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2008.08.05

栄養神話

誰が言い出したのかは知らないが、1日30品目の食事を目標にすれば栄養のバランスが取れて健康でいられるなどということが信じられているかもしれない。
私も、そこまでではなくても、栄養のバランスは大切だとは思っていたが、ある時テレビでこんなものを見た。外国のとある地域に、轢いたトウモロコシしか食べない部族がいるのだが、皆、健康で、特に走る能力が高く、有名なクロスカントリー選手権に出てみたら、強豪選手と互角以上の走りをする。これを見て、どうも30品目の話はおかしな話だと思うようになった。
自然界の動物の多くは、いわゆる偏った食事であると思うが、ほとんどの場合、病気もせず元気である。
医師であり、甲田医院院長の甲田光雄さんは、少食で健康を得る方法で有名であるが、甲田医師の指導を受けた人には、1日1杯の青汁だけで10年以上元気で働いている人がいるという。
そこで青汁が良いということになるのかもしれないが、上のトウモロコシだけで元気な人もいるように、別に何でも良いと思う。
さすがに、酒やチョコレートやアイスクリームではいろいろ不都合がありそうであるが、本人さえそれで良いと思っているのであれば、それでも構わないのではと思う。責任は持てないが。

昔、非常に人気のあったアイドルが野菜を一切食べないことを告白したが、それでもお肌はスベスベ、髪はツヤツヤで、萌え萌えであったからこそトップアイドルだったのであり、彼女は結局、今も大活躍の大物プロデューサーと結婚した。
元サッカー選手の中田英寿さんも野菜嫌いで有名であるが、もちろん何の支障もなかった。

江戸時代の名僧、沢庵和尚こと澤庵宗彭(たくあんそうほう)は、「添え物(おかず)がないと飯が食えないというのは、本当は空腹ではないのだ」と言ったそうだが、食べるなら米や麦などの穀物だけでも十分ということと思う。

いろいろ考えると、どうも栄養に関するいろいろな話は風説でしかなく、全然、もしくは、あまり気にしなくて良いかもしれない。
もっとも、人間にとって、幻想の力は強く、多くの食品で多様な栄養を摂取しないと健康でいられないと信じるなら、必ずそうなると思う。

なんでも、世の中には、人間は何も食べないでも生きていけると主張する方もいるらしい。案外、本当ではないかと思う。まあ、事の真偽はともかく、実際に必要な食物の量は、現在我々が食べている量よりはるかに少ないことは間違いないように思う。

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