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2008.08.14

世界に誇れる日本人

オリコンが「世界に誇れる日本人」というアンケートを行い、男性では、ダントツで野球選手のイチローさんが1位。それから、俳優の渡辺謙さん、映画監督としての北野武さんと続く。
いずれも、マスコミの露出の多さと、成果が分かりやすく晴れがましい分野で選ばれたと言える。

ところで、私が「誇るべき日本人は?」と聞かれたら、ちょっとピンとこない。いないはずはない。私も勉強不足なのである。命の危険を背負いながら弱い者を守った人や、マスコミに悪者にされてしまうのを知りながら人々に尽くした人がいくらでもいるはずである。
だが、「誇れる」といったスケールのことになると、日本人であるかどうかはまるで問題にならないのではないか?同じ人間として誇れるというのならまだ分かる。しかし、偉大な行いに日本人も何も関係ない。
ナチスにいつ逮捕されてもおかしくない状況で、ユダヤ人を亡命させるための旅券を発行し続けた官吏や、降下中に3人のパラシュートが絡まり、他の2人を救うため、自分のパラシュートロープを切断したスカイダイバーの話を聞いたことがあるが、これらの人の方が誇れるという感覚にマッチする。

イチロー選手の話があったので野球の話をすると、プロ野球の球団はいかに財政難とはいっても、それは直接には親会社やスポンサーにとってのことと思うし、個人の感覚とはまるで違うことだろう。
しかし、プロレス団体ともなると、特に日本ではさほど大きくもない一企業だ。
故ジャイアント馬場さんは、全日本プロレスの社長でもあったが、もともと好きでなった社長ではなく、1選手としてアメリカで稼いだ方が絶対にハッピーであった(アメリカでは、馬場さんは昭和40年頃に年棒9千万円を提示されたらしい)。しかし、日本のレスラーのために団体を設立し、長く赤字経営で大変に苦労したようだ。だが、その中でも選手へのギャラの遅延を一度も起さなかったのが最大の自慢と馬場さんは著書に書いていた。また、アメリカで世話になったレスラーには生涯恩義を忘れず、可能な限りはそれを返し続けたことは客観的に確かなようだ。自慢と誇りは違うが、偉大な人間でも、その本人自身が誇りに思うこととは、他人が思うこととは全く違うと思う。
馬場さんが亡くなられた時、史上最高のプロレスラーと言われたルー・テーズさんが「馬場さんはプロモーターとしても偉大で、約束したギャラは必ず払ってくれる誠実な人だった」とコメントしていた。このコメントには、私は人として馬場さんに誇りを感じるなあ。

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