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2008.07.08

全てはエスの仕業

「心身医学の父」と呼ばれるドイツ人医師、ゲオルグ・グロデックの著書「エスの本」(誠信書房)と、グロデックの論文とその解説である「エスとの対話」(新曜社)が、私の部屋のデスクの書棚という、良い場所に立てられている。無意識ながら気に入ってるに違いない(笑)。
実際面白い。ただし、「エスの本」の方が(笑)。
この本は、グロデック自身を投影した男性が、架空の女友達に書いた手紙なのであるが、本当にこんな手紙を書いたら、逮捕されないまでも絶縁されること必至のすごくエッチな内容だ(笑)。その一部でも、ここには書けないくらい凄い^^;
さあ、是非読みたまえ!(爆)

エスといえば、フロイトのエスが有名である。しかし、ネットやWikipediaでエスを調べてもロクな答えが見つかるまい。学者が言いそうな、もったいぶった訳の分からない説明にうんざりすることと思う。あえて単純に言えば、本能的な生命エネルギーのことであるが、その在り処が無意識の中というのだから、小難しい言い方で誤魔化さざるを得ない気持ちも分る(笑)。
フロイトのエスは、もともとグロデックのエスを借用したものであり、フロイトもそれを認めているが、両者のエスはかなり異なる。

グロデックによると、エスによらずに人に何も起こらない。
癌になるのもエスの仕業なら、それを治すのもエスである。
ちなみに、フロイトは精神分析医であったが、治療で成果を上げたことはほぼない。対して、グロデックの患者の大半は他の医者に見捨てられた難病患者であるが、治療に精神分析を導入し、時には奇跡的治癒を見たものもある。
病気だけでなく、事故もエスが起す。転んで脚を折るのもエスが起すものである。
好きな人、あるいは、きらいな人の前を通り過ぎる時、何もないところでつまづくのもエスの働きである。
女性が、好きな男性の前で手が冷たくなるのも当然、エスの企みである。その男性に手を温めて欲しいという表明を代理でやっているのだ。
逆に、嫌いな男性の前では、髪が悪臭を放つこともある。それだけなら良いが、本人は気付かないが、顔が醜くなって魅力を感じさせないようにする。人を嫌う女性が醜くなるカラクリはこれだ。

中森明菜さんの歌「あなたのポートレート」に、

あの日にボートがぶつかって
帽子を落としていなければ
他人のままでこんなときめきもない
恋は信じられない偶然

という歌詞があるが(作詞は来生えつこさん)、ボートがぶつかったのも、帽子を落としたのもエスの仕業である。エスは、彼女の好みのタイプの男性の接近を感知し、きっかけを作ったのだ。エスには何でもないことである。
視力的には識別不可能な文字も、エスには見えていると思われる事例もある。

ここまで言えば、人生を楽しく幸せに過ごすには、エスのことをよく理解した方が良いのではと考えても不思議はない。
ただし、エスは、そうすんなり味方になってくれるかどうかは保証しない(笑)。

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Comments

生きがいの創造で言えば、生まれてくる前に決めた人生の設計図みたいなものが埋め込まれてるところ、でしょうか?
純粋に本能的な衝動ととらえてました…。
シンクロニシティの正体も、このエスの計画通りということならば、それに気づくこと=シンクロニシティを増やすことになりそうですね。
そして、気づくには、現実を受け入れる…。
現実を受け入れるには、結構ハードです。(笑

Posted by: hideto | 2008.07.08 10:49 PM

★hidetoさん
それはそれ、これはこれです^^;
この世のカラクリなんて、お釈迦様やイエス様でもない限り分かりませんのでね。

Posted by: Kay | 2008.07.09 06:18 AM

毎日のブログ更新ありがとうございます。私事ですが(まあ、いつも私事なのですが)、10日ほど前、救急車に乗る羽目になりまして、その後2日間ほど絶食状態で、発熱に悩まされる状態になりました。そして数日仕事を休んでいる間に、ニール・ドナルド・ウィツシュや政木氏の本を読んだのですが、今日また、昔の感覚を思い出しました。ソファに座って何気なく左の人差し指でトントンとソファの革をたたいていたのですが、ふと、その指を見て、「これは"私"が動かしているのではない」と確信してしまったのです。現実としては大脳なるものが、指を動かしているのは理解しているのですが、"私"が動かしているのではないという直観。これは幼い頃によく感じていたことです。救急車に運ばれたのがよかったのか、本から何かを得たのか、昨日書いたブログが、私の何かを溶かしたのか、理由なんて分からないのですが、忘れていたものをまた一つ思い出して、嬉しいです。このようなことはkayさんには何でもないことと思いますが、このブログを読まれている方に、何かの足しになれば幸いです。では。

Posted by: dandan | 2010.09.14 11:20 PM

"私"は動いている指を見ている。と言った方がよかったでしょうか。言葉は難しいですね。。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。

Posted by: dandan | 2010.09.14 11:45 PM

★dandanさん
救急車ですか?
英語でアンビュランスってくらいですから、さぞアンバランスで乗り心地悪かったでしょう?
といいますか、私は付き添いで乗ったことがあります。確かに乗り心地はイマイチ、イマニでした。
「指を自分が動かしていない」ことを見破るとは凄いです。私は、自分ではなかなか分かりませんでしたが、これは神経科学で証明されています。脳に電極をつないで測定すると、「動かそう」と思考するより早く動いているのは間違いないようで、結局、「自分が考えている」と感じていても、実際は、「考えさせられている」というのが事実のようです。

「燃えよドラゴン」で、リーが空を指差した時、その指を見ていた若い修行者の頭をリーが叩き、「指に集中するな!天空の栄光を見逃す」と言っていたことを思い出しました。

そうですね。きっと、我々の本質は観照しているだけなんでしょう。しかし、我々には気づかない何かがあるのでしょうね。

Posted by: Kay | 2010.09.15 10:48 PM

なるほど。証明されているのですね。不思議なものです。
救急車は、最新型は乗り心地が改善されています。今回が3度目ですので(笑)。確かに初めて乗ったときの乗り心地は最低でしたが。
今回は、自分で歩けず、吐き続け、目も開けていられないほどきつかったのですが、「随分サスペンションがよくなっている」と観察している自分も存在していたのです。

Posted by: dandan | 2010.09.16 10:43 PM

★dandanさん
3年ほど前、私も同じような症状になりました。メニエール病です。本当に厳しかったです。
政木和三さんのバイオソニックを使うと、すーっと気分が良くなりました。その後、少食で完全に治りました。
私は、私が居なくなった世界をよく観察しています。すると、自分が世界に近付くように思います。

Posted by: Kay | 2010.09.16 10:58 PM

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