2日でとてつもないマスターになったひきこもり
神の顕現とか悟りとかいった、通常には意味不明な言葉で言わざるをえないとも思われるが、人が短期間で全くの別人に生まれ変わることが実際にある。
「マジック・ストーリー」という本にそんな話がある。ある、人生の落伍者としかいえない画家がいて、ポケットに金が入っていた試しもなく、その態度も雰囲気もそんな状況を表しているような男だったが、久し振りに偶然会った彼は、立ち居振る舞いがどこか以前と異なり、さらに面と向かって話すと、冷静さと落ち着き、そして自信と情熱に溢れていて驚かされるというものだ。
「マスターの教え」という本には、もっと極端なものがある。人生に絶望し、健康も害して悲惨な状況にあり、もう二度と彼と生きて会うことはないとすら思えた男が、生き生きとし、自信に溢れ、誰をも落ち着かせる冷静さと魅力、そして活力をも備えて帰ってくる。
だが、ここではもっとシンプルな例を示そう。
上記の本の話は、実例かどうか今では確認しようがないが、これは事実のようだ。
ある引っ込み思案で臆病だった男が、わずか2日で自信に満ちた魅力ある人間となり、さらにとてつもないマスター(師)とまで言われる。
実に簡単な話だ。その駄目男が、「俺はなんて不幸なんだ」と言った時、彼の友人が「きみは不幸じゃない。そう思ってるだけさ」と言った。それだけだった。
その時の一瞬の啓示。そして、それから2日の啓示。それで彼は聖者のような別人になった。
思考と体験は同じものだ。ありもしない問題を作り出しているのは自分の思考だ。それが理解できれば、誰しも彼のようになるだろう。
また、上記の「マジック・ストーリー」や「マスターの教え」の登場人物のようになる。
実は、この話は、コリン・ウィルソンの「超越意識の探求」(学習研究社)の「あとがき」の話である。この本自体は、それなりに難解で、読んで果たして利益が得られるかどうかは疑問だったが、要は「あとがき」だけ読めばよかった。もちろん、その後でもう一度読むと面白いかもしれない。
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Comments
ありもしない問題を作り出しているのは自分の思考だ。
まったくその通りですね。問題は自分の周りにあるのではなく、自分の思考が問題と認識しているだけのことですね。
問題なんて何一つないのに・・・。
同じ人生楽しく生きないと損ですね。エッチなことも一杯したいですしね(^-^)
Posted by: クマ | 2008.07.06 07:46 PM
★クマさん
それでも、時々問題を作り出すのですが、それはそれで気にしないでいましょう^^;
エッチなことは、みんなお好きですからね(笑)。
いえ、エッチほど大切なことは、世の中そんなにないですからね。真面目にやりましょう^^
Posted by: Kay | 2008.07.06 11:30 PM
エッチ無くして人は無し
人生のスタートはエッチからですものねウフフ
Posted by: ほのか | 2008.07.07 05:52 PM
★ほのかさん
はい、ソクラテスさんもお好きでした(*^^*)
ただ、彼の場合は、美少年が好きだったのですけどね。
私も、これからは美少年を狙おうかな・・・^^;
Posted by: Kay | 2008.07.07 09:59 PM