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2008.08.24

優等生の未来

小学校の時、勉強もスポーツも優秀で、自信に満ち溢れた子が不思議だった。通信簿をもらうと、私はオール3なのに、彼はこともなげに「僕はオール5だよ」と言う。
彼としばらく付き合ううち、彼は週に何回も塾に通っており、その他、音楽と武道も習っていることが分かった。彼の家に行くと、母親の雰囲気が自分の母親とはまるで違っていた。落ち着きがあり、常に静かな微笑を浮かべ、はっきりとした言葉を穏やかに話した。父親を見る機会があると、やはり立派だった。
こんな子は、将来もさぞ立派であろうと思った。実際、一流の中学や大学に入ることになると思う。
しかし、このような家庭、このような子供が、後にロクでもないことになる場合が少なくないし、それは今後はもっと増えると思うのだ。
こういった子供の恵まれた条件は、本人やご両親の努力も当然あると思うが、その他のなにかのおかげであるのかもしれない。よくは分からないし、科学的ではないが、ご先祖様が良いことをしたとかかもしれない。まあ、運が良いのだということはいえると思う。
良い思いをする裏には、自分の力ではないものの働きがあるのかもしれない。
そして、自分達に与えられた良いものに感謝の心を持たずに傲慢になると、運はあっという間に逃げていくのかもしれない。
「The Secience of Getting Rich(お金持ちになる科学)」のウォレス・D・ワトルズは、感謝の心が神と調和する秘訣だと言い、感謝の心を持たないと得たものも失うと何度も書いているが、そのようなものであると思う。

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