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2008.09.07

1日1食で1ヶ月経ちました

私が先月の8月7日から始めた1日1食も本日で1ヶ月となりました。
現在は、食欲に悩まされることもほとんどなくなり、無理なく1日1食を続けています。
その1食もなるべく、粗食、少食を心掛けています。ちなみに、昨日の夕食のメニューは、ご飯は小さなおにぎり1個分、大豆、ゴボウ、ニンジンなどの野菜を小さなパックにしたスーパーで売っているおかずと小さなお豆腐、そして、キュウリのお漬物を少しでした。これでもまだ贅沢と思っています。食べた後、「食べ過ぎた」と思いました。
間食は一切しません。時たま緑茶を飲みます。

もともと少食であったかというと、実は、1ヶ月と少し前まではかなりの大食でした。
好物のカレーライスは、夕食にした場合は3杯はいきました(笑)。それも、カツ、ソーセージ入りが好みでした。焼肉、ステーキも大好きで、外で食べる時は仕上げに雑炊やクッパは欠かさず、家でならご飯を大きなお茶碗で2~3杯。
昼食は、やはり大好きなミートスパゲティなら必ず大盛り。ラーメンなら、大盛りご飯付きの、ギョーザ定食あたり。ご飯のお替りし放題のトンカツとかも好きでしたね。
間食も多く、ポテトチップスは食べ始めたら1袋は必ず(笑)。チョコレートは大好き。いえ、甘いものは何でも好きです。夏はカロリー高めの甘いアイスクリームは欠かせません(笑)。
しかし、最近も、親戚などから、かなり良いケーキやお饅頭、クッキーの届け物が来ていましたが、一切手をつけていません。

ダイエットなどという意図は全くありません。
少食の意義を理解しただけのことです。
少食にすれば、気力、体力、知的能力は確実に向上し、運も良くなります。無敵に近付いていくと言えば最も適切と思います。意志も強くなり、何をやってもうまくいくようになります。(小声で)禁欲も楽です(苦笑)。
少食の意義を理解するのに、最近では3人の方の本を読みました。もっとも、それ以前にも少食の良さに関して、本などで見ていたのですが、繋がっておりませんでした。
その最近の3人の本とは、
□人は食べなくても生きられる(山田鷹夫著 三五館)
□少食の力(甲田光雄 春秋社)
□食は運命を左右する―現代語訳『相法極意修身録』(玉井礼一郎現代語訳 たまいらぼ)
です。
山田さんの本は「人は食べなくても生きられる」というタイトルだけで十分でした。人間的には、山田さんは私と全くフィーリングの合わない人で、本文中で「友よ」と呼びかけられても困りましたね(笑)。それでも価値ある本と認識しています。
医学博士の甲田さんは半世紀も少食療法を考え続けた人ですが、あまりに細かくてちょっとついていけません。実際、これだけ細々と指示されたら少食に取り組もうとしない恐れがあります。しかし、甲田さんの「少食にすることで、他の生命の命を守ることは愛と慈悲の行為だ」という部分は大変に共感し、これは私の少食、菜食実施の決め手の1つとなりました。
そして、水野南北が圧巻でした。この本は世界人類全てが読むべきです。マジです(笑)。日本人が、それも江戸時代の人が、これほどの偉大な本を書いたのに、日本ですら入手困難な状態。全くこの世は狂っています。もっとも、こんな本が流通したら、食品業界、健康食品業界、医療・薬品業界などが大打撃を受けることになるでしょう。
水野南北の思想は「食が全て」です。食を節制すれば、健康、長寿、家庭、立身出世、全て誰もがうまくいきます。その根拠は詳しく説明されています。また、恐らくは本に書いていない事柄も多くあると思われます(一般人が知る必要もない部分)。是非、水野南北の本を読んだり、Webでその思想を調べていただきたいものです(結構見つかります)。

これだけ読めば、少食にせざるをえません。
また、私には、アイルランドの詩人W.B.イェイツの影響も大きかったです。

ところで、1つよく誤解されることについて書いておきますが、肉食に関しては、釈迦もイエスも、あるいは水野南北も否定はしておりません。
聖書では、肉食を含め、あらゆる食べ物は清いと宣言され、イエス自身が肉食を薦めています。釈迦も肉食をしました。水野南北は、特に老人の場合は少しであれば、消化の良い肉食を薦めています。

ダイエット目的ではないと書きましたが、少食にすれば当然体重は減ります。私も12Kgばかり減りました。ただ、いくら食を減らしても、必ずしも体重が減り続けるわけではありません。全くの不食かそれに近い状態でありながらふくよかな体つきの方は割にいるようです。
私は、苦しい不食や少食は良いとは思いません。また、ダイエットが第一目的の少食、絶食や、ダイエットフードの常食は身体を悪くすると思っています。
いつ、どれだけ食べるかは、自分で決めれば良いことですが、なるべく自然なものを明るく楽しく食べることが良いと思います。また、食べないことも明るく前向きに捉えれば、少食は辛くないと思います。

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Comments

カレー3杯はすごい…カツカレーだったら、1杯で十分すぎます(^^;
食事は、小食でもバランスは取らないといけないのかなぁ~?
最近野菜少ない感じで、かゆみが倍増した気がしたり?(なぜか前デカビタC飲んだら少しかゆみがその日減りました…
西洋と東洋の運動理論を組み合わせた肥田春充さんは、間食のみ気をつける→体ができてきたら自然と粗食になった、そうです。
腸を鍛える→吸収力がアップする→小食になった、かな?
小食にしても吸収力はアップするんでしたね。(リバウンドなんかはこれかな
ひどいときはサプリ系で補い、普段はなるべく少しの量からたくさんの栄養素を取り出す、なるべくバランスは取る、の3つを意識してみようと思います。
昔の粗食は現代のそれよりも栄養素が高かったようにも思えるので…。

速読は初期のでしたか。
1点集中と眼球と視野拡大がメインでしたっけ?
資料はフォトリー以外では、七田式が一番整ってるので、また挑戦してみようかな?(色々いいとこ取り+速聴に見ながら音読&暗誦を取り入れてるので幅広さは一番かなと
脳の力としては、速読と記憶力はぜひ身につけたい。

Posted by: hideto | 2008.09.07 12:33 PM

自分の事ではないんですが、母が2kg痩せました。
俺は外に出ないので、母と同じように食べてれば俺も2kg痩せた事になります。やっぱり食べ過ぎのようです。

Posted by: minami | 2008.09.07 01:12 PM

★hidetoさん
栄養のバランスですか?
私は全く考えていません^^;
必要と思っているなら必要なのでしょうねえ。
速読は、デクニックよりは感性の問題かと思います。それと、目的意識と集中力が大切かと。
何のために速読や記憶をするかですね。


★minamiさん
私の母は太る一方かなあ(笑)。
私の1日1食はさっぱり理解できない様子。
できれば少食にすると良いです。

Posted by: Kay | 2008.09.07 08:29 PM

Kayさん、お久しぶりです。最近自主制作の大詰めで、忙しくなるとご飯を抜いても一向に気にならないわたしは、Kayさんのブログを参考にしつつ、少食、粗食を心掛けています。まずは食べ物を無駄にしないのが第一と言うことで、食べるときも食材をなるべく捨てず、残さず(自然と食べきれる量に減ります)、食べることを楽しみ、残す場合は後から食べる、と言うのを今は優先しています。
 ピアニストのフジ子・ヘミングさんも、幼い頃から一粒もご飯を残さず、ご飯をこぼしただけで納屋に入れられたりと、食に関してかなり厳しい教育を受けたらしく、それだけは良い教育されたと、ドキュメンタリー番組で語っておられました。演奏会の前には食事を採らないとも。
 先週は制作の節目で、たくさんの友人と自宅に合宿形式で数日過ごし、そのうちの一人が料理がすきで上手で大量に作る子なので、その間は食べる量こそ少ないながら友達とたのしく食卓を囲みました。
 今は一息ついたところですが、驚いたことに、どんどん食事の量が減って、今日は全く食べる気にならず、ハーブティと玄米茶、チョコボール数個と、あまりにも食の細いのを心配した家の人が切ってくれたナシ半個を食べたきり、一日が終わろうとしています。空腹感もひもじさもないのです。

 合宿前も少食で、体力を心配していましたが、現場監督と宿主である自分が動かないと何も始まらないので、一人で作業するときよりも家事、雑用をこなして立ち働いていましたが、誰よりも元気に乗り切ることができました。プレッシャーや作業量の多さからは考えられない冷静さで乗り切ることができました。
 家人が肉を調理するときのにおいも、以前はかなり食欲そそられたのですが、今日はそれもだいぶ平気でした。食欲がやってくるまで、食べないことを続けたいなと思います。

長文でした。読んでいただいて、ありがとうございます。

Posted by: mikemike | 2008.09.08 12:56 AM

★mikemikeさん
mikemikeさんは人との交流が多くて良いですね。
お仕事もチームで楽しそうに出来て何よりです。
私はどうもグループワークは苦手で、ついつい孤独に仕事をしてしまい勝ちです^^;
食べ物を残さないことは大切ですね。
要は少なく作ることが大事ですが、作りすぎて余分に食べることもよくありますね。特にお客様がある時は、豪勢に振舞うのも楽しみの1つですからね。
ただ、水野南北は、無理に食べるくらいなら、捨てるのもありと認めているようです。
私も食べない方が明らかに力が湧いてくると思います。
mikemikeさんは、本当に理想的な食になっておられるように思います。
食べないことは楽しい部分も大きいと思います。
今後、さらに才能が爆発しそうですね。

Posted by: Kay | 2008.09.08 10:32 PM

昨日の新聞にスーチーさんのハンストの経過が書かれていました

「スーチーさんが食料の受け取り拒否、健康に懸念 国連の姿勢への不信表明か」

なんだかkayさんの少食不食の記事と時期が連動しています!
彼女もKayさんブログの読者だったのかな?
スーチーさんの願いはきっと叶うでしょうね

Posted by: ほのか | 2008.09.09 12:21 AM

いえいえ!わたしはこれでもかと言うほど孤高の人間ですよ…!合宿までは、Kayさんのおっしゃる節制の意味を込めても嘆くほど孤独だったし、一人大好きですし、個人プレー万歳ですが、どういった皮肉か、要の部分ではどうしても人に助けてもらわなくてはいけない状況に陥るようです。今回も、グループワークというよりは自分の圧政に人民が耐えてくれたという風情でした。でも、相手に快適にいてもらおうと苦心するのが大好きだったりします(要は率先して自分が快適にしているように振舞います。水面下のすごい努力)。
 食べないということは、必然的に食事にかけていた時間(とその前後のまったりとした時間)を他にまわせるとことでもありますよね。それは手持ち無沙汰さから何かを食べたくなるくらい長い時間なのだということが、一番の発見でした。一日が引き延ばされたように長くつかえるようになりました。

Posted by: mikemike | 2008.09.09 04:15 AM

★ほのかさん
軍は否定しているようですが、本当にやっているかもしれませんね。
先月16日からですから24日の絶食。普通の人間なら限界を超えていますね。
私は先月7日から1日1食。ぬるいなあ^^;;
食を断っての願いなら必ず叶うでしょう。ただ、あまりに恨みや怒りが強いと良くないかもしれません。


★mikemikeさん
孤高・・・をを!そうでしたか!
ちなみに、私は孤低ってところです(笑)。いえ、下でいいんです^^;;
私も、実際の仕事が1人でできるわけもないですが、ひきこもり気質ですから。。。
食べることに費やす時間、手間、そしてお金は本当に実に膨大ですね。
次は眠りに使う時間を空けられないか考えます。テレーゼ・ノイマンという不食の聖女は眠ることもしなかったそうですから。

Posted by: Kay | 2008.09.09 10:04 PM

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