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2008.06.26

敬う心

品格ブームであるが、日本人に品格がなくなってきたことは、いろいろな人が、それぞれの知識や経験の中から様々に語り、その多くはなるほど同意できる。
だが、直接に感じるのは、他人に敬意を持つ心を失くしているのではないかということだ。
自分にとってメリットのない人間、恐くない人間なら平気で見下し、ぞんざいに扱い、極端には、死んでも構わないといった態度ができてしまう。
真に品格ある人間は、月のような人間だ。恋人を理解することではなく、誰にでも同じように接してあげることのできる人が最も気高いのだ。
お釈迦様は、たとえ表に現れていなくても、誰の内にもある仏性に敬意を表し、誰をも心から礼拝したと聞く。
ただ、志なき人間は他人に敬意を払えない。

あなたの志に、敬意を。我が身を器に、顕現を。ともにフレイムヘイズたるの使命を、斃(たお)れる日まで果たしましょう。
~高橋弥七郎「灼眼のシャナV」より。名前無き12歳程の「天道宮の少女」の言葉~

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