« 平安を恐れる男たち | Main | ジョージ・ルーカスが映画を駄目にした »

2008.06.16

知られざる恐るべき事実

ボクシングの世界タイトルマッチの勝利者が実は試合中、風邪で40度近い熱があったとか、ロサンゼルスオリンピック女子体操で優勝したメアリー・ルー・レットンが実は足首の捻挫で競技2日前まで歩けない状態だったといった驚異的な裏話の中には、数十年も後に明かされるようなものも少なくはない。

そして、こんなお話もあまり知られていないが面白いと思う。
21世紀になったばかりの頃、2組の中学生の娘とその母親に、映画の「美少女戦士セーラームーンR」(1993.12)を母娘で一緒に見に行ったという話を聞いたことがある。中学生の娘さんがまだ小学校低学年の頃だ。
片方の母娘は、ラストのクライマックスシーンでは、共に手を取り合い、目をうるうるさせながら見ていたそうだが、もう一方は、母親はずっと寝てたという(笑)。
だが、多くの場合、日本中でお母さんと小さい娘さんが、ドキドキしながらそのクライマックスシーンを見ていたと思う。

そのクライマックス・シーンとは・・・
地球に接近した彗星に潜む敵と戦うため、5人のセーラー戦士は彗星に乗り込み、苦難の激闘の末、敵に打ち勝つが、もはや地球に戻る力は彼女達には残されていなかった。
彼女達を乗せた彗星は崩壊していき、隕石となって地球に落下していく。
絶対絶命の中、セーラームーンは、自分の生命である秘石「幻の銀水晶」のパワーを解放し(それはセーラームーンの死を意味する)、みんなを護るべく、隕石をシールドし、仲間のセーラー戦士達や、セーラームーンの恋人のタキシード仮面もセーラームーンに力を集める。それぞれのセーラー戦士達は、孤独な頃、セーラームーンこと月野うさぎに初めて逢った時のことを回想する。彼女達は、寄り添うセーラームーンとタキシード仮面の後ろに手をつないで2人に力を注いでいた。

問題は、その時に流れていた歌だ。
セーラー戦士達の声優自ら歌う、勇敢な雰囲気の歌は実は恐ろしい歌であった。
作詞した冬杜花代子さんは、「セーラームーンR」のRの意味を知らなかった。一般には「ロマンス」と理解されているが、実ははっきりと決まってはいないと思う。そこで、冬杜さんは、「リベンジ」を当てはめ、歌の題も「ムーンリベンジ」とした。「月の復讐」である。歌の主題は「宿命の愛は、追いかけても、逃げても、死んですら終わらない。なぜならそれが月の復讐だからだ」である。
セーラームーンでは、輪廻転生は公然たる事実となる。生まれ代わり、死に代わっても、運命の2人は巡りあい、永遠に愛の悲劇を繰り返す。
「愛は夢のままではつづかない。むさぼれば美しい屍。それでも、望むのなら追いかけてきて」
「透けて見えてる別離(わかれ)で燃えながら、次回(つぎ)のめぐりあいもまた、あなたがいいと」
およそ、子供向けアニメの歌の詩ではない^^;

隕石は地球に無事帰還するが、幻の銀水晶は木っ端微塵となり、セーラームーンは死ぬ。
だが、宇宙生命体フィオレの命の水により、セーラームーンは生き返る。セーラームーンが目覚める時、おごそかに始まった歌声は確かにこう言った。「イッツ、ムーンリベンジ」と。
セーラームーンが生き返ったのは、月がより深い復讐を果たすためであるのではないのか?
実際、彼女達の前には、その後千年にも渡る苦難があるのだ。

↓よろしければいずれか(できれば両方)クリック願います。人気投票です。
人気blogランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ

|

« 平安を恐れる男たち | Main | ジョージ・ルーカスが映画を駄目にした »

Comments

お久しぶりの参上です^^;
相変わらずのkayさん節良い感じですね
セーラームーンが登場しますし・・(笑い

アニメを文学へと導く技
流石です!
星五つです!!

熊銘会のblogページ見ましたか!?
ただ今、制作途中なのですがもっと充実させたく試行錯誤しております^^;
やり出したら楽しくて楽しくて寝る事を忘れ本職も忘れそうです(笑い
また、お邪魔しまぁ~す^^

今夜の月にwで・・

Posted by: ヒデピョ~ン。。 | 2008.06.17 12:00 AM

★ヒデピョ~ンさん
ジュクジョスキー・スケベビッチさん、こんばんは。久々の挨拶だなあ^^
ワカイコスキー・チョイワルビッチです。
はい、セーラームーンが私の青春です。アニメ125話を涙なくして見れません(マニア~)。
熊銘会のサイトがあちこちにあるような。
会員メンバーが実名で・・・。
世界に羽ばたく熊銘会ですね。
賑やかさというものがあって良いブログだと思います。
是非、日本の魂を伝え続けて下さい!

Posted by: Kay | 2008.06.17 10:58 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 知られざる恐るべき事実:

« 平安を恐れる男たち | Main | ジョージ・ルーカスが映画を駄目にした »