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2008.08.03

仙人になる法

仙人というものは中国のものであるらしい。中国には、他にも導師と言われる超人がいる。
いずれも不老不死で、術を使う。
いずれも、中国の道教と関係がありそうであるが、道教は、老子、荘子の教えから始まっていると思う。
荘子の著した「荘子」に登場する仙人は、外見は乙女のようであるという。だが、いかなる大火も洪水も彼らを害することはできない。風に乗り、虚空をただよって遊んだりもする。
最高クラスの人間が自信満々で仙人に会いに行くが、打ちのめされて呆然として戻ってくる。

仙人と導師の違いというと、仙人は単独行動で、趣味に生きる場合が多いようだ。対して導師はグループで行動し、人助けに活躍することが多いという話もある。
日本を代表する超人である天狗は、こと術に関しては仙人や導師を上回るというが、天狗は試練を背負うものであるらしい。

いろいろ考えると、仙人になるのが最も楽しそうである。
仙人になる方法であれば、竹内満朋さんの「ローム大霊講話集」(霞ヶ関書房)に書かれている。とはいえ、「仙人養成講座」ではないのだから、この通りやれば仙人になれますとかいうものではない。本のあちこちに仙人になるために必要なエッセンスを散りばめている。読む人が読めば仙人になれるというものだ。

仙人といえば、割にそこいらにいると教えてくれた人がいた。だが、今はかなり少ないのではないかと思う。
さて、人の中に居る仙人とはどのような者なのであろう。
上記の「ローム大霊講話集」にこんな話がある。
市役所に勤める男性は、自分の子供ではないが、12ほどになる娘と、ある家に下宿していた。彼は、家では「役所で沢山食べているから」と食事せず、役所では「家で沢山食べているから」と、やはり食事をしない。
ある時、娘に「お父さんはもうすぐ死ぬが、お前のためのお金は貯めてあるので心配いらない。だが、一度帰ってくる」と言った。ほどなく、彼は死に、葬式を出したが、しばらく経つと、元気な様子で帰ってきた。そして娘に「今度こそ本当に居なくなるが、困った時は私を呼びなさい。」と言って去って行った。

ここに登場したのは、死解仙(あるいは氷解仙)という、仙人の中では最下位の仙人であるが、死んだ後、身体を分解させたり、逆に作り上げることもできる。
仙人の特徴は飲み食いしないことであるが、酒仙なんてものもあるように、酒好きな仙人もいる。また、食事を楽しむ仙人もいると思うが、これらは単なる趣味である。

「ケロちゃんって、食べなくてもいいんでしょう?どうして甘いものが好きなの?」
「これは嗜好品ちゅうやっちゃ」
~「カードキャプターさくら」より~

「ローム大霊講話集」にははっきりと書かれていなかったが、食べずにいることで仙人になる方法もある。ただし、意識変革が必要だ。
「20世紀最大の詩人」と言われたW.B.イェイツはオカルティストであったことが知られているが、彼の著書には、妖精に出逢うためには、食べないことが必要とある。彼の自伝的小説である「まだらの鳥」には、イェイツ自身を投影したマイケルが少年時代、長く絶食することで、聖母や精霊の少女に出会う様子が、実にリアルに描かれている。だが、彼は食べないことで消耗してしまう。彼自身が妖精や精霊の仲間入りができるということに彼は気付かなかったようだ。「まだらの鳥」にも、それに気付けなかったイェイツの物悲しさが溢れている。

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