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2008.06.22

私が平常心を保てた訳

秋葉原連続無差別殺人の犯人は、犯行の動機として、将来への不安があったことは間違いないようだ。
「もう若くないので、雇ってくれるところも少なくなった」と思っていたというのは本当と思う。年配の人にとっては「25歳で!」と笑うかもしれないが、女の22と男の25は年を取ったと実感する頃であるかもしれない。

将来の不安は誰にでもあるかもしれない。
考えてみれば、私も大学生の頃は非常に将来に不安があった。中学2年生から、授業を一切聞かないなど、学校との関わりを極力避けながら高校までは出たが、アインシュタインの時代ではないし、独学と試験の一夜漬けで今の大学は卒業できない。しかし、大学の教員や学生と関わるのはまっぴらであった。
当然、ニート一直線となり、世間が分からないものだから将来に全く希望を見出せない。
秋葉原のあの犯人は、まだちゃんと働いていただけまともな部分もあったかもしれない。
つまり、私だって、何か事件を起していたとしても決して不思議ではない。
あるいは、宗教に勧誘されていたら、突っ走っていたかもしれない。
日本という国は、学校に洗脳されなかった者には生き難いところである。
だが、私は、偶然にジョセフ・マーフィーの成功法則の本の1つ「あなたも幸せになれる」を読んでいたおかげで平常心を保てた。この本には、誰でもいかなる願いも、努力無く確実に叶えることができると書かれている。それであれば、将来の不安などないわけである。
マーフィーの本に書かれていることは本当である。だが、あえて言えば、私は成功法則であれば別のものをお薦めする。この本はあまりに誤解をしやすく、おかげで願望の成就も遅れる傾向があると思う。
いかに全ての願いが叶うとはいっても、そのためには精神的力量、すなわち心の力のようなものが必要である。また、人間の我欲というのは厄介なもので、多くの場合、これが宇宙の力の発動を速やかに止めてしまう。
誰の役にも立たない願いはとりあえず放っておくことだ。例えばガールフレンドや車や宝石やブランドものの服などである。
また、いきなり年収1億など、アホな願いが叶うわけではない。そんな願いの成就には信念の力も必要だ。
まずは、親切な人々のいる職場と、ある程度の安定した収入を望んだ方が良い。

マーフィー法則は、どうしても私には完全には馴染まず、願いが実現しないというよりは、実現しにくい願いを持つことが多かった。
一般的な日本人にはもっと良いと思われるものは以下のものだと思う。

□マジック・ストーリー(著者不明 ソフトバンククリエイティブ)1050円
□マスターの教え(ジョン・マクドナルド著 飛鳥新社)1050円
□富を「引き寄せる」科学的法則 (ウォレス・D・ワトルズ著 角川文庫)460円

最後のものを特にお薦めする。
尚、どれを読むにしても。次の本は併読をお薦めする。

変な人が書いた成功法則 (斎藤一人著 講談社プラスアルファ文庫)

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Comments

結構感情的になりやすいタイプみたいですねぇ。
有る程度感情的じゃなく、冷静に見る目も必要ということですか、気をつけよう。

マスターの教えは、一人さんのお勧めでしたね、読んでないのですが…。
富を「引き寄せる」科学的法則がお勧めですか、ブック○フに数冊あったので購入しろということですかね?(笑
最近話題の引き寄せの法則関係らしいですし、Kayさんのお勧めということと、一番安い(笑)ということで、これ読んでみようかな?
一人さんはやっぱ、最初の本がいいんですかね~?
CDの内容の本だと前書いたとおり、2度おいしいのですが。(笑

Posted by: hideto | 2008.06.22 03:38 PM

こんばんは。

日本の学校は、国や企業の手足になるように洗脳しているのでしょうね。

夢や希望は叶わないよって教えるほうがいいのかもしれないですね。

人の夢と書いて儚い(はかない)っていいますもんね。夢や希望は叶わないけれど極稀に叶うときがあるよって、だから人生は面白いって教えるほうが気が楽になりそうな・・・。

Posted by: クマ | 2008.06.22 08:02 PM

★hidetoさん
『富を「引き寄せる」科学的法則』は原題は“The science of Getting Rich”で、単に「お金持ちになる科学」です。ぜんにちという出版社からは、このタイトルで出ていますし、他にも何種類か翻訳があります。同じ本が、これだけ数多く翻訳されるというのは稀なことと思います。
『富を「引き寄せる」科学的法則』は、『マスターの教え』と同じ方が翻訳されています。
ハードカバーが多い中で、『富を「引き寄せる」科学的法則』は文庫版ですので、持ち運びが便利で、SOS団ブックカバーが付けられますので(笑)、愛読しています。
一人さんの本は何冊か読みましたが、最初のこの本は超名作と思います。


★クロさん
まあ、義務教育のルーツはドイツあたりの工場労働者養成目的だったそうですし、アメリカでは、政府と大企業の都合で義務教育を構成し、日本はこれらのコピーですので、まず、クロさんの言われる通りで間違いないと思います。
夢についても、クロさんの言われること分かるような気がします。夢を語ること自体は、まあ、良いのではないかと思いますが、「身の程を知れ」ということも知った方が良いですね。
でも、人は何か希望がないと生きていけないのも確かです。それ自体はあると思いますが、そのためには身の程も知らないといけないと思っております。

Posted by: Kay | 2008.06.22 09:28 PM

ほんとですね。
人は、希望や生きがいがないと生きていけないですね。そう言う意味では夢や希望は大切ですね。ほんと、Kayさんの言う通り身の程を知らないと夢や希望に振り回されるかもしれないですね。私も身の程を知らないといけないと思っております。

Posted by: クマ | 2008.06.22 10:01 PM

「身の程を知る」とは、実に大切なことと思います。
天下取りの秘訣を聞かれた徳川家康は、「長い方と短い方、どちらが良い?」と聞かれ、「両方お願いします」と言われると、「短い方は、『上を見るな』、長い方は『身の程を知れ』だ」と答えたといいます(風説かもしれませんが)。
ソクラテスも最大の警句は「身の程を知れ」だったはずです。
まあ、普通の人は身の程知らずですからね。

Posted by: Kay | 2008.06.22 10:18 PM

やっぱ最初の本ですかー。
では、この2冊を交互に読みたいと思います~。

ドイツ式らしいですね。
身体論では、上半身が緊張してるから臨機応変にならなく、兵隊を教育するのに優れてるみたいですね。
日本の場合は、下半身と中心(丹田?)が緊張し、上半身は軽いから自由だけど軸がある、みたいな感じでした。
夢とかって曖昧ですよね。
成功法則系やNLPだから、大体が給料アップとか、事業を立ち上げて成功するとか。
SMARTの法則という基準はありますが。
趣味とかの分野では使えないんですかね?(笑
例えば、ハルヒが出てきたので平野綾のそうだなぁー、ライブがあるみたいなので3回とも行きたいとする。
計測可能で具体的で現実可能でもあるとしても、運の要素が…。
うまく活用できれば、チケットの抽選に全部当たったり、知り合いが仕事でいけなくなって売ってもらえたり、とかってなるのかな??
マーフィーとか引き寄せの法則は、読み方によってはこうなりそうですよね。
これが誤解なのか、本当にうまくやれれば実現するのかが謎です。(笑

Posted by: hideto | 2008.06.23 12:48 AM

あーやのコンサートは、行けてよし、行けなくてよしの範疇に置いておきたいです(笑)。
何もかも思い通りだと、かえって人生つまらないですからね。
給料アップは、会社を発展させてこそだし、事業には公的な意味合いもありますので、どれだけ人を喜ばせるか。そんなところへの配慮があれば、うまくいく可能性もあると思うのですが、当初、逆の結果が出るというのも、悩ましいながら面白いものです(笑)。
転職で給料大幅アップや、販売店作って商品が好調に売れるというのは、通常の努力の範囲でやれるものだという経験はあります。
まあ、世の中「ままならぬ」ものですが、「ままならぬ、ままならぬ」を楽しそうに連呼していたベルペオルのおばさんのように(知らぬか?)楽しめばいいと思います。反面、必要なものなら与えられると思います。

Posted by: Kay | 2008.06.23 06:36 AM

Kayさんこんばんわ 

「変な人が書いた成功法則」と間違えて「変な人が書いたツイてる話」を買ってしまいました

いやぁ~さっそくツキまくりました

本屋の駐車場を出たところから後ろをずっとパトカーがツイて来てくれたので 
無事故無違反で帰りツキました

とりあえずご報告まで

Posted by: ほのか | 2008.06.24 12:12 AM

「変な人が書いたツイてる話」はツイてる話ですねえ(そのままや!)。
読んだらパトまでツイてきましたか!(笑)
そりゃツイてますねえ♪

Posted by: Kay | 2008.06.24 06:29 AM

おおー、やっぱここに集まる人はツイてる人が多いみたいですね~。
そして、ツイてる人がそれぞれ他人のオーラに影響されあってツキのスパイラル、なんちゃって。
ツイてる話は読みやすいですよね、お勧め度全体的に高いですし。
基本的には成功法則購入しなくても、困ったときもツイてるでリフレーミングすればいいかと思います。(追及する場合別ですが
いきなり、人生が全部うまくいく話じゃなくてツイてますね。(厳しい口調ですので
こっちはアンチテーゼに近いのです…。

Posted by: hideto | 2008.06.24 04:46 PM

ツイてるしかこの世にはないというところまで行きたいものです。
最近、私、イジメ、嫌がらせにあってます。実にツイてます♪いずれ言いましょう「あそこでいじめられたから、長者番付1位にまでなれたのです」って^^;

Posted by: Kay | 2008.06.24 09:59 PM

嫌がらせですか…。
よくなりますように、と願いつつ、こういう話題なので、これが原因で成功することを祈ります。(笑
神田さんで言う負のパワーの活用かも。(一人さんも言ってたような気がする…気のせいかな?

富を引き寄せる~購入してきましたー、ブック○フに1冊だけあってツイてる。(笑
ザ・キー1冊でも足りそうですが、値段的にこれと変な人が書いた成功法則(イメージのために他のCDツキの本もあるほうがいいかな?)お勧めですね~。
西洋のはキリストとかそっち系に近いので、一人さんは洋の東西問わずでバランサーになってると思います。
確実に引き寄せなければいけないものはイメージ法、それ以外は紙に書き出して放置、がいいのかも?(富を~読んで場合によってはアップデートします…
神田さんの、やりたくないことを書き出すも、目標の明確化には優れてるかと思います~。(ポール・シーリィのナチュラルブリリアンスモデル使いこなせてこれができたら最強っぽい…

Posted by: hideto | 2008.06.25 11:58 PM

★hidetoさん
ワトルズの本、買われましたか。
その本の翻訳は、5つ6つ出てると思いますが、それが一番良いと思います。
「ザ・シークレット」も「マスターの教え」も、マーフィーも、みんなそこから来ているのではと思いましたが、ワトルズが最もしっかりしているように思います。
「紙に書けば・・・」は、ブルース・リーもやってましたね。目標2千万ドルだったと思います。

Posted by: Kay | 2008.06.26 10:37 PM

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