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2008.07.09

信念の対価

信じる心は実際的な力を持つことがある。
よく知られているのがプラシーボ効果と呼ばれるもので、何の効き目もないものでも、特効薬と言われて服用すると、病気が治ってしまうことがあるというものだ(薬の効果自体がプラシーボという説もある)。
心身医学でも、精神状態が身体に影響を及ぼすことは認められていると思うし、何度か会ったことがある政木和三さんが、大阪大学医学部にいた時、医に潰瘍があった患者が、医者に「どこにも悪いところがない」と言われると、数日で潰瘍が消えたという経験を聞いたことがある。
フランスのルルドにある泉水が奇跡の治癒効果を持つとして知られている。これは、19世紀半ばに、聖母マリアの顕現に逢ったという14歳のベルナデッタ・スビルーという少女が、マリアの指示で掘ると泉水が湧き、現在も湧き続けているというもので、この泉水の水で清めると、医学上あり得ないような奇跡的治癒があったというものだ。
現実には、ルルドの泉水の水で特別な治癒効果を得たという人は、ほとんどいないらしい。しかし、ごく少数ならいると思われるが、その人たちは、強い信じる心を持っていたのではないかと思う。
実は、病気治療や肉体回復に関しては、私が直接見たものや、信頼できる人から聞いたものにも驚くべきものがいくつかある。いったんここに書いてみたが、あまりに凄いので、異様な雰囲気になりかねず、披露するのはやめておく。
信じる心があれば、病気は治るし、モテるし(笑)、とにかく何でもできる。
しかし、ご存知のように、信じることは難しい。
催眠術を使えば、思慮分別を通り抜けて、直接意識の奥にメッセージを伝えることができ、レモンが甘いと思えば甘く感じるし、空手の達人のように、硬貨を指で折り曲げることも可能だ。珍しいところでは、女性に自分を恋人の男性だと思い込ませることだってできる。
だが、信じる心とは、無意識と意識の協調作用だ。催眠術で成功した人などいないし、無意識に外から暗示を与え過ぎると、どんな副作用があるか知れたものではない。
カルト宗教を信じているかに見える者は、実に簡単にその信念の嘘を剥がせる。薄っぺらいものなのだ。
信念の対価は安くはない。しかし、見合う対価を用意すれば、必ず得られるものであると思う。

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Comments

こんにちは☆

>見合う対価を用意すれば、必ず得られるものである…

うんうん、ええ、ええ、なるほど…
そういうことなんですね…

「信ずる者は救われる…」って、絶対本当だと思うんですが、
(じゃぁ~何故、多くの人が自分の夢を実現できず、救われないのか…?)
(この人達って、このまま『信じているだけで』本当に救われるのか…??!)って、最近疑問に思ってたんですけど…
私の中の答えは「NO」で、(どうして「NO」なんだ?!)って問いかけると、(信じてるだけじゃ…ねぇ~…)っていう様な答えが戻って来るんですよ…

うんうん、納得がいきます。
信念のパワーに値する”対価”ですね…
それは高価なものになるでしょう…

今日もスッキリしました!^^


Posted by: りば | 2008.07.10 10:41 AM

★りぱさん
真の信念はいかに大きな対価が必要であっても、必ず得られるものと思います。
人の一生は、それを得るための旅かもしれぬわなあ。

Posted by: Kay | 2008.07.10 10:25 PM

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