« 未来の学校 | Main | 世界征服だ »

2008.07.16

顔に気をつけよう

「小さな恋のメロディ」(原題:Melody)という、製作された英国では不評であったが、日本でヒットしたという変わった映画がある。
まるっきり幼いというわけでもない11歳の少年と少女が恋をして、保守的な周りの大人が振り回されるというものだ。主役の少年少女役は美少年と美少女だったし、ビージーズの音楽も素晴らしく、なかなかの作品と思うが、なぜ英国では評判が悪いのだろう?

私は、ごく子供の頃、これの原作小説を読んだことがある。なんせ、小さい時に読んだので詳細は憶えていないが、映画と併せて考えると、教師や、教師の味方であるPTAを徹底的にコケにしているように思える。それも、保守的で権威ある教師を完全に馬鹿にした様子がありありとしていて、これが案外に学校のヒンシュクを買い、「悪い作品」にされてしまったのではないかと勝手に想像する。

日本で言えば、1970年頃と思うが、今では巨匠と言われる漫画家の永井豪氏が、二十歳そこそこの時描いた「ハレンチ学園」という漫画が大ヒットしたが、学校やPTAに徹底的に叩かれたことがあった。永井氏はNHKに引っ張り出され、全国に汚らわしい猥褻漫画家として晒し者にされたようだ。しかし、面白いことに、永井氏の、もっと過激と思われる別の漫画作品には、そんなことがなかったらしい。
単にエッチというなら、白土三平氏の「カムイ伝」では、コミックス1巻分に1~2回は、過激なレイプシーンを含むかなり「凄い」シーンがあるし、ごく少年向きと思える「ワタリ」でも、ちょっと教育に悪いのではないかと(笑)思える場面もある(「教育」云々は冗談であるが、妄想を掻きたてるものである)。手塚治虫氏などは医学博士の特権でもないだろうが、本格的な性描写はハレンチ学園の比ではない。ハレンチ学園は、ヌードが出る以上のことは全くなかったと思う。
早い話が、「ハレンチ学園」では、やはり、先生というものを徹底的に馬鹿にしたことで、プライドの高い教師の恨みを買っただけではないかとも考えられるようだ。

教師の話はさておき、「小さな恋のメロデイ」で、私が子供心に印象に残ったのは、主人公のダニーが見た大人のおかしさだ。特に、顔がヘンであるとあったと思う。顔の美醜のことではなく、なぜ、やたら気難しく不満げな表情をしているのか不思議であったのだと思う。
しかし、これは今の日本でも、町を歩き、電車に乗れば、そんな顔の大人ばかりである。
本当に、奇妙な顔の大人ばかりだ。
何かが気に食わなくて仕方がないといった感じで、他人を蔑み、不満で、あるいは、物欲しげで、さらには、なんと言っていいのか分らないくらい不気味に思えるほどなのだ。
明るく、すっきりとした、冷静な自信に満ちた顔に出会うことはほとんどないかもしれない。まるで日本の現状を如実に顕しているかのようだ。
自分の表情には注意したが良い。そして、悪い表情をしていると思ったら、その原因を自分の中から「自分で」一掃することだ。でなければ、きっとツキもやってこないに違いない。

↓よろしければいずれか(できれば両方)クリック願います。人気投票です。
人気blogランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ

|

« 未来の学校 | Main | 世界征服だ »

Comments

するどいですね~。海外から戻ってくると、本当に街行く人の表情が沈んでいる。逆に言えば、どうして海外では、あんなにみんなが生き生きとしているのか?もちろん、疲れた顔の人もいますが、日本でよく見る怪訝そうな顔つきの人はほとんど見当たらない。「何、この人、いやね~!」という気持ちでいると、怪訝な表情になるし、「疲れた~、つまんないな~」という気持ちでいれば、沈んだ表情にもなる。では、海外では、そんなにみんな明るい気持ちでいるのか?
実は、そこが違うんですね~♪外国の人たちだって、疲れもするし、何だこいつは、と思うことだってある。ただ、深刻にならない。そして、何よりも、他人をものすごく意識している。緊張感があるんです。なぜなら、多くの人は、その人自身が外国人で移民だったり、その国の人であっても、日本ように治安もよくないし、常に用心している。すると、逆に表情に張りがあるんです。日本のように安心仕切っていると、外でも、まるで家にいるかのように、暗い気持ちを表に出してしまう。要は、甘えているだけなのかもしれません。もし、社長を始め、重役に囲まれていて、会議でもしているときに、気持ちが落ち込んだり、何だコイツは、と思っても、それを顔に出せる人はいませんよね(笑)そういう緊張感の違いがどうもあるように思います。

Posted by: 石彫人 | 2008.07.16 11:24 PM

ようやく農繁期が終了しました
明日からは、アップもコメント回りも出来そうです

毎度ながら鋭い講釈ですね
見習います^^;

今夜のセミナーにwで・・

Posted by: ヒデピョ~ン。。 | 2008.07.17 09:37 PM

★石彫人さん
日本のシティーボーイが魅力がないのはそこなんですね。
日本の若者も、見てくれだけはアメリカの若者と遜色なくなりましたが、目付き、顔つきが全然甘ったれていてだめなんですね。
電車の中で平気で騒ぐ日本の大学生はどう見てもマヌケ。そんなことをすると、「うるさいぞガキ!」と撃たれたり、刺されたりする国でないからなのですね。
心理学者の岸田秀氏が、乙女が箸が転がって笑うのは、慣れていないのに、男に女扱いされて緊張しているので、その緊張が破られると笑うのだと書いていましたが、緊張した乙女は確かに可愛いですね。ただ、最近の日本のガールは、男に慣れているか、保護されすぎて緊張しないので、魅力のない子が多いかもしれません。

★ヒデピョ~ンさん
をを!大地と共に生きるナイスガイ、ジュクジョスキーさん、お疲れ様でした!
アップもコメもエッチも精を出して下さい。私も頑張ります!(笑)

Posted by: Kay | 2008.07.17 10:11 PM

こんばんわkayさん
 
涙は女の武器と言われていますが、男女を問わず、「不機嫌な顔」ってのを武器になさってる方もいらっしゃいます。
不機嫌さで相手を支配する
上司・親・先生・お客様・夫etc 
目上の方の不機嫌な顔は脅威です。
弱い立場のものは、まさに顔色を伺うといった態度に出ざるを得ない・・・

私は最近ようやく、この呪縛から逃れられるようになりました
母親に甘える赤ちゃんの手法と同じだなって気付いたの

Posted by: ほのか | 2008.07.17 11:46 PM

★ほのかさん
不機嫌な顔で相手を威嚇する、支配する・・・そんな輩が多いですねえ。
確かに、そんなことするやつは幼いですし、何より、本当は弱いんです。堂々と顔色を無視してやると、怒りのあまり病気になってしまうのですよ。

Posted by: Kay | 2008.07.19 10:10 AM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 顔に気をつけよう:

« 未来の学校 | Main | 世界征服だ »