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2008.09.28

ひきこもりが社会でやっていくために必要なこと

さて、ひきこもりに対する最も良い支援とは何でしょう?
ところで、先に言っておきますが、これはひきこもりに限らず、誰でも当てはまる話です。ひきこもりでない人間など実際にはいない。対人恐怖を感じない人間など存在しないというのが私の持論です。

お金とするなら、国が支援するとして、1人あたり月10万円も無理でしょう。しかも、月10万円ではやっていけません。また、仮になんとか食べられても、かえって生きがいをなくし、無気力となるか、逆に精神に異常をきたし、犯罪を起しかねません。

では、カウンセリングでしょうか?
これもちょっとです。まず、ひきこもりは治りません。なぜなら、ひきこもりは単なる個性であり、治すとか治るといった性質のものではありません。ひきこもりが、明日は笑顔で全ての人とジョークを交えながら楽しく快活に話し、普通の人と仕事や生活をしているなんてことがあるはずがありません。

就職のサポートでしょか?間違いではありませんが、問題もあります。
ひきこもりが普通の会社に就職して楽しいことはありません。私の経験からも確かですが、まず必ず孤立します。そして、一部の人間からは目の敵にされ攻撃されます。その相手が上司や社長であれば大変ですし、男性の場合、女子社員が相手だと色々不都合があります。これは、ひきこもりによほどの実力がある場合でも解消されません。

最も良いのは、ひきこもりがひきこもりのままで、現在であれば少なくとも月に30万円くらいのお金を楽しく充実感を得ながら稼げるようにすることです。
稼いだことのない人にとっては、月30万円は多く感じますが、これは1人の人間がちょっと贅沢するにも足りません。家族を養うなら、50万円でも十分とはいえません。日本は、ただ住むだけでもお金のかかる国です。しかし、工夫次第では30万円でも楽しく暮らすことは無理ではありません。
とはいえ、ひきこもりでも何とか勤まりそうな夜警の仕事なら、月にせいぜい16~17万円です。
アフィリエイトで稼ごうなんてまさに夢物語です。月に数千円稼げたら極めて良い方でしょう。
ネット株取引はどうでしょうか?資金があり、ビジネス経験が豊富な上、毎日、経済紙を含め数種類の新聞のビジネス・経済欄を隅からすみまで読む人でないと無理です。
ドロップシッピングも、よほどのビジネスの経験と才能、そしてエネルギーのある人でないと儲かりません。そもそもこれは、一般参加者を設けさせる仕組みではありません。
情報商材は、まともには儲かるはずがなく、間違って儲けたら良心の痛みで人生を棒に振ることとなるでしょう。

本来、ひきこもりが向いているのは職人です。しかし、日本の優れた職人は、必ずしも弟子の教育がうまくなく、大方の場合、弟子には理不尽なまでの我慢が求められます。それを乗り越えることには大きな価値がありますが、大半の優れた職人に後継者がいない現状を見ても分かるとおり、それは現実的ではないのだと思います。

しかし、ひきこもり特有の他人を恐れる性質は、分をわきまえるという極めて優れた性質とも結びつき、これを活かせば実に素晴らしい戦力となります。また、ひきこもりは自己を反省する能力や深く考える能力を持つ場合が多く、知的にはむしろ標準を上回ると思います。
才能と時間があれば、芸術家や文筆業に向いているかもしれません。しかし、これらの分野で成功することは難しく、時間もかかり、成功するまでの経済的支援をどう得るかが現実的な大きな問題です。邱永漢も言ってましたが、ヒモになるとか、女に食べさせてもらうというのも立派な才能ですが、これはひきこもりには、難しいことです。
ただ、日本最高の思想家、吉本隆明さんが著書「ひきこもれ」にも書いていますが、文筆家を目指すなら、10年間書き続けることで必ずなれると言います。書けなくても書こうとすることが肝心なのだそうです。10年は長いように思うかもしれませんが、実際は一瞬です。だからこそ、今、行動を起こす必要があります。

確実なことは、ひきこもりは普通の人の真似をしては絶対に駄目だということです。仮に会社に勤めるなら、極めて特殊な立場になれる必要があります。つまり、普通の社員なら絶対的義務であることも無視できる立場でないと務まったりしません。でないと、総務や経理とコミュニケーションしないと駄目な各種手続きの段階でまいってしまうことでしょう。

さて、ではどうすれば良いかですが、まさか私が言う一言二言で全て簡単に解決するはずがないということをまず認識する必要があります。
ひきこもりがやっていく上で欠かせないのが、特殊能力です。特殊能力とは言っても、大学や大学院で長期間研究しないといけないとかいった類のものではありません。他人に出来ないことであれば良いのです。私は、このメリットを深く感じながらいままでやってきました。
話は長くなりますのでまたの機会に持ち越しますが、ひきこもりが社会でやっていく鍵は特殊能力であること間違いありません。ちなみに、私の場合で言えば、最初はカメラの知識でした。その後、コンピュータプログラミングとなり、結局はこれでやっていけるようになりました。現在は次を目指しています。

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Comments

今回はわかりやすかったです!
こないだのは幅が広かったので、色々と曲解できてしまい…。
馬鹿なことでもなんでもやってれば、そこに流れができるから、それがなんらかの反応を引き起こして…とか。

ちょっとしたことなのですが。
引きこもりの人でも精神論でやれる人だったら、そこそこいってるか、あるいはうつ病などになってると思います。
経験上、何もしてないと高校ぐらいから体力は低下しますので、好きなことでもゲームとかじゃないと長時間はやれないと思います。
高校時代ぎっくり腰やっちゃったので、わかります。(今は例のあれでまったく痛みとか感じませんが…少し前は好転反応でましたが
解決策の1つは体力アップだとは思うのですが、普通の人でもダイエットとかでも挫折する人が多いので、なかなか…。
他は思いつかないですが、このへんも(体力以外であるならそれでも)そのうち言及してくださるとありがたいです。
ツイてる、だけじゃだめなようです。(汗

Posted by: hideto | 2008.09.28 at 09:30 PM

ひきこもりの収入は本当に大切な話で、自分も何かしないとと困ってるんですが、やる気が起きない・・。
リアルで人が進めるのは株だったり。

部屋で出来る職人ってなんなんでしょうね。
俺の得意分野ってないんですよ。ぼーっと生きてきたから。
かといってこれやれ!って言われてもやる気がしないし。

ホームレスの事を考えたりしてますが、辞める事にします。もっとプラスになるような事を・・。

Posted by: minami | 2008.09.29 at 05:54 AM

ひきこもり、というだけで、特別な変わった人間と捉えるのはどうかと思います。
「ひきこもり」という言葉のイメージだけで、ひとくくりにしてる気がします。
普通の人がひきこもりになってる状態なだけな場合もありますし。
単に、自信欠如になってるだけの場合もありますし。
なにをしていいかわからないだけのこともあります。

職人といっても、昔ならではの職人とかはもう、生活自体できませんから、現代の、職人として成り立つ分野を探す必要があると思います。そういうことを提示してください。
なにか話が、空想論、現実離れしてる気がします。

Posted by: マリー | 2008.09.29 at 10:37 AM

★hidetoさん
私は高校時代より今の方が体力ありますよ。
実は私も高校時代、腰を痛めました。ウェートトレーニングのやり過ぎでした。数年間苦しみました。今は治ってます。
むしろ、体力そのものより、生活習慣や精神の問題のようにも思います。


★minamiさん
やる気がおきないことなら、やらなくて良いと思いますよ。
やる気の出ることをやれば良いのですから。
ホームレスは、食べていくだけなららやれますけどね。ボランティアが炊き出ししてくれたり、デパートに行けばいくらでも食べられるし。でも、もちろん、やらない方が良いです。
やりたいことを見つけることだと思います。


★マリーさん
コメントありがとうございます。
お気に召さなくて申し訳ないですね^^;
では、マリーさんが「現代の職人として成り立つ分野」を探して下さいね。成果が出れば教えて下さい♪

Posted by: Kay | 2008.09.29 at 10:07 PM

習慣が根付くタイプだったら、六大学にはいってたと思います。(笑
そして、精神で…というのが苦手だからこそ、根付かないのかも知れませんが…。

記事的には、ひらきこもりのすすめ、ですね。(今だと2.0のほうがお勧めかも
もっとも、ひらきこもりはもはや引きこもりとは別のような気がしたり。(引きこもり気質はあっても
引きこもりとひらきこもりのギャップは、人によってはすごく大きいと思います。

Posted by: hideto | 2008.09.30 at 12:54 PM

★hidetoさん
とにかく、出来ることをやりましょう。

Posted by: Kay | 2008.09.30 at 10:31 PM

一応肥田式の簡易だけは、型がどうかはわからないけど、なんとか続いてるようです。
食事は、8割以上は2食で維持できてます、たまにはね…。
ぜんぜん手に職系じゃないですが。(滝汗

Posted by: hideto | 2008.09.30 at 10:56 PM

★hidetoさん
ほとんどhidetoさんの状況は分かりませんが、本当にできているなら、やがて成果は出ると思います。

Posted by: Kay | 2008.10.01 at 09:55 PM

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