考になるものがない方が良い場合もあります。先入観を持たないためにもね。
まあ、私は何の参考もなかったわけで。
Posted by: Kay | 2008.09.27 11:25 PM
はじめまして。「ひきこもりブログ」というブログをやってる小笠原毅と申します。自分のブログでもこちらのブログのことは毎日紹介させてもらってます。
興味深く読ませてもらいました。しかしそれは、「この記事は、引きこもり当事者としてとてもじゃないけど共感できない。いくら応援者からでもそんなまなざしは注いでほしくない」という興味深さでした。一読して、この記事に強い反発の感覚を覚えたのです。
しかし思えば、こんなに強く反発を覚える主張というのはここ最近久しくなかったように思います。そのため、このエントリーは自分に強い刺激を与えてくれました。
またこんなエントリーを書いてくださるのを期待しています。その度に強い反発を覚えようかと思います。そして強い反発を覚えなくなれたなら、それはそれで良いことだとも思いますし。
(以上は遠まわしなイヤミとか「こんな記事書くなよ」という裏返しの表現ではありません、率直に言わせてもらっただけであります。)
Posted by: 小笠原毅 | 2008.09.28 12:07 PM
★小笠原毅さん
はじめまして。ご紹介下さってありがとうございます。
反発を感じていただけることは悪い気持ちではありません。
人それぞれ、考え方は違うでしょうし、また、あまり長くない文章の中では、書いた人の意図しないような誤解を持たれることもあると思います。私の文章もあまり上手くないですし^^;
そして、反発があるということは、どこか興味があるということでもありますし、私の経験からも、何の抵抗も感じないことが自分を向上させたことはなく、むしろ嫌いに思うくらいのことが後で自分のためになったことがほとんどです。
私の願いは、ひきこもりの人が社会的に自立し、自分の力で楽しく充実感を持って生きていくことです。それには、一時はひきこもりでニートでしたが、長期に渡って十分な収入を得ている私の経験は役に立つのではと思います。
私の持論は、ひきこもりは治らないし、治すべきものでもない。そして、実は人類の全てがひきこもり因子を持つ・・・です。
小笠原さんのブログも以前から読んでいますよ。他にも、ひきこもりブログの方々のお書きになることはどれも興味深く、役に立たないものはありません。
今後もよろしくお願いいたします。
Posted by: Kay | 2008.09.28 08:38 PM